再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 四分の一が終わる。

東京はようやくの桜開花。
昼間暖かく、夜は…この寒暖差、いつまで続く?
明日から四月新年度。
私は目下の「十二夜」時間との戦い。
やはり、小劇場を思い切り勘違いしているスタッフさんがいて閉口。
次の手を打つことにする。
結局、どんな集団であれ「良きものを生み出すために」結集するちーむでないとね…
足下を見られているんだが、誘い口の責任も問われるさ。

今週は文学座アトリエで「父帰る/おふくろ」を。
おふくろ、にシミジミする。
しかし、意図は心当たりながら、その魅せる方向性は…
映画はこちらもやっと、「おとなのけんか」を観る。
上質な七十五分⇦決して質のいい登場人物たちとは言えないが。
元々舞台作品、
これは是非その濃密でおバカな実際時間を劇場で味わいたいものだ(芝居でね)
ま、このキャストと、この演出(ポランスキー)では見れんだろうが。

強風の中、新年度の事をあれこれと…
今年は一月から走り続け、十二夜で一旦…
その隙に
杉並に戻ろうかと考えたりしている。


2012年03月31日(土)



 宣伝もイロイロ。。。

シェイクスピアは、今週から一日稽古。
圧倒的にモノゴトが進み始めている。
僕自身も、実のところ久しぶりに現場掛け持ちなくなった(先の打ち合わせは数々あれど)ので、一本に費やせる。
午前中は図書館で関連書籍を当たり…


「普天間」秋からの方向性の擦り合わせ。
経済寸法と、そこから派生して面白くなるかどうか、
とゆう側面から、イロイロ山積みなことが判明。
いずれすべきは、面白い作品を送り出すことなのだけれど。
終電を普通に逃す


でもって、諸事情で内密的になってましたが(笑)、
四月のシェイクスピアはこれです。
雑遊でシェイクスピア!?
みたいになっていけたら嬉しい。
旗揚げに付き合いながら、既にその若々しさとは違う…

チョコレートカンパニー第一回公演
シェイクスピア「十二夜」
【劇場】 SPACE雑遊
【脚本】 ウィリアム・シェイクスピア
【演出】 藤井ごう(R-vive)
【料金】 前売・当日 2500円 (2012/03/01より発売)

【日時】
12日(木)19時
13日(金)14時/19時
14日(土)14時/19時
15日(日)12時/17時

【出演者】 ※50音順

池谷将之 / 市野雅道 / 大迫健司
上村圭将 / 小暮美幸 / 佐藤和紅
佐藤萌子 / 柴野弘志 / 仲澤剛志
服部雅広 / 本城憲   / 桝谷裕
丸山修司 / 村椿玲子 / 山内一生


本城さん出てます。
大西氏が楽曲提供。
どうぞ、こぞって起こしください、なかなか狭くて素敵な空間ですから。


2012年03月27日(火)



 イロイロありすぎる一週間

笹塚スタジオで燐光群。
挑戦心、
そこへのエネルギーも思うけど、
結局、今だからの、なぜに今?は誰も解決していない?
入り口と出口が同じ芝居はやはり、ハードルが高い。
でも非常に興味深い公演なので、時間の許す方は笹塚へ。
力強い俳優さんは相変わらず。

ピーター・ブルック『魔笛』さいたまっへ。
要所は面白く、音楽も心地よく、しかし、日本向けの安い感じ(はけぎわ日本語使うとか)の多用、、、
だから気持ちよく寝てしまう。。。去年12人に出てた学生とばったりでそんは話しをしながら帰途。

23日はテクノの修了公演。
週にわずかな時間で一ヶ月、ようやくと言うか、はやっとでも言うか、
サンモールで。縁あって担当クラスの半分近くが三度目の付き合い。
そして、去年の修了公演は、震災で劇場ではできず(例の時刻は丁度去年の稽古中)、久しぶりのサンモールになる。
昼から当たりプラスゲネプロ。(何しろ、複数クラスがあるので時間との戦い)
18時過ぎから本番。
その間にチェックして最終確認して。

