マキュキュのからくり日記
マキュキュ


 【童話】プッチーの恋物語 


 こんばんわ〜。今日は、夜のバイト、お休みしてしまった。( ̄□ ̄;)!!
鬼の霍乱なのか、年のせいなのか、風邪気味なの・・・・・・(・・,)グスン
 ヤッパ、この年になると、体が付いて行かんわい・・・・・・。

今の所、唯一の稼ぎ頭だから、病気をしているわけには行かないのが、又、つらい所でもあるのです。( ・_;)( ;_;)( ;_;)(>0<)ワーン

 サテ・・・・、今日の出し物は、PC購入後、2作目の応募をした、或るハチミツの会社主催の童話で、応募要項には、ミツバチ・及び、ハチミツ等がテーマになってる童話・・・・・・、と有ったので、書いてみたところ、趣旨が違っていて、ボツになりました。(爆)
 あくまでも、ハチミツが主役か、その他の製品の、PRになってなければダメみたいです。(笑)(入賞作品を読んでみて、つくづく感じました。)

でも・・・、私としては、気に行ってる作品ですので、今度の応募には、作風を少し変えて、再チャレンジしてみたいと思います。  (*^_^*)




            『プッチーの恋物語』


 ここは小高い丘の上にある公園です。
 人々はこの公園を、『メルヘン公園』と呼んでいるのですが、本当の名前ではありません。
 なぜそのようによばれるようになったのかと言うと、いくつかの物語が、この公園から生まれたと言い伝えられ、いつの間にか皆に『メルヘン公園』と呼ばれるようになったそうです。

 本当の名前は何かって? ごめんなさい・・・。実は、この私も、知らないのです・・・・・・(笑)

本当の名前をあなたに教えてあげられない代わりに、私が知っているいくつかの物語の中から一つだけ、今日はあなたにお話しすることにしましょう。

 この『メルヘン公園』には、公園の真ん中にまぁ〜るくふち取られた、大きな大きな花壇があるのです。花の季節になると、花壇をかこむベンチには、どこからともなく人々が集って来て、愛を語る恋人たちや、子供に花の名前を教えている親子連れや、花を見ながらのんびりと日向ぼっこをしている老人たちでにぎわいます。

今日お話するのは、その花壇で生活をしている、いたずら者のミツバチのお話です。


 長かった冬が終わり、春も駆け足で通りすぎ、さわやかな夏が始まろうとしています。
 メルヘン公園の花壇でも、ついこの間まで、かたいつぼみをつけていた花々たちが、5月の暖かな日差しを受けて、いっせいに咲きはじめ、色とりどりの花々たちであふれんばかりです。
 このころになると、ミツバチたちも活気にあふれ、ミツ集めに精を出し始めます。
 このミツバチの群れの中に『プッチ―』という、どうしようもない、いたずら者のミツバチがいるのです。
みんなが、いっしょうけんめい働いているのに、ミツ集めの仕事は、サボってばかり。いつも、やれ冒険だ、やれ探検だと、勝手にどこかへ行ってしまうし・・・・・・、それに近ごろ、公園をおとずれる人たちを追いかけ回しては、怖がらせて喜んだりしているのです。

 これには仲間のミツバチたちも、完全にあきれてしまい、みんな、口ぐちに、
「僕たちまで、人間に嫌われちゃうよ」
「私たちまで、こわがられてしまうわ」
と、プンプンです。
当然、みんなから仲間はずれにされてしまうのですが、当の本人はへいっちゃらです。
今日も、いつものように、プッチ―は公園に来る人たちを、追いかけ回して喜んでいます。すると、仔犬を連れた、見慣れない少女が、メルヘン公園にやってきました。

(ヨーシ!今度はあの犬をおどかしてやれ!)

 プッチ―は、ようすをうかがいながら、仔犬に近づきます。少女は犬のくさりを木の枝につなぐと、水飲み場に、水を飲みに行きました。
仔犬は、居眠りを始めたようです。

(よし今だ!)  
               
プッチ―は、急降下をすると、仔犬の鼻をめがけて、とつげきして行きました。
「キャィーン!」
びっくりした仔犬は、あばれまわり、そのひょうしに仔犬のくさりが外れてしまいました。仔犬はここぞとばかりに、プッチ―にはんげきをはじめます。

「ウワーッ!」
今度にげまわるのはプッチーの番です。いちもくさんに、飛び回ります。
「アイテテテッ!」
仔犬ばかりに気をとられていたプッチ―は、水のみ場のふんすい口に、思いっきり頭をぶつけて、きぜつしてしまいました。
 落ちたところがちょうど水たまりで、プッチーはおぼれてしまいそうです。
(ぐ、ぐるじぃよ―・・・・・・)プッチーはもがきます。

「あら…? ミツバチさん、だいじょうぶ?」
 おいしそうに水を飲んでいた少女の目の前でミツバチがおぼれています。
少女はあわててプッチ―の羽をつまむと、そっと手のひらに乗せました。

(ア〜、た、たすかったぁ〜・・・・・・)プッチ―は、ほっとしました。

「ミツバチさん、ごめんなさいね。私のルーシーがあなたを、おどかしたのね・・・・・・」
 プッチ―を追いかけてきた、仔犬のルーシーが、少女の手のひらを見て、ワンワンほえています。

