NINJA-SYSTEMS
るり子の日録【オリーブの森で語りあう】
るり子の日録【オリーブの森で語りあう】
るり子



 粛々と、善良に、冷静に

息のつまるような

つまらぬ恋愛ばなしが連日続きました。

ちょっと気分転換にビジュアルでも貼ってみましょう。




未だ彼から連絡は ないけれど、

どうでも良くも ないけれど、

しかし、傍観者のような気持ちで思っていること。





↑エンピツ投票ボタン

My追加


それを私は

粛々と、善良に、冷静に

受け止めましょう。






プーラン・デヴィー。

彼女、昨年 暗殺されてしまいましたね。

小さく新聞記事として、日本のマスメディアの片隅に

それはありました。

少なからず、私にはショックでした。



ジェンダーだ、男女共同参画だ と

そんな言葉の概念すらない

女性蔑視の生活圏にあって、

ありとあらゆる、性的虐待をうけ続けた悲惨な生涯に思えてなりません。



国会議員になって、これからという矢先の、暗殺でした。

世界中には、非道や残虐、不条理、そういった邪悪なものが

満ち満ちている。

そしてそれは大抵の場合、

敢えて誤解を恐れずに言えば、

力による

男の暴力支配である場合が非常に多い。

これほど酷くなくても、

似たようなことは どこにでも転がっている。


*********************************************************************>

小さなフォト日録  



静かな日常BBS

成人リンクのBBS


2003年05月28日(水)



 火に行く彼女

川端康成の短編小説ばかりを集めた

「掌の小説」に

火に行く彼女 というたった2ページの小説があります。





私は今朝

彼の夢を見ました。

その夢に突き動かされて、

早朝四時半だというのに、彼にメールの送信をしたようです。





したようです というのは、

かなりいい加減な記述ですが、

夢と微妙に混ざり合い

それが うつつ なのか

はたまた 未だ夢のさなか なのか

目覚めたときに 判断に迷う気持ちがあったほど

それは混沌としたものでした。






川端氏は 火に行く彼女の中でこう結んでいます。


【夢は 私の感情である。

夢の中の彼女の感情は、私がこしらえた彼女の感情である。

私の感情である。

そして夢には感情の強がりや見栄がないのに。

そう思って、私は寂しかった。】




私の夢の中の彼は

私の希望に沿って、自己の意見を曲げて

私に従ってくれていました。




川端氏の言をお借りすれば、

夢には感情の強がりや見栄がない

つまり、彼はいままで

私が今朝見た夢のようにして

私の意見を汲み

私に折れ 妥協し 許してきてくれた

ということでしょう。






彼は このままいい加減なフェードアウトをするはずがない。

必ず何らかのアクションはあると思います。





↑エンピツ投票ボタン

My追加


もうしばらく、待っていて欲しい。

ということで理解していいのでしょうか?





彼に拘ることがなければ

お食事やドライブ、さらにベッドをも


しかも、愛情を持ちつつ

提供してくれる人は

はっきり言えばいるのだけれど、





不器用なことに 心が全く動かない。

だから

新しい関係など、彼以外の所で始まる訳がないのです。










昨日の、プーラン・デヴィーとは全く環境を異にしますが、




そして この本の主眼はそんな所にはないのだけれど、



上巻で

彼女の生い立ち描写で挿入されている

結果 

中国の女性軽視につながる記述にも

私は悲しい感情を持ちました。






イヴはアダムのあばら骨か?

違うだろ。

それを言うのなら、

アダムだって、土くれだろ。



のような感覚は、一生拭えそうにない。






*********************************************************************>

小さなフォト日録  



静かな日常BBS

成人リンクのBBS


2003年05月29日(木)



 ひとつの覚悟

この瞬間まで

彼は

私の元に何気ない調子で

戻ってくると思って

いえ、信じていたけれど、

その信じる気持ちに

一区切りつけることにしましょう。









↑エンピツ投票ボタン

My追加



成人には

私と彼との間に存在する

とてもメンタルでとてもフィジカルな

愛の証拠が

書いてある。




だから

今の私達には

あの場所はそぐわない。






再び綴れる日がきたら、

他所でまた会いましょう。

私のアドレスは

今日からここになりました。







*********************************************************************>

小さなフォト日録  



静かな日常BBS

成人リンクのBBS


2003年05月30日(金)



 片翼として思う

エンピツで やっと自立しました。自由です。

エンピツで 独りぼっちになってしまいました。





書きようで

全然ニュアンスは違います。







エンピツを利用する当初の目的は

私と彼の感情を書き留めておくことでしたから








エンピツ内で

私は最初から彼と二人でした。









彼が途中 三〜四回程

成人にある私の Sweethearts掲示板に 書き込みをした以外

ひとりで書き綴ってきたエンピツ日記でしたが、



彼が私の日記に毎日アクセスしていることで

エンピツ内での私は 独りではありませんでした。

そういう意味で

るり子の日録【愛が終わる日】は、私達の共同作業であったのです。






彼に知られずここで綴ることで

私は 独りになりました。

それは

やっと普通のスタートラインに立ったことを意味します。

このIDは、

恋愛ジャンル向けに新たに用意したものでしたが、

性愛の部分がぬけただけの

成人日記と同じものを残す意味がないことに気づき

いつしか放置する形になっていました。

それを最近思い出し

遊び心で不定期に書き込もうとした矢先のことでした。






こういう形になろうとは、

ほんの少し前なのに、

思いもよらなかったことです。




私は





↑エンピツ投票ボタン

My追加




片翼になってしまったるり子という人格に

何が綴れるのでしょう。





るり子としての記述は99パーセント恋愛です。

私生活も語らず

仕事を語るわけでもなく

ましてや交友関係を語るわけでもない。





単に

いえ、一途に

彼のみを記述してきた私に



少なくとも日々の生活は露出しないだろう自分は、

再び

ここで書く目的を探せるのだろうかと

思っています。






肥大した自我に

懲りずに付き合ってくださる方がいる。

その方と心の深いところでたまに触れ合って

時に共感し、時に笑い、時に涙したい。





それだけが

今の私のここに存在する唯一の理由です。







*********************************************************************>

小さなフォト日録  



静かな日常BBS

成人リンクのBBS


2003年05月31日(土)



