遺書

2007年03月02日(金) 1421 illshanieo

空に孔が開くほどに
見つめる彼女の眼を奪い
地に跡を残すほどに
駆ける彼女の脚を奪った

人の形をしないそれを彼女と呼び
彼女の眼と脚を己の物とする
この行為を正義と愛と呼び
泣きじゃくる彼女の頭をそっと撫でる

彼女の眼を持ってしても空はまだ明るく
彼女の脚を持ってしても影はまだ足元にある

常識から逸脱できない私は
世の理に囚われたまま繋がられたまま
記憶の果てに
落ちていく


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