再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 沖縄の緊急事態宣言。

沖縄の緊急事態宣言発令で、
6月10日から予定していた
エーシーオー沖縄『島口説』週末公演は、
宣言の明ける20日まで延期し、
24日初日になります。
残念ですが、宣言が解かれての公演に向けてしっかりモノづくりするのみですがー


緊急事態宣言発令に伴う一部公演中止のお知らせ

この度、6月10日(木)〜7月17日(土)にて開催を予定しておりました「島口説」公演は、
新型コロナウィルス感染拡大の影響と国から発令されました緊急事態宣言に伴い6月10日(木)〜19日(土)の8公演を中止することといたしました。
上演に向け、出演者&スタッフ共に日々の感染症対策を実施しながら稽古に励んでまいりましたが、中止する決断をいたしました。

心待ちにしてくださっている皆様には残念なお知らせとなってしまいますことを深くお詫び申し上げます。
ご理解くだされば幸いでございます。


なお、6月24日(木)〜7月17日(土)の公演は予定通り実施する方向で準備をすすめております。
制限の多い公演になるかとは思いますが、みなさまと共に舞台を楽しめるよう日々邁進して参ります。
どうぞこれからも応援のほど何卒よろしくお願いいたします。

よろしくお願いします。

2021年05月24日(月)



 「みえないランドセル」千穐楽

「みえないランドセル」明日千穐楽。
欲を言えば切りはないのだけれど、
全員の創意工夫が実りながら、そして、
映像撮り初日、から考えれば半年(そういえば、ZOOMでディレクトした場所は沖縄の病床であった…)
山谷さんとのプロットから、関連書籍からの打ち合わせからいけばどのくらい?
一月の延期の苦渋の選択と、そのあと急ピッチに決まった今回の公演。
スタッフキャスト全員の移行はかなわなかったけれど、
新たに加わった面々の力添えもあって、
都や国の無策に翻弄されながらもここまで来た。
自由度高くそれぞれの責任で豊かになされるモノづくり(もちろん、そこには現場を支える若いスタッフ・スタッフの仕事までを受け持つ若い俳優さんの力持ちぶりに支えられてもいる)
お陰様で評判もよく、この禍でなければ、後半にかけ、もっともっと多くのお客様に観てもらえ注目もされていただろう。
それは小さな小さな一歩でしかないかもしれない。
しかし、

今、本当に、やるべき、観るべき、演劇(作品)

にこだわり、模索して、結実したと思う。
苦しさを共有し、一陣の風となり、
終わりの見えない不安、閉塞感の中、
誰かの張り詰め吐けなくなった息を吐かせてあげること。
それは、三月・四月もそうあったけれど、
現場とのコンセンサス(それは「現在やるべきでない」という意見とのぶつかりだったり、心配を遡上にあげて、集団で共有する大変な作業)取りの繰り返し、
製作さんたちの「本当に強い思い」の元に現場が応えたものなのだと思う。
ビジネス上やっておかねばならないから、
責任の所在を明確にせず時が過ぎるのをただじっと待つのとは、雲泥の差だ。
この禍は本当に、
やることはやって、あとは神頼み
のようなものだと、沖縄での中止→延期を経験している側としては感じる、芝居一本創ることが大きな博打のようなものだし、お客さんを考えたって、「まだ」の肌感触は強いし、舞台芸術の灯りを消さないことを大事にとはいえ、実際との乖離もある。
でも、こんな時だからこそ、「顔が見える」必要があると思うのだ。
平時「大きな顔」しているのに「カクレル」人たちを尻目に。
普段は「偉そう」に国や大きな力に「少数派の正義をぶつ」のに逃げ回る人たちを尻目に。
(「合意を形成」するというのと「決定事項を通達しただけ」は意味が全く異なる。それを文字面の変化で文脈を書き換えるような小賢しさ、汚さには本当に辟易する)モノづくりは「真摯」に「誠実」に行われるべきだ。

まずは、明日の一回を無事に。
そうすれば、自然と道は拓ける。


そんな頃、来月から始まる沖縄でのあれやこれやは、
どう考えても「緊急事態宣言」にもろに影響を受けそうだ。





2021年05月22日(土)



 「みえないランドセル」演出の戯言。。

演出の戯言

緊急事態宣言下、宣言が延長された場合、中止になるかもしれない状況で稽古を重ねている。
コロナ禍は本当にいろいろなモノをあぶり出す。
人がどんな哲学を持ち何を大事にしているか、集団が何を大切と考えているか、社会が何を求めるのか、国にとって大事なのは面子かオリンピックか総選挙、、、人の関係もそう、コロナ前であれば、顔を突き合わせ行き違いに触れるだけでも、事態は収束したつもりにもなったが、それもできず日常目を逸らしていたことの多くから攻撃を受ける始末。不寛容と不誠実が蔓延り、メディアからは警鐘と脅しばかりが発せられ、エビデンスなく偏った仮説で展開する物語に右往左往させられ、根治を考えずにフリップやらお願いやら「勝負の数週間」が何度も出、その事に辟易し店を追い出され花見状態で呑んでいる人を取り締まることで、さながら戦時下の灯火管制に禁酒法まで持ち出して「やった感」を見せ、悪者を作って目線をそらす。大事なことには向き合わない。…考えるのを止めたくもなる。
どうも皆「今」を見ていないんじゃないかと思う。
「今」に至った理由について、想像していないのではないかと思う。
「今」の積み重ねが「未来」であることがおざなりになってるのではないかと思う……自分も含めて。
物語を紡ぎながら、稽古場で「思考の停止」について日々、突きつけられている。
これは「コロナ禍」における「虐待」についての物語だ。でも「当事者」でない人間にとっても、決して「他人事」ではない物語だ。
「考えるのを止めたら、人間じゃなくなる」と言ったのはハンナ・アーレントだったか…
「コロナ」のせいだけにしてはいけない。

それでも人は生きようとする。清く正しく美しくはないけど。でも逞しくー
この禍に劇場まで足を運んでくださりありがとうございます。
コロナになって唯一の収穫は、演劇が客席と出逢うことで漸く完成するものである、という事に確信を持てたこと。一期一会の旅、どうぞ最後までごゆっくりお楽しみください。

藤井ごう

ACO沖縄
「島口説」
6月10日(木)〜7月17日(土)
ひめゆりピースホール(沖縄)
作:謝名元慶福 演出:藤井ごう

ACO沖縄
「ゴーシュ(仮)」
8月23日(月)〜28日(土)
ひめゆりピースホール(沖縄)
作・演出:藤井ごう

alaコレクションシリーズvol.12
「紙屋悦子の青春」
9月29日(水)〜10月4日(月)/10月21日(木)〜28日(木)
可児市文化創造センター(岐阜)/吉祥寺シアター
作:松田正隆 演出:藤井ごう


2021年05月13日(木)
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