「だめでしょう、ルーシー、ハチさんをいじめては…」
 ルーシーは、うらめしそうに、プッチ―に向かってほえていましたが、あきらめたようにその場に座り込みました。

 少女はそのまま、プッチ―を花壇まで連れていくと、パンジーの花びらの上に、そっと、プッチ―をとまらせてくれました。
「あとでルーシーを、よくしかっておくからね?」
 少女はそういうと、ルーシーを連れて、どこかへ行ってしまいました。
 それを見ていた、仲間のミツバチたちは、口々にプッチーをからかいます。
「ほーら!バチが当たった!」
「いつも悪いことばかりしてるからよ!」
「犬に食われちまえばよかったのに!」
 そんな悪口を言われても、プッチ―には全然聞こえません。

 プッチ―は、ボーッ・・・と、考え込んでしまいました。

(なんてやさしいんだ。初めてだ・・・、僕のことをこわがらないなんて・・・・・・。それに、僕のほうが悪いのに、僕にあやまってくれた・・・・・・)
 どうやら、プッチ―は、少女に恋をしてしまったようです。

 それからというものは、プッチ―は、人が変わったように・・・・・ではありませんね。(笑)ハチが変わったように、ミツ集めにも精を出し、人をおどろかすことも、すっかりやめてしまいました。
 いっしょうけんめい働いては、少女の来るのをひたすら待っているのです。
 あまりの変わりように、最初は、首をかしげていた仲間たちも、そんなプッチ―を、少しずつ、みとめてくれるようになりました。

 あれから少女も、ルーシーと、ちょくちょく公園に来るようになったのですが、少女が来ると、プッチ―は、嬉しくて、嬉しくて、しかたありません。
でも、プッチ―は、ミツバチです。人間に恋をしても、どうしようもないのです。言葉も通じなければ、思いを打ち明けることもできないのです。
 プッチ―は、ただ、少女がルーシーとたわむれているのを、遠くから、じっと見つめているだけなのです。

 そんなある日のこと、少女はいつものように、ルーシーをつれて散歩に来ていたのですが、その日、突然、初夏の嵐がやってきたのです。  
辺りが急に暗くなり、遠くでカミナリが鳴り始めてきました。
公園に来ていた人々は、雨が降らないうちに帰ろうと、みんな急ぎ足で帰って行きます。
 少女も、ルーシーをつれて、あわてて、家路に急ぎます。
 でも、なぜか、プッチ―は、その日に限って、何か胸さわぎがして、少女がしんぱいになり、少女の後をつけることにしたのです。 

 公園を出て、少したったところで、カミナリはいっそう強くなり、とうとう大粒の雨が、バラバラと音を立ててふり出しました。
少女は、いまにも泣き出しそうです。

(大丈夫…僕がついているよ)

プッチ―が声をかけても、少女には何も聞こえませんし、プッチ―にも気づきません。
あたりは、うす暗く、人通りもありません。

 すると、何処からか、大きなのら犬が、よろよろと少女の方に近づいて行くではありませんか。少女は、のら犬の姿を見つけると、ルーシーを抱きかかえ、恐ろしさのあまり、後ずさりをしました。
ルーシーも、少女を守ろうと、『ウーッ!ウーッ!』と牙をむきますが、相手はルーシーの5倍も大きな犬です。ルーシーにかなうはずがありません。
 それを見ていたプッチ―は「大変だ!」と叫ぶと、のら犬におそいかかります。
 けれども、やはり、プッチ―だけでは歯が立ちません。
(今、仲間を、呼んでくるから、彼女を守ってるんだぞ、ルーシー!)
プッチ―は、大急ぎで仲間を呼びに行きました。

 プッチ―は公園まで戻ると、仲間のミツバチたちに応援を頼みました。
 仲間が仲間を呼んで、ミツバチたちは、ものすごいたいぐんになりました。
ミツバチたちのたいぐんは、急いで少女のもとに飛び立つと、のら犬よりも、もっと大きな犬に、形を変えて、のら犬を攻撃しました。
いくらきょうぼうなのら犬でも、ミツバチ犬の総攻撃には、ひとたまりもありません。のら犬は、とうとう、しっぽをまいてにげて行きました。

 いつの間にか、雨は上がり、雲のすきまから、太陽が顔を出しています。

「ハチさんたち、助けてくれてありがとう・・・。もしかしたらあなたたち、メルヘン公園のミツバチさんたちね?」
 少女は、プッチ―たちに気がついてくれたようです。
プッチ―はそれだけで、とても幸せでした。
プッチ―たちは、少女の周りを何度か飛び回ると、安心したように公園の方に帰って行きました。
 少女はプッチ―たちが見えなくなるまで、いつまでも手を振っていました・・・・・・。


 それから3日がすぎ、いつものように少女はルーシーをつれて公園にやってきました。でも、どこか、元気がありません。
 少女は、まっすぐ花壇に近づくと、プッチ―たちを見つけて、こう言いました。

「ミツバチさん…今日はあなたたちにお別れを言いにきたの。私はこの丘の上に住む、お婆ちゃんのお見舞いに来ていたんだけど、お婆ちゃんも、すっかり元気になったので、ママと一緒に帰ることになったの・・・・・・」
 
プッチ―も、ミツバチの仲間たちも、言葉を失いました。

(・・・・・・ウソだ! 彼女がいなくなってしまうなんて・・・・・・)
プッチ―はショックのあまり、ぼうぜんとしています。

 そんなプッチ―をかわいそうに思った仲間たちは、何とかしてプッチ―の思いを少女に伝えてあげようと、みんなでなにやら、相談をはじめました。
 そしてみんなは、なんと、空中に集まると、『プッチー』という文字と、『LOVE』と言う文字を大きくえがいたのです。

