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るり子の日録【オリーブの森で語りあう】
るり子の日録【オリーブの森で語りあう】
るり子



 お許しとお願い

私のお願いにより、

ここのURLを知らされ

つきあわされることになってしまった方には、

大変申し訳なく思っています。

私にメールを下さった方の中から勝手に選んでしまいました。






私の【愛が終わる日】をマイしてくださっている方は

現在90人強です。

それらの大半のかたがたはおそらく

ずっと何らかの形で

それが快にしろ不快にしろ

私達にかかわり続けてくださっている方々です。






私は今回、マイの方々にほとんどご連絡をしていません。

ごく限られた一部の方のみにここで綴っていることをお知らせしました。


それは、

私の醜態と 彼の醜態を

今回メールで送信するということは

私にとっては、

プライドをかなぐり捨てた行為だからです。





出来れば、【愛が終わる日】を定期的に読みに来られていた方に

こちらでの続きをお読みいただき、何らかの接点を保ちたいのですが、

あちらにリンクやお知らせを書くわけには行きません。

そういうものを書けるくらいなら、

ここでスクランブルなど初めからしなくていいのですから。






メッセージ式の投票ボタンをつけ続けています。

この期に及んでとも思いました。

撤去しようと思っていました。






私が今回メールを差し上げた方々とお知り合いになれたのは、

おそらく

アクセスしやすいランキング一覧表に私の日録があったからです。

私は何度か、

互いの魂の琴線に触れるような

そんな出会い方をエンピツでしたと書きました。

それも、

探しやすい場所に私の日録があったからだと思っています。






彼を傷つけることなく

今回のこのスクランブルをお知らせしていないマイの方々にも

今までと同じく

相互コミュニケーションを取れる形で

綴れたら。


それにはやはり、

お知らせしていないマイの方に見つけてもらえるように

そして、

私のつたない日録にアクセスしてくださっている人にも

見つけていただけるように






そんな思いで

あえてまた

メッセージ式の投票ボタンを選択しました。





最後にお願いというのは、

個別にアドバイスをいただいた件に関して、

この日録の日記に反応する形で語り合えたらと思っています。

おそらく

同じようなことを疑問に思われ

同じようなことを提言されることが多々あるような気がするからです。






巻き込んでしまって、

本当にごめんなさい。





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私は

とても努力している

気がします。




私のうがった 思いあがりでしょうか。






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小さなフォト日録  

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2003年05月21日(水)



 未だ解けぬわだかまり

彼にとって

今の私は嫌悪を引き出すだけの存在だと

そう思わされたとき、


私は自分の気配を消すことが

彼にとっての安らぎになるという

皮肉に気が付きました。





昨晩

彼にそれとなく

「辛い記憶、私のメルで思い出す?

そうなら、少し私の存在を控えた方が安らぐ?」



という提案をしてみました。

彼から返答はありませんでした。






返答がないということは、

暗黙の了解ならぬ

暗黙のうちの彼の「そうしてくれ。」

だと私は受け取りました。






今日、私は再び

彼のお仕事が終わったと思われる夜の時間帯に

携帯に電話を入れていいか尋ねる メールを出しました。






彼の返信は「今、運転中だけど」というものでした。






普通なら、

「運転中だから、大丈夫だよ」
という返答が帰ってくるか

彼のほうからかかってくるかなのです。






だから何なの?いいの?駄目なの? 

「だけど」と「だから」はニュアンス的に

全く別物です。





五分ほどした頃

「いいよ」と、メールで返信がありました。





このいつもと違う彼の対応に、

私は

未だ解けぬ彼の中のわだかまりを見た思いがしました。

淋しさの混じる落胆の気持ちが

私の胸に一気にこみ上げて来ました。

私は結局電話をするパワーを一瞬にして失ってしまいました。





その時、私は己の頑固さにもうんざりしてしました。

「今、運転中だけど」と言われたら、

どうしてすぐためらわず電話をしなかったのだろう。

そのときなら

普通にまだお話が出来た筈なのに。








失意の中

30分程これから自分の成せる事を考えていると

彼専用の携帯着信音が鳴りました。






彼に私はひとみさんの日記を読んでもらいました。





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と、言ったまま沈黙しました。

私も沈黙しています。





長い 長い 沈黙でした。





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2003年05月22日(木)