ゲネプロで出たミスのくだらない忘れ物部分は解消されて、よき作品なったと思う。

打ち上げまで参加。
夫々プロになったり、次のことを始めたり、
いろいろだけど、自分への宿題をなくさぬ人になって欲しい。

そのお陰で僕不在があったりするシェイクスピアは進んだり戻ったりしながら、時間的には、これからの週に出来がかかってくる。全体のコンセンサス作りは良き感じで進んでいる。

そんな合間をぬって、恵比寿で賞をとった戯曲の公演を観る。
賞をとったら、必ず上演する、が謳い文句らしい。
お知り合いがイロイロいるので、んーとも思うが、とにかく。
……ひどい!
それだけ。
懇意の俳優さんも出ていたが、若手(と呼ぶ)の可能性に満ちた本をよってたかってベテラン陣が面白がれず壊した、とゆう事実以外、何があるんだろう…
賞を与えたのなら、その筆致の甘さ(と見えるかもしれない部分を)までもきっちりやって、その上で意見を交わすべきではないのか。。。
もちろん、そうゆう不条理を通過する(乗り越える)ことで作家自身の可能性が広がることも否定はしないけれど、
どうも違うような気がして、最初の十分から終演を迎える百十分まで、怒り、しか覚えない。
エライ団体なので文句言っちゃいかんのだろうが、お金ちゃんと払ったのでね(笑)

皆、何となくおかしいことはわかりながら、その事を気づかない風に装う客出し。
気持ち悪い。


政治には結局のところ個人ではなかなか抗えない。来年の仕事がチラチラと決まり始めるも、そうゆう流れと力に翻弄されて、
可能性としてやるかもしれなかった作品ができないことがわかったり、イロイロである。
嬉しいんだかなんなんだか、、、
まだまだこうゆう季節は続くのだな。

明日からも頑張りましょー

2012年03月24日(土)



 すりかえる。。

『エンディングノート』を観る。

こちらもようやく。末期ガンを宣告され亡くなった漢の死への整理の話を家族が撮っている映画。去年話題になったやつです。
もうこれはフィクションとは言えないし、ドキュメンタリーなわけだけど最終的に監督がいれる手はずがずるいよなあ、、と思う。そんでもってノンフィクションとしてはキレイすぎるよねぇ。
家族が撮ったからこそ、の、映像、映画。そうゆう意味では新しい(?)
ここからはカメラ止めて、のあともしゃあしゃあと撮ってあるし、⬅でもそうゆう件があるということは、もっと本当の意味で辛いとこなんかは撮ってさえないかも。。。
これはもう、家族だから訴えられない映像の使い方だと思う。そうゆう意味では作品と言っていいのかどうか。。。
しかし、もう事実なわけであるしいくら視点を変えたとこで「もう死んでいる」ことがわかっている時点で、コメディーでしかない。
しかし笑うと不謹慎感があるのは日本人だから?
わたし、前半かなり笑ってました⬅これが他人である監督が撮ったなら別。娘が撮っているのでその意図は明確だし、笑って泣いていいんだと思う。
途中途中出てくる「to doリスト」もかなりしゃれてるし(後からつけたしてんだから…とかイロイロあるmんだけどさ)
なにしろ「死、家族、恋愛、動物、子ども、老い」と凡そ普通の人が絶対に興味を惹かれて観てしまう要素がこれだけ揃っているのだ。
そして「死」は確実に「生きたい」「生かしたい」と思っている人の下で強いドラマになる。
で、やはり言いたいことや、イロイロあるんだけれども、
結局、至極魅力的な作品であることは揺るぎ様がないし(覗き見感覚もあるし)、
映画館でこそ観る作品だと思う。⬅とは言え、沢山の所での上映ではないんだけど。
これは「死」を前にした「不器用な漢」を主におきながら、
家族の「死」をどう受けとめていくのかとゆう「家族」の物語であるわけだ。そしてカメラのレンズを通した末娘(監督)の成長物語か。(そう思えば、亡父も報われる)