 少女はあふれる涙をぬぐうと、ニッコリ笑って「ありがとう」とつぶやきました。少女は、ポケットの中から、花の種を取り出すと、それを花壇にうめながら言いました。
「これは、お婆ちゃんのおうちに咲いてた、アネモネの種よ。私が一番好きな花なの・・・・・・。皆さんへのお礼に、うめておくわ。もしも、花が咲いたなら、私と、ルーシーの事を思い出してね?」

 プッチ―も、仲間たちも、しゃくりあげて泣いています。
ルーシーも、さみしそうに「キューン…!」と鳴いています。

 少女は、ていねいに花の種を埋め終わると、何度も何度も、花壇を振り向きながら、公園を去っていきました。


 サテ・・・・・・。それから1年が過ぎ、少女への初恋が、はかない片思いに終わってしまったプッチ―は、さぞかしションボリしているのかと思ったら、そんな心配はどこ吹く風・・・・・・。みんなの心配をよそに、もとのいたずら者に戻ってしまったようです。
ミツ集めの仕事はサボってばかり、やれ冒険だ、やれ探検だと、勝手にどこかへ行ってしまうし・・・・・・。
ハテ・・・・・・? このセリフは、いつかどこかで使ったような・・・・・・。

 ともかく今日も、プッチ―は、元気に? 公園に来る人たちを、追いかけ回しては、おどかしているようです。
 仲間たちも、そんなプッチーに、(ヤレヤレ・・・・・)と、すっかり、あきらめたようす。
強がり屋さんのプッチ―のことだから、きっとそんなふうにしか、少女を忘れることができないのかもしれませんね・・・・・・。

 メルヘン公園の花壇には、少女が植えたアネモネの花が、奇麗に咲き誇り、今日も春風にゆれています。
       
                              ―おわり―


2002年04月19日(金)


 【童話】てっちゃんのいいつけぐち 


 こんにちわ〜〜。今日もさわやかに晴れわたっていて、すがすがしい松本で〜す。
 今、大家さんが飼ってるマルチーズの『ポコ』ちゃんと、我が家の黒猫の『ミュウー』が、窓越しににらめっこをしています。(笑)
 お互いに興味はあるんだけど、不気味で怖い! って感じかな?
 何れは仲良しになる兆しも無きにしも非ず。

サテ・・・今日の出し物は、初期のころに書いた童話(?)と呼べるかどうか解らないんだけど、「てっちゃんのいいつけぐち」を、掲載いたします。
 感想、お待ちしています。




           『てっちゃんのいいつけぐち』


「てっちゃん、お・は・よ・う。もう、7時だよ〜」
と、お母さんの声がする。
「う・・・ん・・・ムニャムニャ・・・、{[(-_-)]}zzzzZZZZ」

 ―それから10分がすぎました―

「てつろう、おきろってばー、学校おくれてもしらないから!」
そろそろおきないと、お母さんが『オニ』になる・・・・・・。
だけどまだ・・・ね・・・む・・・い・・・・・・。
 
 いつもさいしょは『てっちゃん』なんだ。
そして、そのうちに『てつろう』になる。
それがすぎて『てつ!』になるころが、やばい。

 お母さんのごきげんバロメーター

『てつろう』から『てつ』にか変わるあいだが、いうことのききどきだ・・・、と、ボクは思っている。
だから、そろそろやばそうだ・・・・・・。 
ユメごこちで、そう思ったとたん、
「こらっ! てつ! いいかげんにおきないと、くすぐりころすぞぉ!」
と、お母さんが、ものすごい顔で、おそってきた。

 ぼくは、たまらなくなって、とびおきる。
「ネボスケてつ! 子供っていうものは、もっと早おきのはずだけどねぇ―」
と、ものすごいいきおいで、納豆をかきまぜながら、ボクをにらみつけるんだ。

(けさの納豆は、ものすごく、ネバリそう・・・・・・)

「よくいうよ―。ダレのせいで、ボクががネボスケになったかわかる?」
と、ボクがにらみかえすと、お母さんは、あわてて新聞を見るフリをした。
(なんでフリかって?)
だって、逆さまだから・・・・・・。
 
 お母さんとの朝は、いつも、だいたいこんなふうにはじまります。

 ボクは、お母さんと二人ぐらし。   
お父さんは、ボクがまだ、赤ちゃんのうちに、病気で死んでしまったそうです。
うちのアルバムには、赤ん坊のボクといっしょに写っている、お父さんの写真が数枚あります。
その中に、ボクのオムツをかえながら、ボクにオシッコをとばされて、しかめっつらをしているお父さんの写真が一枚あるのですが、その、しかめっつらが、ボクとそっくりだと、お母さんはよくいいます。

(ボクのほうが、だんぜんハンサムなのに・・・・・・)

 ボクは、お母さんと、けんかをすると、いつも、天国のお父さんに、ナイショでいいつけ口をします。
だから、こんかいの事も、ぜったいに、いいつけてやるんだ。 
だって、ボクの、ネボウのげんいんは、こういうことなんだもん―


 3日前の金曜日のよる、ごはんをたべおわって、新聞を見ていたお母さんが、
「今日、ものすごくこわい映画をやるんだけど、ひとりで見るの怖いから、てっちゃんも、いっしょに見てくれる?」
と、いうんです。・・・・・・7才のボクにですよ?
もしも、ことわったら、『ヨワムシ』っていわれそうだし、つぎの日の土曜日は、学校がおやすみだったから、少しだけ、おそくまでおきていてもいい日なので、いっしょに見てあげることにしたの。

