遺書

2005年06月07日(火) コンセント社会の争いと歴史

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第0章「前書きに換えて―」
これから書くのはコンセントについてのこの世界で有名なお話です。
みなさんにこの世界での問題を知ってもらうためには
これを知ってもらわなければなりません。

むかし、この世界にはようようなコンセントがあったそうです。
コンセントの違いのために、A国の規格でつくられた電化製品は、
A国でしか使えなかったそうです。

とあるB国へ旅行したA国の旅行者が、持参した自国の電化製品が使えず
とても怒ったそうです。
「なんで、ドライヤーがコンセントに入らないんだよぅ!」
と。

それを原因にA国旅行者はB国へ対し裁判を起こします。
「電動式メイクセットやドライヤーが使えなかったため、
 私はいつもどおりのスタイルを保てずに、
 真の顔を夫に見られてしまい離婚になりました。」
と、あきらかに自分が原因であるはずなのに多額の賠償金を求めました。
当然、A国旅行者は敗訴しました。
A国旅行者も「確かに、離婚したのは私の原因かもしれない…」と、反省。

しかし、その事例をしったA国やA国連合(AUとも言う)に入る国の旅行者たちは、
「ああ、僕も使えないと不便だ」「わたしも使えなくて、損した」
とコンセントを統一してもらう組合をつくり、B国を団体で訴えました。
しかし、B国やB国組合はA国やA国連合のほうこそコンセントをこちらに合わせるべきだ!
と主張した結果、むかしで言う水掛け論になってしまったそうです。

その後
A国はA国連合をさらに広めてコンセントを連合内で統一し、
ACU2(A地帯コンセント統一連合)を設立。
B国はB国組合をさらに広めてコンセントを組合内で統一し、
BCUG(B地帯コンセント統一ギルド)を設立。
そして、これらが現在のA社とB社になります。

現在世界に存在しているコンセントは
A社規格と、B社規格のコンセントだけです。
A社(国)とB社(国)の合間にあるC国をさかいに
C国より西すべてのコンセントはA社規格、また東はB社の規格。
お互いにC国のコンセント権をめぐって対立しています。

なぜ、そうなったのか。と言うと

40年ほど前の話です。
A国は豊富な資源を持っていましたが、土地が狭くて不満でした。
B国は広大な土地を持っていましたが、資源が少なく不満でした。
そこで、当時のA社社長アキラ・オカダ氏とB社のボストン・フリード氏の間で
「A社(ACU2の加盟国すべての土地)の土地を
 B社(BCUGの加盟国すべての土地)へ平等にわけよう。
 しかし、B社はこちらへ平等になるように資源のある土地をわけてもらおう。」
と、そんな契約が結ばれました。
それにいろいろ後付され、あらゆるものが平等に分配されました。

ところが、それが原因で困ったことが起きます。
A社はB社の土地へ、 B社はA社の土地へコンセントを広め、
世界のコンセントを自社のコンセントで統一したいと思っています。
しかし、A社、B社ともに平等なためにA社コンセントB社コンセントを使用している数も
平等になってしまい、どちらが優れているかがわからなくなってしまいました。

お互いが困って28年、今から12年前
探索済みだった山岳地帯を再探索したところ新たな国、C国が発見されたそうです。
その国はちょうどA社とB社の国境の上に立ち、左右対称に広がっていたため
平等契約は保たれたのでその面では問題なく認められました、
C国は緩衝地帯として存在することになりました。
ですが、C国で使われていたコンセントはまったく違うC国コンセントであり
性能がA社B社どちらのものよりも悪くC国住人はA社B社のコンセントを知ったとき、
驚きました。「こんなコンセントが可能だったのか!」と
C国のコンセントすべてを自社のコンセントにしてしまえば平等から開放される!
と、言う考えを持っていたお互いの社はC国へコンセントの無料設置を申し出します。

そしてそれが長く続いて、今です。


もちろん、僕はA国住人なのでA社のコンセントを利用しています。
B社のコンセントは接続数が多いだけで、性能の面ではA社にかなうはずがありません。
ぜひ、B国のみなさんもA国へおいでください。
きっと、コンセントの性能の高さに驚いて移住を考えるでしょうね。

*postscript
(書けもしない)小説の、ネタでした。
40min00sec


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