 ように男を 捨ててしまおう

ハンバーガー ショップの席を立ちあがる ように男を 捨ててしまおう

(作 : 俵 万智)




ご存知

俵 万智さんの、サラダ記念日とチョコレート革命です。

惚れ惚れするような近代短歌です。




さくっと

なんの未練も無く、ファーストフードの席を立つように男から離れる。





こんな気持ちになれたら





どんなに楽だろう。








お昼に、

夜、電話するという彼からのメールが入り

その約束どおり

彼と

電話でお話しました。






私が一週間 連絡を取らず

彼の心を尊重していたことを





↑エンピツ投票ボタン

My追加



そして、

私を待たせている間のことを

決して気楽な気持ちで待たせ続けていた訳ではないと。







さらに、彼は こうも言いました。






メールや電話で私が接触し続ければ

おそらく感情のまままた流れていくだろう。

だから

自分の心の内を

私の接触が無い状態で

真実の自分の想いというものを確かめてみたかった。

と。




一週間、

何も接触が無かった間に

彼は自分自身の心の検証の半分ほどを終えたようです。

二時間近い電話でした。








忘れないように

覚えておかなくては。






彼は

怖いと言っていた。

私と逢うのが怖いと言った。






過去に

女性に対して

こんなに大きな声を出し、本気で怒った経験など皆無だったこと。

それが

私に対しては、何度も起こる事。





彼は

怒りの感情がこみ上げるたび

自己嫌悪に陥り、

自分が嫌になると

そう繰り返し言いました。






だから、

私と逢って

また、怒りの感情が諍いの度に沸き起こり

結果

自分自身を嫌いになり、

自分自身に対する嫌悪の感情でこころがつぶれそうになる。





だから、私と逢うのが怖いと

そういいました。






それは一種の 自己愛からくる感情だとも彼は分析していました。

私の復習が

また始まりそうです。







*********************************************************************>

小さなフォト日録  



静かな日常BBS

成人リンクのBBS


2003年06月02日(月)



 それが私の最後の愛

文化大革命の中にあって

気高く自己の尊厳を保ったまま文革を生き抜いた

ニエン・チエンの物語です。






弾圧に屈しない知性というものが

いかに人として 気高いか






人が人として凛と立つ

己が潔しとしないものには、

例え獄中に捕らわれようと 拷問を受けようと

迎合しない

屈しない。






この本は

ある社会部記者が私に贈ってくれた書籍です。







私には 強い意志というものが欠けている



でも 今回は強い意志を持って





↑エンピツ投票ボタン

My追加



そう決意しました。







彼に対する 







それが私の最後の愛です。











*********************************************************************>

小さなフォト日録  



静かな日常BBS

成人リンクのBBS


2003年06月03日(火)



 一番いい

文藝春秋社から出ている野坂昭如さんの著書に

「アメリカひじき・火垂るの墓」がありますが、

それとコンセプトを同じにした書籍がこの絵本です。





著者は、俳優 米倉斎加年(よねくらまさかね)さんです。








自分にとっては充分に辛い 個人的な私生活を

憂うことの出来る自分の幸せ 

というものがあることに

気づかせてくれるのがこの絵本です。




個人な私生活の辛さなど




好むと好まざるとにかかわらず

否が応でも押しよせてくる国家的な不幸の類の比では

決してない。





そういう意味では なんと幸せな私の今の不幸なのだろう。





彼との二時間あまりの電話の内容を

何も無かったように

書き飛ばしてしまおうと思ったけれど・・・・・・・・・・・・・・。







彼は

おそらく

私が別離の気持ちを固めたことを知りません。






電話は、とても穏やかなものでした。

相手を思いやる言葉が、互いの口から出るたび

私達は 言葉を失い

数十秒 絶句しあいました。














「あんなに四月は楽しく幸せに過ごしたのにね・・・・・・。」


「そうや・・・・・・・・・・・・。」
















一昨日書いたように

怖くて逢えないという気持ちが彼にある限り

私達に新たな一歩はありません。







その間に

想いが再び溢れたら また二人で歩んでいこう

このままフェードアウトしていくかもしれないけれど、

刃物でむりやり切り離すような

そんな別離を今は選択しないでおこうと

そう確認しました。




でも、私は密かに決意してしまった。





↑エンピツ投票ボタン

My追加





  


私がメールを控えていた間

彼からメールが無かったことに関して

「出したくなかったから送信してこなかったということよね?」


という私の理解の仕方に対して

彼は、

「そうではない。出したくなかったのではなく、出すことをセーブしたのだ。」


と、言いました。





就寝するたびに

今度のことを毎日考え続けていたとも言いました。





彼は

キッパリ私をこの電話で切ることが出来なかった。




でも、未だふさがらぬ自己嫌悪という傷口に苦しみ

私を切りたいとも

思っている。






彼の優しさは 未練の裏返し

だから







だから私は、

彼に振られなければならない。

私達に未来が無いのなら、

そうすることが

一番いい。





彼の苦しみを取り去るには 

それが 一番いい。





私は 密かにそう決意しました。





*********************************************************************>

小さなフォト日録  



静かな日常BBS

成人リンクのBBS


2003年06月04日(水)
初日 最新 目次 MAIL


My追加