やっぱり、ものすごーく、怖かったけど、お母さんがボクよりも、もっとこわがっていたんで、ボクは、わざとへいきな顔をして見てたんだ。
そこまでは、いいんです。そこまでは・・・・・・。

 そのばんの、夜中の十二時ごろ、ぼくは、お母さんのよぶこえで、目をさましたんだ。

てっちゃん、おきてよ・・・・・・」

ボクを『てっちゃん』とよぶときは、すごくごきげんのいい時か、おねがいごとがある時と、きまっているので、ボクはちょっと、いやなよかんがしました。

「てっちゃん、おきてってばぁー」

あんまり、しつこいので、
「なによー、こんなよなかに・・・・・・」
 と、ボクは、目をこすりながら、めいわくそうにいいました。
「オシッコしなきゃ、もれちゃうよ・・・・・・」
 お母さんは、そういって、わらいます。

「ボク、したくないよ・・・・・・」
そういって、またねようとすると、
「ち、ちがうの・・・・・・お母さんなのよ・・、一人じゃこわくて行けないの・・・・・・、おねがいだから、ついてきてくれない?」
と、ニカッとわらって、ウインクをするのです。

(うそでしょう・・・・・・? その顔のほうが、よっぽどこわいや・・・・・・)

「だからあんな映画、見なきゃいいのにぃー」
 ボクは、ぶつくさいいながらも、しかたなく、ついて行ってあげました。
 お母さんは、なんどもなんども、
「ぜったいに、そこでまっててね? 動いちゃいやよ?」
 と、いいながら、トイレに入って行きました。

「てっちゃん、いるぅー?」
「・・・・・・いる!」
「てっちゃん?」
「・・・・・・なんだよー、いるってばぁー」

(ア〜さむい、はやく出てきてよ〜・・・・・・)

「てっちゃん、なにか、歌ってて?」

「・・・・・・かんべんしてよ・・・・・・もう!」
なんで、よなかに、ボクがトイレの前で、歌を歌わなきゃならないんだよ。
ぜったいにいやだといったけど、お母さんが、あんまりうるさいから、ボクはもう、やけくそで、
さかい〜、やすい〜、しごときっちり」と、くりかえしながら、なきたい気持ちになりました。

やっとお母さんが、出てきたので、先に行こうとすると、
ぎゃ〜〜〜っ!!行かないでよ〜〜!!
と、わめきながら、ボクのパジャマをおもいきり、ひっぱるんだ。
そして、寝室にもどったとたん、「ああ〜、こわかったぁ〜。てっちゃん! 愛してるよ」
と、ボクのホッペにキスをしたかとおもったら、すぐにいびきをかいてるし・・・。

しんじられないよ・・・・・・、まったく・・・・・・。

 あれからボクは、まいばん、十二時ごろになると、目がさめちゃうクセがついちゃったんじゃない・・・・・・。
それがボクの、ネボウのげんいんなんだよ? お父さん。
 こんな、せわのやけるお母さんだけど、一つだけ、スッゴイじまんがあるんだ。 
お母さんのつくる料理は、世界一おいしいんだ。
だって、お母さんは、よく、
「お父さんとふたりで、レストランをけいえいするのが、私の、わかいころからのゆめだったのよ」っていってるもん。

今朝は、納豆だけどさぁ―


「コラ! てつ! なにボケーッとしてんの! 早く食べてくれないと、お母さんまで、ちこくしちゃうじゃないよ〜」

(やばっ!)

 レストランのゆめは、いまだにかなえられていないけど、お母さんは今、ボクの町の給食センターで働いているんだ。
 だから、ボクの学校の給食も、少しお母さんの味がする。

サテト・・・・・・、今日の夕ごはんは、おもいきり、おいしいものを、おねだりするぞぉ〜。
エット・・・、なんにしようかなぁ〜。
まずは、だいすきな、オムライスの上に、ハンバーグと、エビフライをのせてもらって、あとは・・・・・・、マカロニサラダと、お母さんのとくいな、オニオングラタンスープも、いいなぁ・・・・・・。
デザートには、イチゴミルクがいいかな? それともプリンにしようかな?
やっぱり、両方がいいや!

このくらいの、いうことは聞いてもらわなくちゃ!
ボクを、オネボウにしたバツに・・・・・・。   
ねっ? お父さん!       
                        (おわり)

          
                 BY  マキュキュ

 
 


2002年04月20日(土)


 【愛猫エッセイ】  したたかな天使たち (前編)


 今日の松本は、雨模様・・・・・・。
 なんか、心が和んで、ゆったぁ〜り、まったぁ〜リ気分。(笑)

 若い頃は、何と言っても、よく晴れわたった快晴が大好きだった私が、こんな雨の、穏やかで、気だるい日が、最近、大好きになってきました。

 年のせい? ・・・・・・か、なぁ・・・・・・・・……(-。-) ボソッ

 コーヒー片手に、窓の外を見詰ては、ボケ〜〜〜〜ッ!とし、PCいじっては、ボケ〜〜〜〜〜ッ!とし、文庫本を開いては、ボケ〜〜〜〜〜〜〜ッ!とし・・・・・・。
 ・・・で、気が付いたら、もう、お昼 (やばっ!)