 彼の怒りの訳

日記として内省を続けることで

彼を二重に傷つけるのを恐れて、

しばらくここで日録のスクランブルをしています。






男と女

理解しがたい壁があるらしいというのは

永遠のテーマのようです。






私が欲しがったものは、

ものの形に宿らせた、形のない独占欲でした。

彼が欲しかったものは、

形のないところに求めた、心の繋がりでした。






一方的に送りつけてしまった私の重たい失礼なメールに対し

いくつも返信いただいたことで、

とても多くの示唆を得ました。

いくつも心当たりがあって、

私は

割いていただいた時間の貴重さに、とても感謝しました。





私の心を捉えた

以下のような助言。







男性は、

自分が犯した失敗によって

相手の女性がひどく動揺したのを見ると、

彼女に向かって激しい怒りをぶつけることがある。

彼女を失望させてしまったということを認めるのは、

実に苦しいことなのである。

だから、彼はけして彼女に謝ろうとはしない。

それどころか、やり場のない怒りを彼女に向けてしまうのだ。

彼女が自分の失敗によって精神的な動揺をきたしたことに八つ当たりをし、

罰則点まで科する。






この助言に対して私は

思い当たることがありました。

納得することもありました。




「自分が犯した失敗によって」



「自分が与えた失望によって」

に置き換えると

彼の怒りの理由がとてもよく解る気がしたのです。






俺は自分に対して怒っているのだ

自分自身に腹が立って仕方がないのだ

といいつつ

私に向けられた彼の怒りの訳は

もしかしたら、

こういうことだったのかもしれません。










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本当に ありがとうございます。

『ベストパートナーになるために』

著:ジョングレイ  訳大島渚





早速その書籍を求めてこようと思っています。






気心の知れた場所で書く安心感

というのは

相互通読しあっている人たちと

感情の交歓を日々する事からうまれるんですね。






知らない間にエンピツ内に

というか、

いつも書いている場所で

沢山のエンピツ友達ができていたのだな



しみじみ思います。






昨日も そして今日も

多謝 多謝 多謝。





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2003年05月23日(金)



 楽になって欲しい

日曜日

朝、ご挨拶のメールをいれました。


「テレビ見ながら、ブランチしてます。少し、痩せた。わぃ♪」







三時頃

「仕事で待ち合わせしているんだけど、早くつきすぎた。

なんかここんとこ精神が安定しないなぁ。。お互いだろうけど・・・。」


と、いうメールがきました。







「お仕事終わったらメルちょうだい。私から電話入れるね。」

と返すと







「ごめん。。今、電話で話できるようなそんな精神状態じゃないから・・・。

少し一人にしておいてくれるかなぁ・・・。」


と、いうお返事。






そっかぁ。






「なら、今日は電話控えるね。」

彼がそんなに苦しいのなら





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それでも楽になんてなれない? 

かなぁ・・・・・・・・・・・・・。






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2003年05月24日(土)



 ごめんね。

「なら、今日は電話控えるね。」

それ以来

じっと忍耐をしています。







彼のとった個室での行動は、

彼の意地っ張りな性格ゆえだと

ご指摘をいただきました。




その時は、カッとなって

とっても大胆な行動を取ってしまう。

心の中の葛藤に腹が立って、

後に引けなくなっているというのです。




でも、彼のこの性格は

仕事で成功を収めている理由でもあるともご指摘いただきました。

思い切った決断、いさぎよさ、仕事ではこの性格は、長所です。

と。




でも、本当に後で後悔し

酷く反省する・・・。

そして大人気ない行動を取った恥ずかしさから、

更に自分に腹が立ってくる。






これもそのとうりだなぁ。







私は

これをあの時感じることが出来なかった。

気が付くことが出来なかった。

自分自身がこんな心の葛藤に陥ったことはないから

私は

自分を責めた場合、

自分に怒ることはまずなく、

相手に対して消え入りたいほどの強さで謝ってしまう。

メンタリティーが

全然違う。






すごいなぁ、皆さん。

すごい洞察力で、私にアドバイスをそれぞれ下さる。







彼の傍にいる人が

もし

この方であったなら、

彼は心安らぐ日々をすごせるんだろうなと、

私と代わっていたらよかったのにと、

本気でその時 思いました。








彼が本気で別れたかったら、

もうとっくにその手の連絡は入っているよと、

男の立場でアドバイスくださった方。

これも

私が見落としていたことでした。






辛いのは当たり前だけど、





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待つことの難しさ。

でも、待ってみます。





巻き込んで

ごめんね。




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2003年05月25日(日)



