ジンジャーエール湖畔・於
目次


2004年11月30日(火) 最近みた夢





気が付くと私はピンクレディーのミーで

ピンクのフリンジがおびただしくついたミニのスリップドレスで

頭にピンクの羽をくっつけて

紅白歌合戦の舞台の上にいたんだ。そう、それはNHKホール。

ミーのうつしみなのだから、歌やダンスはもう染み付いているものと思ったが

音楽がなっても、ミーのうつしみは私の意識が感じられる以外

ピクリとも動かなかったのだった。

あせった私はひたすらケイのほうばっかみて、

ケイの振り付けを必死で真似しているばかりだった。





2004年10月31日(日) お忘れなくの好々爺





最強の、そして最笑、最オタオタのチーム。
よくがんばってくれた、
イライラ体質の私にめげずに本当によくがんばってれたあんたたち。
・・・をねぎらう為に、今日はコリアン屋パーティへ。

キムチ
ナムル
チャプチェ
トッポギ
チジム
カルビ
ピートロ
マッコリ




彼ら食材たちの繰り出す応酬に我々はめまぐるしく箸をうごかし
そして大いに笑い けなし合い ほめあった
「来年もまた一緒にがんばろうね!」
この瞬間はいますぐ終わる。
こういうとき私のなかにはお忘れなくの好々爺が現れる。
みんな、みんな 好きに生きていくだけ
さようならさようならさようならだけが人生だってさ
だけどだけどこの瞬間をお忘れなく
お忘れなくの好々爺さ












2004年10月25日(月) 震度2 行田市




リンゴを路上でかじりながら歩いている人をみた。
すらりとしてて眼がちゃいろで髪もクルクルしてて、
外人さんみたいだ、と思ったらそうだった。
はじめ見たときロビンフッドかと思った。うそ、思わなかった。


あまりに可愛くて食べれなかったアンパンマンの
キャラクターたちの顔がプリントされたビスケットを
職場にもっていったが、みんな可愛可愛とよろこんだが、
やはり結局最後まで誰も食べなかった。
ので、またうちに持って帰る。という意味のないことをした。


土曜日、2丁目の心カフェへ。
井口昇をめぐって先輩とケンカも辞さないいきおいでやりあった。
いまいちばん真摯な映画人は井口昇とわたしは思っています。
はやく、はやく新作がみたい。


仕事の疲労でぼろぼろの夜、
高円寺で道をきかれて親切に教えたら
「かわいいからこれから飲みにいこう」
とナンパ男はいえり。
”かわいい”の一言にとたんに元気がでた。


私は東京タワー博士。
今年も10月のタワーはピンク色に染まった。



地震多発。
あいつの出身地ギョウダを
地震のニュース速報で知る。





2004年10月08日(金) ジャムおじのお気に入りのアロハ



いまさら、いまさら、
「アンパンマン」の世界観に魅了されます。
というか、ジャムおじさんのことが大好きで大好きで…。
ジャムおじさん見てると、体内の活性酸素が除去されてゆく思い。

ジャムおじさん萌えが、世間的にどのくらいいるのか調べてみると、
萌え度はまぁふつうくらいだったけど、
「アンパンマン」自体がすごく解釈されていた。
アンパンマン経済学、とか、ジャムおじさん死の商人説とか。
「磯野家の謎」ばりにみんな「アンパンマン」を読み解いていました。
でもぜんぜんピントコナー。

わたしは、わたし、といえば。
「アンパンマン」のストーリー自体が、ジャムおじさんの夢のような気がする。
パン作りすぎでイカれて、
アンパンのヒーローがバイキンと戦う世界の妄想に囚われてるんだ。
ジャムおじさんとバタ子さん以外、全員食べ物か動物というすごい世界。

自分たち以外食べ物か動物って、
恵まれた無人島みたいな生活ね。
ある意味ユートピア





☆         ☆
  ☆  
      

     ☆








2004年09月26日(日) 左ぎっちょの少女





久しぶりの休みです。















(この行間で開放感をアピール)












弥生美術館でやってる「石原豪人展」を見に根津まで。
弥生へはこれで2度目。
こういうイベントとか展覧会とかって、どうしていつも
最終日ぎりぎりにならないと行かないんだろう。
仕事をはじめてからは、ぎりぎりに駆け込むことすらせず
「行かない」になってることがさみしいね。
今診たいのは
「人体の不思議展 第二弾」
「ピカソ展」(身体とエロスの方の・・・)
「兵馬俑がずらっとそろってるやつ」
「興福寺展」
全部名前うろおぼえだけど。絶対全部いかないな。
こんなに意識は行きたがってるのに。