サテ・・・今日の出し物は、2〜3年前に書いた、猫のエッセイです。
あえて、時代校正はしていませんので・・・・・、あしからず。
チョット長いので、3回に分けて掲載します。




            『したたかな天使達』

黒猫の『ミュウー』が我が家にやって来てから、かれこれ5年になる。
 5年前の秋、当時十五歳だった一人息子が、中学校の帰り道、とある家の雨樋で動けなくなって鳴いていた、生後間も無いミュウーを助けてあげたのがきっかけだった。
 その家の人も出て来て、一緒に助けてくれたらしいのだが、どうやらその人に、ごほうびに、いただいたのか、押し付けられたのか、は、今だ不明である。
(息子言わく前者だが・・・・・・?)

ともかく、目も開くか開かぬかで、片方の手の平に、楽に乗ってしまう程の小さな仔猫を貰っては見たものの、我が家には既に、大切に飼われているもう一匹の、十四歳になる雄のチンチラが居た為、(名前を『ボス』と言う)絶対に飼える訳が無い・・・と思い込んだ息子は、しばらくの間、マンションの階段の下に有る、一寸したスペースにダンボール箱を用意し、我々に極秘で、隠し飼っていたようである。

 息子は、私達の目を盗んでは、ボスのエサ(缶詰)やらミルクを盗んでいたらしく、或る日、絶妙なタイミングで現場を抑えた私は、即、息子を問い正した。

「チョイ待てィ! それどうするつもりなのよ!」

息子は「アチャー・・・・・・!」等、つぶやき、しどろもどろになって、「じ、実は・・・死にそうな仔猫がいて・・・・・」と白状し始めたのだ。

「ん? チョット連れてきてみィ?」と私。
 バレた事で、多少ホッとしたのか、息子は嬉しげに、すぐさま仔猫を私の元へと連れて来た。
「キャァーッ! ちぃっちゃーい!」
息子の手にのせられたソレを見た時、わたしは思わず、そう叫んだ。
真っ黒な体毛に包まれたメスの仔猫は、小さな身体を、目一杯震わせて「ミュウー、ミュウー」と元気良く鳴いている。
(なにが、死にそうだよ! ・・・ったく、もぅ・・・・・・)
 
 爺ちゃん猫のボスが、「何だ何だ?」 というように、仔猫に近づいて見る。すると、黒猫は、赤ん坊の癖に、全身の毛を逆立てて「ファーッ!」とボスを威嚇するではないか。
「オイオイ、新参者のくせに、十年早い!」と、息子が笑いながら言う。

私は見てしまったら、モウ、ダメ、なタイプなので、「名前はどうしょう・・・ボスがいるから、『子分』にするか・・・・・・」等と、思わず、つい、口を滑らせてしまった。

オッカァ、クリア!」と、息子が歓声を上げながら「でも・・・、『子分』じゃ、呼ぶ時、恥ずかしいよ・・・・・・」と、口をとがらす。
「じゃぁ、ミュウーミュウーうるさいから『ミュウー』は?」
「それ良い! 決り〜ッ!」
実にあっけ無く、名前が決ってしまった。

「問題は、オヤジだよなぁ〜〜〜」
「そうね〜」
と、私達は少し肩を落としてうなずきあった。
 夜になり、問題のオヤジが帰り、ベッドに横たえた私に「具合でも悪いのか?」と聞く。

「シィ〜〜ッ! 実は・・・・・・」私はそっと毛布をめくり、ダメ元で、スヤスヤと眠っている仔猫を夫に見せた。と、たちまち夫の顔が、デレデレにゆるみ、「ナニュヨ〜〜〜、コレ!( 注・主人語で、なによ? これ )ちっちぇーっ! 飼うの? ね、ね、飼うの?」と子供のようにはしゃいでる。
その様子をドアの外から心配そうに窺っていた息子は、「オヤジもクリア!」と大喜び。

                      次回へと続く

                  BY マキュキュ


2002年04月21日(日)


 【愛猫エッセイ】半月ぶりのご無沙汰です。m(._.)m ペコッ &したたかな天使たち【中編】


皆様、ご無沙汰しまして申し訳ありませんでした〜。
心配してくれた人たちに、お礼を申し上げます。ありがとう

 4月23日から、私のPCが、全く動かなくなり、何をどう触っても言うことを聞いてくれず、パソコン通の友人の家に、ずっと入院していました。(爆)
 やっと退院してきた、我が親愛なるPCは、2000に姿を変え、友人いわく、今は絶好調との事。

 この半月間、日記の更新が、何よりのストレス解消だった私は、どれほど虚無な毎日を送りつづけてきたことでしょう・・・・・・( ・_;)( ;_;)( ;_;)(>0<)ワーン

ともかく、又、日記の更新ができる事で、私は、嬉しくて嬉しくて〜〜。
我が親愛なる、『ゲンゾウ君』に敬意を表します。

新機能も、搭載され、これから又々、猛勉強の日々が待っているのですが、何はともあれ、無事に戻って参りましたので、前回の続き、『したたかな天使たち』の
中篇を、お送りします〜。(*^_^*)

    
             『したたかな天使たち』 (中篇)


 ミュウーは、晴れて我が家の一員となったのである。
当初、ボスとミュウーの相性が一番心配では有ったが、相変わらず、ミュウーが一方的にボスに絡むだけで、ボスはその名の通り、でんと構えて応じない。
 本来ボスは、とてもおとなしく、優しい性格なので、私たちの心配を他所に、半月もしないうちに二匹は仲良くなった。
 二匹の関係は、まるで『お爺ちゃんと孫』と言った感じである。