 るり色の空缶

彼が読むかもしれない日録の方で

昨日、

初めての京都を回想しました。





本当に

いったい自分はどんなことを書いていたのか、

過去の記録を確かめにいきたくなりました。






七月半ばまでは

回想部分だから

五月の記憶は七月にあるはずだと思いました。






すぐに探せず、

七月の一番上から見ていたら、

彼の言葉がボタンに仕込んでありました。







【私は泣きそうでした】

と、己は言っていましたから、

ぉぃぉぃー 何を泣きそうなんだよ己は・・・・・・。

と思ってボタンを押したら、





彼は、

【もし、意地を張りそうになったら、

キスをして、意地を取っ払ってあげるから大丈夫だよ。】


と、私に語っていました。







こんな時も あったんですね。

意地を張って、拗ねていた私に

怒りながら退出したのは、丁度一週間前のこの夜です。






キスをして意地を取っ払ってあげるから、心配するな・・・・・・。

こんなことは

彼はおそらく、二度と言わないような気がします。



可愛げのない私。

それはおそらく、

会話で彼を退き倒してしまう、己自身に原因があります。






「おまえのその論理で物事を何でも推し量ろうとする態度が俺は大嫌いだ」

そう一月の諍いの時、言われていたのも思い出しました。










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嫉妬は不思議と全然ないけれど、

結果として

私はここでも排除されたのだと思わされます。




私は

その程度の存在だったのでしょうか。






彼がのった私の車に

また 彼の気配がありました。

サービスエリアで私が買い求め




彼が飲んだ





青い 青い コーヒーの空缶でした。








るり色

って

言うのよ、その缶。

知ってた? マイ彼。




って、彼に届かないからここで言えるのです。(苦笑)



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2003年05月26日(月)



 男の立場として。

午後の小休止です。

疲れたな。





お仕事をしている間は

全然平気ですね。

でも、

ちょっとコーヒーブレイクなんていう時

そんな時が、

辛さを思い出させる意外な伏兵なのかもしれません。







彼はどんな気持ちで

私をスルーしているのでしょうか。

正直、省みれるだけの時間的体力的 余裕がないのだろうと思います。

お仕事が押していて、

スキップさせている状況

おそらく、それが正しい。






先延ばししている間に

私達が 私達である必然性 のようなものは

どんどん薄れていく。

私達は、いわば

主食ではなく、デザートのような関係なのですから。




でも

こういう不安に対して

的を得た助言をいただきました。

要約すれば、






【彼はるり子さんと別れたくありません。

できれば今まで通りに付き合いたいと思っています。

彼もあなたを手放したくないはずなんです。

ですが、今のるり子さんには少々の怖れを感じています。

今は二人三脚の歩幅が少しずれていますから、

「私は前と同じスピードだから私に合わせて」と言うより、

ここは彼がまた走りたくなるまで「ちょっと休んでようか」

彼を息苦しくさせるのでなく彼を休ませてあげる。

何もしないことが彼の休息になるときもあるんです。】






彼に時間と体力の余裕がないのだろうと思っている己なら

このくらいの努力は、私は当然すべきです。

私の心の とても的確な場所に

その方の真心が落ちました。





彼は確かに怖れを感じていたのです。

自分が送信する携帯メールに時として過剰に反応する私に

少々どころでない怖れを

持ち始めていました。



「何でも話してくれというから、何でも送信すれば

おまえは酷く動揺する。

怖くてもうメールなんて気安く送れなくなるだろ。」







私にも恐れはあります。

自分の思っている感情を彼に素直に話せば

何でも事は良い方に向かって解決していくのだという

私の心情のようなものは

過去に何度も失敗に終わっているからです。

私は自分の本心を伝える言葉に対して

次第に用心深くなって行きました。





互いのキャパが、容量オーバーなのでしょう。

私は彼の心を、今回ほど復習したことはありません。






彼は、随分と今まで無理をしてきたのでしょう。

考えれば考えるほど 思い当たることが出てきます。


その無理に 彼が耐え切れなくなったとき、

彼は 大きな声を出すことで

結果 私を自分の意のままにして来た

そのからくりには 彼も気が付いていて

そんな自分が嫌でたまらなく、自己嫌悪に陥っているのです。




なら、

彼が大きな声を出さなくても

心地良いひと時を共有できるような

そんな人との恋愛を希望したいと、

そう彼が思った時、

その時が 本当の私達のサヨウナラでしょう。







彼は四度ほど大きな声で私を諌めました。

その間に

私達の関係は少しづつ

すこしづつ

変化していきました。






今の彼は、

二年前私に強烈な口説きを掛けていた彼とは

全く違う彼です。

だからといって私は、今の彼が嫌いだという訳でもないのです。

自分を抑えてでも 自分が好きになった女を得よう

その心は男の必然でしょう。

彼を責めることなど、どうして出来ましょう。






わたしがここで、うだうだ言っている間にも

メールを通じて、

心を残しながら別離した ひと月ほど前のお話や、数日前のお話や、

本来受けなくても良いダメージを過去から突然突きつけられたお話、と

一つや二つどころではない、リアルタイムな辛さを

共有させていただいてます。

話していただくということは、信頼していただくということです。





あ り が と う !





どうして・・・・・・・・・・・・・





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そんな言葉が、どこからともなく聞こえてきそうです。





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2003年05月27日(火)
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