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2005年04月16日(土) 文章解釈必勝法。

 5月のドイツ語中級試験にむけて勉強中の社長です。しかし、何かやる気が
出ないなーと思っていたら、のどがイガイガ。風邪をひいたらしいです。
おかしいなぁ、ちゃんと食べているのに。
 それはともかく、この中級試験、前回受けた初級試験と流れに大差はない
ものの、レベルが格段に高くなっています。語彙力も問われますし、筆記の
分野では「初歩的なミスは2倍マイナス」とのこと。うー。読解力の問題だと
初級→本文を読んで次の問いに答えなさい(3択)だったのが、
中級→本文を読んで、その内容にそうように次の空欄を埋めなさい(中身は
自分で考えてね)、とパワーアップ。中には「次の項目について筆者が
ポジティブに捉えているか、ネガティブに捉えているか答えなさい」と
いうものも。そんなのだと本文に「…と思いきや…で、やっぱり…だから
これは駄目だ」といった、弱い者いじめのようなトリックが隠されていたり
します。「…ではないので、○○○だと思う」の、肝心の○○○が分からな
かったりするとお手上げ。もう一か八かw。
 ちなみに一度、上級試験の問題を見せてもらったのですが、そのレベルに
なると「本文を読んで次の問いに答えなさい」とまるで国語のテスト。
もちろんドイツ語で書かなきゃならんわけですが。まず本文を理解→
問いを読み→答えをまとめる。うーん。社長が学生時代に受けた国語の
テストと違うのは、問題文がほとんど説明文(たいてい新聞か雑誌の記事)
だということ。これはありがたいです。「本文を読んで、この時の太郎の
気持ちを20字以内で説明しなさい」なんて、わかるかっつーの!今でも
こんな問題やってるのかしら。…正解は、読み手それぞれの心の中にある、
なんて、ロマンチックな反応をしてみたりして。

 実はここまでは長い長い前置きでした。先日、地元のコンサートホールで
行われたピアノコンサートに行ったのですが、これがとにかく素晴らし
かった!!! ピアニストはIvo Pogorelich。25年前のワルシャワ、ショパン
コンクール、あまりに独特な彼の曲解釈に審査員は賛否両論。3次予選で
姿を消したものの、観客からは絶大な支持を受けたといいます。
スキャンダラス、エキセントリックといった形容詞が常について周る彼が
どんな演奏をするのか…なーんて全く「考えず」にホールに向かった
社長でした。上記の知識はコンサート後仕入れたものです、てへへ。
はずかしながら、彼がどんなピアニストか知らずに聞きに行ったわけです。
しかし、これが生涯(少なくとも今までで)最高のコンサートかと。
高い技術があってこそできる、解釈とその表現。そしてつむぎだされるのは
最高にロマンチックでエレガントな音楽でした。スクリャーピンなんて
社長にとって「わけわかんない作曲家」だったのが、それがもう耳に
なじむこと、なじむこと。ひとつひとつの音がきちんと意味を持ち、その
存在意義がすとんっと理解できるよう、適当な高さで鳴り、適当な長さで
鳴り終わる。テンポ記号をあまり気にせず弾く人らしいのですが、たぶん
作曲家が聞いたら「こっちのほうが良いな!」と思うに違いありませんw。
 今まで「ショパンのピアノ曲」「バッハのオルガン曲」という認識は
あっても、演奏者にまでは気がまわらなかった社長にも、いまは
「Ivo Pogorelichの」という枕詞が特別な意味を持っています。
 解釈ってすごいのねー。


まるそ |MAIL