指先に絡めた愛が落ちていく細い指先はゆっくりと私以外の指と絡み宙を掴む指先はもう、何にもないさびしくなった独りの世界は私にとってしばらく非日常だったけど私が元居た場所であり私の故郷であると思い出した独りだからと嘆くことはない私はこういう人間で世界はこういう世界だったのだ戻ってきた日常の中時々、非日常を思い出し涙をするけれど幸せなのか、不幸なのかと聞かれればたぶん、きっと、これが私にとって幸せなんだろう