石原豪人展は最強でした。黒岩涙香の「幽霊塔」の挿絵が特にすきで、
真っ赤な空を背景にして怪しげな洋館が描かれてて、
屋敷を下半分を覆うように美女の仮面が掲げられている
・・・という構図が絶妙の怪奇エロス。
ジョルジュ・フランジュの「顔のない眼」を思い出します。

あと、少年雑誌の特集の挿絵用に書いた、
天女と遮光器土偶が空を舞い、UFOに吸い込まれていく絵も見ててくらくらしました。

「ナスカの地上絵に描かれた文字は古代の日本語だった!!!」
という特集記事の挿絵として展示されてたけど
その記事内容も気になった。細かい字がみえないので断念したけど
「地上絵は宇宙人が書いたもの」「地上絵の文字は古代日本語」という
要素からその後の記事は、「我々日本人の祖先は宇宙人!」という論理展開になっていそうです。


今日は豪人にいやされ生き返った一日・・・。
また、そのほかに得たささいな夢は、ビームスでがいこつの髪留めを買ったこと。
松本零士のクイーンエメラルダスを想います。








2004年08月12日(木) ohuro場で死んでいた赤いあれ



うーん
昨日はすごく怖い夢でした。
燃えるゴミを出そうと袋をしばってたら
なかからゴキブリがばあーってぞろぞろ出てくるユメ。
混乱状態のわたしは、もうわけわかんなくて
しまいには手づかみでそれをつぶしてまわって
リンゴを片手でつぶすレスラーの如く、よ。
つぶしたゴキブリの体液やら殻やらで手はべとべとなんだけど
赤や黄色の絵の具のようでとってもカラフルだった。


また別のユメでは、
わたしはバイオハザード的ゾンビ殺戮ゲームの戦闘員だった。
でもWEAPONをもってないので、
もってたカメラのシャッターをゾンビに向けてきることかできないの。
不思議なのは、「ギャシュッ☆」と
フラッシュとともにシャッターがきらめくごとに
ゾンビはダメージを受けていること
カメラのシャッターを切ることでわたしはすでにWEAPONを手に入れていたんだ。
(パパラッチに怯えるセレブみたいなゾンビだなぁ)



S a t e

いまおきながら夢みていることは
鍾乳洞への憧れです。
新聞やがくれた冊子「暮らしの風」に岩手の龍泉洞がのってた。
何の気なしにページをめくってて
ふと目にした瞬間、すーっとひんやりした風がふいてくる気がして
「ここへいかなきゃ!」
という気持ちに駆られた。
仕事やつらい恋愛、歯医者への検診、もろもろ
すべて投げ出して鍾乳洞へ。



渥美清が主演してた金田一耕助で(「八つ墓村」かな)
ショーケンが鍾乳洞で女傑に殺されそうになるシーンを思い浮かべみてよ!



龍泉洞は、降りていくと地底湖もあるそう。
女傑はたしか小川真由美。
あー殺人の予感だべ。


わたしの願望のなかに、
景勝地に恋人と旅行をして、
幸福のただなかで愛する人に殺されたいというものがある。



あと最近の熱情は、ダムにも飛び火してる。
真夜中にきも試しで群馬のダムにいったんだけど、
「怖い」というのとはぜんぜん別の意味で
畏れ心を揺さぶられる風景だった。



あの妙な大自然感とマイナスイオン感。
あと非日常なくらいの広大さが殺人を追憶させます。
韓国映画の『オールドボーイ』(秋公開)にも
いいぐあいにダムを登場させてて、
あのシーンは美しくて恐ろしくて本当になみだがでます。
『オールドボーイ』は今年のベストワンで、
わたしのオールタイムベストにも入り込むくらいの傑作だった。
15年間自分を監禁した相手への復讐と、その“なぜ?”を求める主人公の話。
孤独をにじませる主人公オ・デスに一晩で恋する少女ミド。
彼女の気持ちがわたしには痛いくらいにわかります。



2004年05月06日(木) クライベイビーセクスィ−グァ−ル







渋谷のハチコウふきんのガード近くで
ひとだかりでき、なかにはチンケなストリートバンド(騒音)。
おとうさん、図に乗るだけだから立ち止まりなさんな!
などと苦々しく通り過ぎようとしたら
信号待ちで停まっていたバイクメェーン5、6人が彼らのうるさ演奏に気づき
一人が戯れにエンジンをふかしたら思いのほか楽しかったらしく、
続いてほかのバイクメーンもバカみたいにふかしだしたもんで
完璧にストリートバンドはバイクに上書きされてしまった。
バイクメーンたちはそんなことで勝った気になったみたくご満悦だった。
長髪にヒゲのいかついバイクメェーンたちなのにけっこうキン玉ちいさいことするのね。
やがて信号が青に変ると彼らは246方面へと走り去った。
そしてストリートバンドの騒音だけが取り残された。
ひとだかりとの蜜月には何ら影響はなかった。

