遺書

2007年06月03日(日) 1513 不完全燃焼

黒い大地を踏みしめて
白い空を見つめる

君が隣に居れば
僕はどれほどの高さに居たのだろうか
そう、思って

空を穿つ黒い月は
今日も表情を変えずにいる
或いは、表情などないのかも知れない

形にならないまま消えた
見知らぬ君を僕は愛した
手に入れたことも失ったことも
実感はない

心に残るこの虚しさだけが
たった一つのリアリティなのだ

黒い大地を踏みしめて
幾度目かの夜を過ごす

明けない夜は無い
なんて、言葉を投げかけられても笑えない

「ああ、そうだよ」
僕は過去に一度だけ明けた
夜を睨み

眠る

眠る


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