遺書

2004年03月05日(金) Electric Vision

どんなに君の名前を叫んでも
僕の声はテレビの音に掻き消されていく。
ねぇ?少しぐらい音量下げても良いでしょう。
その声も聞こえてないんでしょう?
それとも聞こえないフリをしているだけ?
それならば止めて、そして僕の声を聞いて

僕の心もそろそろ限界−。

我慢ができなくなっていく、君の体に痕を残しても良い?
僕の体に痕を残してもいいから、君の爪で、その唇で。

それもわからないようだから−。

君を壊したい欲望は押さえ切れないこの感情。
必死に叫んだこの声もテレビからの銃声音で、
見事に掻き消されていく。

これが最後の起点、
初恋が最強の凶器。
さようなら僕の手から銃声一発。
僕の声は聞こえないのに、
君の叫び声は僕に聞こえた。
この世は不公平だよ、絶対。

サイレンが聞こえるけど、
テレビだから気にしない。
そう思ってたら手錠掛けられちゃった。


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