フィクションを創る側にとってこれほど困る作品もない。
面白いわけで…(漠)


例の便利なページを利用したら、
早速次の日返信があって、、
ありました、ケータイ。
なぜか、赤坂見附に届けられていて、取りに行くだけではシャクだから、
近郊でやってる、「おとなのけんか」(ポランスキー監督)でも観ようかと思うも時間が合わず、
結果、去年観たくて観れなかった当該映画がちょうどやっているのに駆け込んだのだ。
ここまで書けば、ケータイを救出に行かねばならなかった事実(かなり受動的)より、作品を観に行ったのだとゆう事実(かなり能動的)の比重が大きくなるはずだ。
わたしは決して機械に翻弄されてなんかいないのだ。(届けてくれた方、誰だかわかりませんが猛烈に感謝です。)

2012年03月20日(火)



 便利って。

連日の四月稽古。
久しぶりの稽古場ジプシー(一カ所でなく、区民センターとか各所を荷物持って移動する)は、何気にそうゆう機会でない限り絶対に歩かない土地や環境に出会ったりするので、悪くない。
完全に以前と変わったのは、
その場所場所の住所が朝にメーリングリストで送信され、⬅もちろん、稽古スケジュールに場所の名前は書いてもらっていますが
こちらはそれをケータイで検索して、あとはその言われるがママ誘導されるのである。。。
公共乗物が遅れない限り、遅れることも、徒歩の時間、地図まで表示されるから、まずない。⬅と言いつつ、信じきって歩いて迷い込むこともあるけどね、機械のせいではない。
便利だ。
昔はわかりにくいところは集合したりしてたっけ。
しかし、伝わったことになっているので、
送信した時点で終わってしまってる部分はあるだろうなぁ。

このままいけば、確実に地図は誰も読めなくなる。
なのに古地図が売れるこの頃、「こうゆう時」だからだよね。

ちょっとした路地に入ってみる。
そんな贅沢な(と言ってる時点で問題だが)時間の過ごし方とか心の余裕とか、
デジタル化して無駄が究極的に排除されようと、大切にしたいものだ。
とか言いながら、
時間ギリギリでされるがママに向かうのである。

バタバタとダスの一年生公演「ロミオとジュリエット」観劇。
変わらずの西沢節、心地よし。
自分の限界以上で表現に向っていく面々はとても魅力的だ。
それを「意味」ではなく「行為」として身体に刻まれること、大切よね。
次は何をしようかなあー、その先の世界…

帰り、営業プラス観劇に来ていたO氏とご飯してあーでもないして帰路。
ケータイがない…(年末にスマホを水没させてから、ケータイ関係につくづく運がない
1.水没して一年分のデータ紛失
2.保険をかけなかった+機種継続二年使用割引のせいで、違約金発生するので、昔のケータイに戻る
3.ケータイは喋る、軽いメールができるがやっぱいいねと思った矢先、液晶破損
4.修理
5. 戻って愛着も戻るので(?)ストラップ新しいのを付ける(前のも継続中)
6.ストラップは一週間経たずに新しい方だけ、紐部分だけ残して失くなる
7. 落とす)

有楽町線が怪しいので、
ネット検索すると、営団地下鉄に「忘れ物問い合わせ」のページが…
フォーマットもちゃんとしている。
とりあえず書き込みをして返答(天命)を待つのだが、
便利だ…



2012年03月18日(日)



 7月21日!