時間にしたらたぶん15秒くらいの出来事だったけど、
彼らの騒音対騒音の対決はすごくショッキングで、
ゴジラ対ヘドラというか、汚物VS吐瀉物というか、
その不快さったらなくってよ・・・



ゴールデンウィークにしたこと

・月島のもんじゃ屋でタカハシユウヤ(地下室パーティの子)
 のサインがあって、名前のよこに
 「真白目に生きましょう!」と元気に誤字ってた。

・鬱病の人の連休について思い巡らせ

・ピンクレディーの振り付けをメリーベルから教わる。曲は『モンスター』。

・いまさら六本木ヒルズの草間弥生展いって、
 館内のどこかにもっていた「豆乳ド−ナツ」を置きわすれてきてしまう。
 (ドーナツも水玉であるという観点からアートとして昇華しないかな)

・デニーズでハイジとバカボンのマトリョーシュカをみつける。
 大きい順に
  ハイジ、ペ−ター、クララ、ヨーゼフ、ユキちゃん
 で、達磨の形なのにちゃんとクララの車椅子着座も表現されててよろこんだ。
 でもおじいさんが仲間に入っていないことが悲しかった。
 ハイジを開けてペ−ターが出てきたら盛り上がるけど
 おじいさんが出ても誰もよろこばないっていう判断なのかな。
 マトリョーシュカになるようなキャラじゃないって問題もあるのかも。
 

・マンゴー美味すぎて皮までしゃぶったら舌が痺れた。うるし科であることを知る。

・サム・ペキンパー祭 WITH ジントニック



2004年04月27日(火) ランドスケープ・スーサイド

手帳のメモ欄にかいてあった「ハイネック博士」という殴り書きが気になります。
自分で書いてて全然わけわかんない。


3月に大学卒業して以来、本格的に仕事をはじめてますます物考えられなくなってます。
深田恭子くらい頭はたらかない。
仕事は映画の取材なんてゆういい気な商売だけど、
毎日多くの映画に触れていても、やはり
「現実こそが夢に覆われている」ととみに実感します。

夜の散歩をしていて、「鳥川皮膚科」という看板を発見してほほえみあった瞬間。

通販のバイトしてたとき、となりの席のおばさんとの雑談で、
オバサンと旦那さんは大学時代のグループ交際からの唯一の結ばれた二人だったってこと聞かされた時。

パンジーの鉢植えたちがちょびヒゲの顔がわらってるみたくこっちみてた時。





2004年04月26日(月)




最近の関心事、なんにも頭にない。
ゴダイゴを追聴(わたしの造語。古いものを聴くこと)してるのは、
長谷川和彦の『青春の殺人者』に彼らの1stがサントラとして使われたから。



あいつと2回め、夜あったとき
赤い目を隠すためといってたけど本当はネオンにも弱いドラキュラだったためサングラスは装着されていた。
『青春の殺人者』をオールタイムベストにあげた彼に、わたしは
「『太陽を盗んだ男』が面白かったから観たいと想ってた。」といいながらも
「きっと、当分みないわ」といってしまった。

「ビデオレンタル屋にいけばほぼ確実に観る事ができるとおもうけど、なぜだかそういう方法では『青春の殺人者』をみたくない。」とも言った。

「ごくたまになにかの特集で『青春の殺人者』がどこかの映画館で上映されるかもしれない。そうした機会を知って、スケジュールに都合をつけて、デートに誘われることもなく、渋滞でバスがおくれることもなく、映画館にわたしは辿り着き、そういうささいな偶然を通過して『青春の殺人者』を観れればいいと想ってる。 それは先をいそぐことでもないの。それはとっても悠長でいいかげんな待望なの。 でもそれでいいの。 わたしにはそうした映画が待っているって想っていたい。 つねに可能性が予感されるべきなのよ。」

と、ぺらぺらと口が勝手にうごいていた。
彼がすすめた映画に対して、こんなこと言ったら男の人はきっと引いてしまうでしょう。
でもあいつは違っていた。


「可能性を俺も愛すよ」


そうしてわたしたちはつきあいはじめた。








2004年04月18日(日) 本命はお前だ





休日を満喫。
西荻で金魚をからかって
バケットとハニ−ブラウンビールとローストビーフで乾杯。
ウノが楽し過ぎて泣きそうになりました。
八百屋とつき合いはじめた友達のはなしに胸がいっぱいになります。
皆の衆、この瞬間をお忘れなく、と好々爺ぶってにやにやしてました。


その後ひとりでブロードウェイを流す。
すごくひさしぶりにいったけど、色々心動かされるものが多くて
いやされた。
水野純子が描いた動物みたいなぬいぐるみを買いましたの。
チョチョリーナがもっているヘンテコでカラフリィなあれを想像してみてよ。
愛いやつ!!




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