遺書

2004年07月15日(木) B:boku to 僕と山田の戦争日記

注意:あとがきも物語です。
注意:小さな王子とその子猫と同じタイトルで書いてます

黒い塊を吐き出した僕たちの―3
〜僕と山田の戦争日記〜
全350ページ。

一章「山田、その世界」
Page.20
んだ。とりあえず僕は作業を再開した。
そこへ、メールが来る。
僕は作業を中止。
カーソルをあわせて開いた。
『僕の名前は山田(仮)
 気味と世界をかけて勝負が死体。
 わかったか!こんちくしょうめ!』

鋭く冷たいものが背中をよぎる。
これは、あの山田なのか。期待。
しかし、本当に山田なのか。不安。
鎖に繋がれていた山田が、
本当に山田になれたのか。
彼は自由を見れたのか…。

彼を想い僕の握りこぶしが汗をかく。
レスメールを書いた。
内容は何だったか。

二章「雨鳥幸子の戦い」
Page.78
の約束の通りにそこへ僕は行ったよ。
そして、ホームへ駆け込む。なんでか。
電車がつく。なんでか。ダイヤ通りだからだ。
扉が開く、乗らない。閉まる、中の人と目が合う。
…山田だ。

誰も言わないから僕が言うけど、
山田は消える能力を持っている。
…本当に。
彼は、存在が薄いんだ。
…本当に。
だから、思い込んでるんだ。
これは、秘密なんだ。

だから、彼は僕と目が合ったとき…
何を思ったんだろうか。

第七章「終わってしまった世界に」
Page.254
だ。
ついに始まったのだ。
終わった世界にもう一度山田が咲く。
そして、山田が寄り添う。
「・・・っ。」
それは、僕の今まで見た山田の中でも、
アズリオン。オプセレフ。第7系譜…。
どれにも属さず、新しい山田だった。
彼に、まだこんな力が残っているとは思わなかった。
「彼は本気で終わらすつもりなのか!?」

最終章「僕と彼の平穏な日々」
Page.302
雑音だらけの世界で、
色を失った僕の最後が発動したあの瞬間だった。
僕と山田が一瞬だけ結合した。
そのとき全てがわかったんだ。
彼が、本当にしたかったことは


あとがき
いやー、コンニチハ。作者のローリー・カットラス・綾小路です。
"黒い塊を吐き出した僕たちの"をお買い上げありがとうございます。
立ち読みかもしれませんね、はは。
あとがきから読むのはオススメできませんよー。
(略)
なぜこんなサブタイトルにしたかと連載当時言われましたが、
お答えしましょう。
それはね
(略)
やっぱり僕の好きなシーンは、
主人公 喜市大輔の右腕が覚醒して自我を持ち始めるところ、
そこで右腕が大輔を媒体として認めない。そして、暴走。
其処へやってくる敵。定番ですね。
しかしそこで、大輔自体が覚醒して自分ひとりでどうにかする。
そして、右腕とシンクロ…。ちょっとハショって。
あれが気に入っています。担当さんには不評だったけどね。
うん。
(略)
お買い上げありがとうございました、
次回作は6月ごろにでると思います!
次はなんと宇宙へ行っちゃいます!



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