 ミュウーは、何でもボスの真似をする。
ボスが眠っている時には、ボスに寄りかかるように眠り、ボスがエサを食べ始めればミュウーも割り込んでエサを食べる。
一度など、同じトイレで、ボスとミュウーとが、向かい合って用を足していた時には、おなかを抱えて笑い転げた。
 ボスが、ペット用の食器ではなく、コップからしか水を飲まないと、ミュウーも、それを真似て、コップから飲むようになった。
 2匹の天使達は、私たちの事を、とても幸せで、楽しい気分にしてくれていた。


しかし・・・・・・、一年が経ち、その年のクリスマスイブの日、私たちに、余りにも悲しい出来事が訪れた。

 十五年もの間、私達に、幸せと安らぎを与えてくれていたボスが、とうとう天に召されてしまったのだ・・・・・・。
 原因は、腎臓に出来た癌である。
ボスは、小さい時から身体が弱く、毎年十二月というと、獣医に掛かっていた事が多かった。
それは、後々、獣医から、私の身代わりになってくれていたのだという事を知らされ、私は愕然とした事がある。

 ボスはとても優しい猫だった。そして誰よりも一番私に懐いていた。
私が主人や息子とケンカをして、泣いていたりすると、「どうしたの?」と言うように鳴きながら寄ってきては、私の身体によじ登り、わざとじゃれついて、慰めてくれるのだ。

 当時、ある事情で一時的に子供を手放した寂しさから、松本市内のペットショップに、フト立ち寄った時、生後五カ月も経ってしまったという理由で、売れ残って居たボスと目が合ってしまった時、「お願い! 僕を買って?」と、ボスに鳴かれてしまったその時から、(あの時ボスは、確かにそう、鳴いたのだ)ボスは今迄、どれ程、私を癒し続けててくれた事だろう・・・・・・。
ボスは、私にとって息子の代わりだった。
 
 話が前後してしまったが、12月にボスが入院するのは、私の身代わりになってくれているからだと、真剣な顔をして獣医が言っていた事だが・・・・・。 
私事で申し訳ないが、私にとっての12月は、細木和子大先生の、六星占術によると、運勢上、最も悪い運気の始まりの月なのだ。
だから私の代わりになって、ボスが災難を被ってくれているのだと真顔で獣医は言うのだ。
(その獣医も、私も、六星占術を、崇拝している)
それは私も信じざるを得ない。

 亡くなる間際、あんなに大きかったボスが、段々とやせ細り、抱き上げると、まるでぬいぐるみの様に軽くなった・・・・・・。
そしてボスは、亡くなるまでの一月程、私の側から片時も離れなかった。

 自宅マンションの一階にある私の店(洋風居酒屋)の中になど、滅多に入ってくる事の無かったボスが、客と一緒に入って来ては、ずっと私のそばに寄り添っていた。ボスは店の常連客達にも、大変可愛がられていた。
夕方、私と一緒に階下に降り、ボスはふらりと何処かへ遊びに行く。そして店が終わる頃を見計らって、いつもドアの外でずっと私を待ち、一緒に三階へと上がる様は有名で、皆は『忠猫ボス公』などと呼んでいた。

愛しい、愛しい、ボスの死は、私にとって、自分の心臓をもぎ取られてしまったような、余りにも辛すぎる出来事だった。

 そんなボスとの悲し過ぎる別れを、知ってか知らずか、益々ミュウーは我が物顔になり、やんちゃな娘へと育って行く。

 しかし、ボスが死んで暫くの月日が過ぎた頃、皆でボスを偲ぶ為、辛いながらも元気だった頃のボスを納めたビデオを見ていた時。何と、ミュウーがすっ飛んで来て、画面のボスにじゃれ付いているのである。
そしてボスを呼ぶかのように、何とも哀しげな声で鳴いたのだ。
(ミュウーにも解るんだ・・・・・・)その姿は、新たに、私達の涙を誘った。
   
                         後編へと続く





2002年05月05日(日)


 【愛猫エッセイ】したたかな天使たち (後編)


 今日の松本は、雨模様。
今、昼間と夜の仕事の合間を縫って、日記の更新をしている最中で〜す。
貧乏暇なし・・・・・(>_<)ヽ ナケルゼェ

 昼間の仕事も、残すところ後2日・・・・・・。
10日以降は、夜一本になるのだ。
そうすれば、昼間、たっぷりと時間が取れるので、PCのお勉強も出来るし・・・。
もっと気合を入れて日記の更新もできるとおもうのです。(*^_^*)

 さて・・・今日は、したたかな天使たちの後編をお送りいたします。


            『したたかな天使たち』 (後編)

 ボスと違って、ミュウーは箱入り娘で、三階の自宅から一度として外に出た事は無く、後に引越すまでの三年間は、マンションの中だけがミュウーの世界であった。
 ミュウーがじゃれ盛りの頃、こんな事があった。棚に吊るしてあったスーパーのビニール袋でじゃれていたミュウーは、取っ手の部分を首に巻き付け、首吊り状態になったのだ。完璧に四肢が、だらん〜と伸びていた。
異様な鳴き声に驚き、駆けつけた私は、すぐに外そうとしたのだが、片手で体を支えながらなので中々上手く外れない。ミューの意識は、完全に無い。

パニックを起こした私は「どうしよう・・・、どうしよう・・・・・・」と叫ぶばかり。
運良く、丁度そこへ主人が帰り、私がミュウーの身体を支え、主人が巻きついた取っ手を外し、事無きをえたものの、暫くの間、ミュウーは失神したままだった。
 ベッドに寝かせて全身をマッサージしたら、「ハタッ!」と目覚めたかとおもうと、部屋中を駆けずり回っていた。
パニック障害を起こしていたようだ。(爆)
ひとまず私たちは、ミュウーの命が無事だった事を神に感謝した。

