| 2004年11月02日(火) |
toilet paper 220/n type-4:著 山田次郎 |
時は西暦2042年8月から始まった失敗 その後も人類は愚かな失敗を繰り返した これはその失敗に対する日本の男たちの戦いの記録である …かもしれない 書き手の能力が足りないため全てを伝えられないのが とても残念である
toilet paper 220/n type-4
2042/08/05 山田家で確認された原因不明のトイレの床濡れ それは軽視された
2042/08/27 夏休みの終わり、トイレの床濡れが確認された住宅七割
2042/09/01 始業式の頃 人類は愚かな失敗をする。 ある人物がトイレットペーパーを手にとって立つ 使おうとした。 しかし、それをその人は落としてしまった。 トイレットペーパーは使えなくなってしまったのだった。 二個目があるけどね。
一度ならず二度までも二度ならず三度までも…と繰り返すうちに 街角調査の約四割が週に三回以上失敗すると国も黙っていなかった。 政府はこの事態を救うべく暇人六人を選んだ。
(中略)
「僕が見たいのは通常じゃない!限界が見たいんだ! 見せてみろトイレットペーパーお前の限界を!」
「違う、そんなものじゃ何も変えられない… 新聞紙からリサイクルも大切だけれども…」
「しかし、それはそれでトイレットペーパーの作るエネルギー自体、 問題があると思うんだがね。通常のコアじゃ駄目なんじゃないかい?」
「結局、行きつく先は破滅か…」
「人型なんかに何の意味がある!ふざけているのか!」 「違う!人型にすることによって…
(中略)
彼らは成し遂げた最後の一人になってまで完成させたのだった それが今僕らの使っているtoilet paper 564/b.b infinityの原型 toilet paper 220/n type-4だった
今でもその五人(前述したとおり一人は敵国のスパイだった為)は 国立トイレットペーパー記念館 国際中央センターに同象が展示されている 見に行く際には記念館のトイレットペーパーによる戦争など 是非、歴史について知ってもらいたい
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