 しかし、その三日後、性懲りも無く、又同じ事をしたので、そこに袋を掛けるのは、その日以来辞める事にした。

 ミュウーは勝気だが、大変な臆病者である。家の中では大意張りなのだが、一度、試しに玄関の外に締め出してみた。のぞき穴からそっと覗いて見ると、無様に腰をぬかして抱腹前進をしながら、不安そうに鳴きじゃくっていたっけ。  
そして、ミュウーはとても執念深い。息子がガールフレンドからプレゼントされた鉢植えの植物を、ミュウーに悪戯されたらしく、一寸叱ったらしいのだが、以後ミュウーは命の恩人である息子に、一切寄り付かなくなったのだ。しかも、息子が、側に寄るだけで「フワァーッ!」と威嚇する有様。

元々ミュウーは人間嫌いらしい。 
そんなミュウーに、芸を覚える才能が有る事を発見した時は、はっきり言って驚きだった。ミュウーは私に似て、中々の天才である。(謎)
『おすわり』は、たった、十分程で覚え、『お手』『お変わり』『待て』と、すんなりと出来るようになって行ったのだ。良く『猫に芸を教えるのは難しい』と言われるが、それは先入観が働き、はなから諦めていて、誰も教えようとしないからではないか・・・・・・? と、私は思う。それとも、本当に、ミュウーが、マレに見る大天才(←親バカ?)なのかは解らぬが、猫を飼っているならば、根気良く試してみるといい。
 最近は、やらなくなってしまったが、アルミホイルで作った小さなボールを主人が投げてやると、喜んで口にくわえて来る。小さな箱を主人が持ち「ここよ、ここに入れて」と言うと、ちゃんとそのボールを箱に入れる。 
後、カーテンレールの綱渡り。(それならうち家の猫だってやるわよ、フン!)とおっしゃる奥様方・・・・・・。実はミュウーの、そんじょそこいらのニャンコ(失礼)と格別に違う処は、何と、レールの端まで行くと、ムーンウォークのように、いとも軽やかに、後ろ向きのまま、後ずさりするところなのです。
専門家(謎)の話しでは、後ずさりする前に、たいていの猫は、飛び降りてしまうそうです。
(ドウだ! まいったか。エッヘッヘ〜!)
もう一つ、これも主人ワザなのだが、おやつを上げる時、気位が高く、素直に来ないミュウーに、主人が、特有の言い回しで『3つ数えるうちに来ないと、おやつ閉まっちゃうよ? さぁん〜・にぃい〜・い〜〜〜ち!』と言うと、2から1の間に、鳴きながら慌てて飛んで来る。
これが、何とも、可笑しいのである。

 そんな事が取り上げられ、一度テレビにも出させてもらった事もある。(笑)
フジTVの、「どうなってるの?」と言う番組だ。
人間嫌いのミューの事、取材不可能となり、事前に私達が撮って置いたビデオで間に合わせた。(笑)

そして最近引越しし、一戸建てに移り住んだ為、ミュウーは卒無く屋外デビューも果したのだが、気位が高すぎて生意気なせいか、しょっちゅう苛められて帰ってくる。(苦笑)
 とにもかくにも、ボスにしろ、ミュウーにしろ、猫は天使だ。
 猫は犬と比べると、したたかで小憎らしい。
わがままで、小悪魔的で、意地悪で、気まぐれで、愛想無しで、可愛げが無くて、こっちが追えば逃げ回るくせに、こっちが逃げれば追ってくるetc・・・・・。
 でも、そこがたまらなく良いのである。それこそが、猫の魅力だと私は思う。
そんなクールな猫が、たまにすり寄って来る。(おもにエサ欲しさだが・・・)その時の可愛さは、又格別だ。
 猫をじっと見てると、目で語り、耳で語り、シッポでも猫は会話をする。
鳴き声一つで、何が言いたいのか解る。
私はそんな猫が、堪らなく大好きだ。
 出来うるなら、一〇匹でも二十匹でも飼いたいと思う・・・・・・が、我が家は究極の貧乏なので、残念ながら無理な話しである。
 いつも私達を癒し、楽しませてくれている愛すべき天使達に、心からお礼が言いたい。・・・・・・と、ここまで書いていたら、不慣れなパソコンと格闘している私の手元で、(エサもくれずに何やっとんじゃぃ)と、ミュウーがじゃれついて来た。
 あ〜ぁ・・・・・、仕方が無い・・・。
それでは、カワユイ、カワユイ、娘のディナーのお時間なので・・・・・・。これにて失礼いたします!




2002年05月07日(火)


 【詩】月下美人に寄せて 


 こんにちわ〜〜。
 今日は初めて、詩を載せてみたいと思います。
詩と呼べるかどうか解らないですが、3年前に癌で再入院した時に、確か、手術が決まった直前に書いたものだと記憶しています。(ハテ? 術後だったかな?)
 ま、良いか・・・(笑)

 ともかく、生まれて初めて『月下美人』と言う花を見た時に、余りに衝撃的な感動を感じ、思わずメモ帳に書き記した詩が見つかったので、載せさせていただきます。


〔月下美人に寄せて―〕
 
貴女はなんて妖艶で 
そして・・・儚い花なのでしょう・・・・・・ 
 
誰一人として気付いてはくれないかもしれないのに・・・・・・

貴女は一体 何の為に そして 誰の為に
そんなに綺麗に咲くのですか?
 
誰にも媚びず 真夜中にひっそりと開き
 人知れず 萎んでゆく・・・・・・ 
余りに美しく 悲しい花よ
 
 それで貴女は 満足なのですか?
 それで貴女は 何を得られるというの? 

たった一瞬だけ 
月光というスポットライトを浴び 
艶やかに舞い そして壮絶な死を遂げる
刹那すぎる 命・・・・・・
尊厳とも思える凛としたその生き方・・・・・・

きっと・・・

貴女は 自分自身のためにだけ
開くのでしょうね

誰かに見てもらいたいなんて・・・・・・そんな欲望さえ無く・・・・・・
 
ね? もう少しだけ居させて?
 貴女の死を最期まで見届けさせて?
 もうすぐ 夜が明けるから・・・・・・

 アァ・・・もうこんなになっちゃって・・・・・・
 色あせて 萎れた花びらを なでてあげる・・・・・・
 口付けしても いい?
  
何故か貴女に心奪われて 涙が止まらない
貴女が愛しくてしかたがない・・・・・・

 私はもう、 少しも動く事が出来ない・・・・・・

 私のような 可笑しな人間がいたって事 忘れないでいて・・・・・・


 私も貴女のように生き
 貴女のように散りたい・・・・・・
 
 誰かの心に 鮮明にその姿を焼き付け
 仄かな香りの余韻を残し
 そして・・・ そして・・・ 小気味良く 散って行きたい・・・・・・





※今月のエンピツのランキング見てみたら、6票も入ってて、ものすごく嬉しかった〜♪ 今までひと月で2票以上入ってたことなかったのにぃ・・・・・・。
( ・_;)( ;_;)( ;_;)(>0<)ワーン
投票してくれた人〜。アリガトウね〜。m(._.)m ペコッ
これからも、極力頑張るね〜。




2002年05月08日(水)


 (日記)今日はネタ切れのため(^^;日記で〜す。


 皆様。おはようございま〜す。( ^.^)( -.-)( _ _)

昨日で,昼間の仕事(高級婦人服の販売員)を辞め、夜一本(パブ)にする事になりました〜。

 思えば、生まれて初めて、婦人服の販売員などというパートに付き、心優しく、かつ、個性的な(笑)2人の先輩に恵まれ、私なりに接客業は大好きなので、とても楽しく、何人かのお客様にも可愛がられるようになり、あっという間に過ぎ去った1年と7ヶ月では有ったのですが・・・・・・。
なんせ、給料面では全くの望み薄だし、(何年居ようが、どれだけ売ろうが、パートは給料が下がる事は有っても、上がる望みの無い会社だという事がよく解った)、時間は長く拘束されるし、足腰は、痛いし(特に、私は病み上がりなので)・・・・・・。
それに、諸々の事情で、会社自体の体質に強く失望し、考えぬいた挙句、この結論を下したワケデス。

 私は、発病前、約、20年間に渡って、自ら、チョイと小洒落た、洋風居酒屋を経営しており、その道にかけては、ベテランも、いい所・・・・・・(爆)
が、しかし・・・。お人好しが嵩じ、ずさんなドンブリ勘定がゆえに、経営者としては大失格!
 ともかく、楽しく、愉快で、大好きな仲間達だけと、自分自身が楽しみたい為に、開いた店のような物なので、結構繁盛していたにも関わらず、赤字経営だったのは、言うまでもございません。 トホホ・・・(^^;
 店の雰囲気にそぐわない客や、勘違いの甚だしいような客は追い出すは、・・・かと思えば、清純で貧乏な若い客達には、どんどん奢ってしまうわ、無銭飲食のオジサンを叱り付けているうちに、同情し、しまいには、タダで酒は振舞うは、タダで歌は歌って聞かせるわ・・・・・・etc.、バイトの子達に、さんざん呆れられてしまった事なども、度々の、想い出ひとコマ・・・・・・。(自爆)

 そんな私の、20年来の友人が、駅前で、ナイトラウンジを経営しており、近頃私に、いわゆる(チーママになって欲しい)と、お呼びが掛かり、取り敢えずは、馴れる為、夜の3時間だけ手伝っていたのですが、ママの強い説得で、緊急に夜だけに徹する事になったのです。

 (近藤サト)さんと、(山本洋子)さんを、足して2で割ったような、(誉めすぎかなぁ・・・?)少々マルポチャだが、超美人ママの(T)と、かなり、マルポチャになった、(小野ミユキ)のような(自称)私は、一線を退き、コンビを組んで、お客たちのお母さん役。はたまた、金さん銀さんのような癒し役。(少々憮然)

 後はカワユくて、天真爛漫なピチピチの若いギャル達に接客を任せ、のびのび生き生きと、大好きな料理を作ったり、プロ並みの(大謎)ジャズを口ずさんだり、大好きなバーボンを飲んだくれたり・・・・・・etc.と、まるで水を得た魚のように、楽しく気楽に働いてオリマス。

 そんな訳で、今日からは夜一本になる為、昼間は、タァ〜〜ップリと時間が空き、PCに触れる時間も十分に取れるようになりました〜。♪

  何よりも、それが一番、嬉しい〜っ!!

 
                    by マキュキュ
 


2002年05月11日(土)

My追加
☆優しいあなたは両方 クリック してくれると思うな〜☆ 人気投票ランキング
初日 最新 目次 MAIL