青年劇場さんの『野球部員、舞台に立つ!』観劇。
イロイロとお世話になっている福山啓子さん脚本演出。
若手好演。客席も温かい。誠実な仕事。
もっともっと面白い作品になるだろうな〜の思いで観る。
ドラマの推進力と、魅せ方の工夫を。
絶対的に足りないのは、タイムサスペンス(各々にとっても文化祭に至るまでの時間に拘ることは、人物の変化通じる)の要素と、あとは、その場に立つ(紀伊國屋)ことの芯からの楽しみと面白がりと、その場に生きる蠢くエネルギー、、、⬅元小劇場の僕としては、至極思う

そしたらば、予測できる物語を超えてあるカタルシスまで到達できそうなんだけどなあ。惜しい。

で、終演後、『修学旅行』の稽古スケジュール、
秋からの『普天間』再演、旅公演の件で打ち合わせ。

『修学旅行』は7月21日にオリンピックセンターで、一般公演があって、2007年から始まった旅の終わり。
変化と成長を続けた作品の最後。初見の方も一度ならず何度目かの方も、是非出会ってください。

その後、スタッフさん、キャストさんらとあーでもないをして、散会は何故だか、明るい頃。

私としては、来週の発表会まであと一週間に迫った日。。。
昼からその稽古、夜は四月の稽古である(笑)
なんでも来い、である。


2012年03月16日(金)



 観る。

『サド公爵夫人』観劇。

世田谷パブリックシアターで。
興味はありながら、最後のヒトオシがなくてどうしようかなあと思ってたところに、
たまたまが重なって。
なにしろ、麻実れいを観たい。(なにせ、その存在感たるや…)
そして白石加代子との戦い(?)なんて…

いやあ、お二人の戦い、凄かった(笑)

他も好演なんだけれど、
ある様式的凄まじい存在と、麗な冷たさの奥の青白い炎、、、
ご一緒したKさん曰く
『龍虎のたたかい』
…確かに。
白石さんがある種振り切れてる分(かなり野村演出の方向を決める振りの体現、衣裳もありながら)を、その存在(麻実れい)がいることで補償している感じ。

正当な三島解釈とは違うと思うけど、三時間半楽しく観れた上、
結果『三島文体、本、すげーなー』と改めて感じられたのでよかった。
思わず、実際は…と戯曲を買ってみて、家に帰って、本棚に当該戯曲を発見する…

『ヒューゴの不思議な発明』

映画として上質。
事実を使いながら極めてフィクション、
周りのキャラクターが立っていて、
なにより、あとで気づくベン・キングスレーである。⬅いや疑いようなくそうなんだけど、あくまで私が途中で、あ、そうだったと思っただけで。

モノづくりへの飽くなき探求はそれ自体、私にとっては感動的。
安いと言われようがね。
ロケットボーイズのロケット上げ乱発シーンにも似て、ニヤリ。
そりゃそうだ、誰しも持っている少年の部分を触発されるわけだな。(発明したのはヒューゴではないよな気はするが…)

ここんところ観るもの打率高い…
そしてそうゆう時の一杯とゆうのは格別なわけである。

四月の稽古もここに来てようやく軌道に乗り始め…

2012年03月14日(水)



 あいのり。

あの日から一年がたったようだ。

ちょうど稽古中だったあの瞬間。
今と去年と、自分はどれだけ違うのか、どれだけ同じなのか、
悩めるところだが、

表現とは?なんてイロイロ考えたりぶつかったりしたけど、

僕は演劇人だ。
それで食っている。
だから演劇をやる。
すごくシンプルなことなんだと思う。

その先に、題材は…とか、
客席とどうアダプトするか…とか、
今やる意義…とか、
あるのだと思う。


養成所一年目修了公演「十一人の少年」を観る。
好きな本、きっと演ってる子らにとって「なんじゃあこりゃあ」な部分は多いのだろうが、
一つの作品をみんなで創る、とゆう行為によって育つモノ、
それはただ勉強とか、本を読むとか、映画観る、とかとは比べ物にならない。
そのカーテンコールでの表情、身体など、だれがどうやったって、「稽古をつけて」出来るテイのものではない。

たまたましゃべっていたので思うのだが、
どんなベテランになっても、その時のように立てること(つまりは初心を忘れないこと?)
をホントの才能と呼ぶのかもね。

終演後、演出の原田氏の酒席にあいのり。。。
最近また池袋『土佐っ子ラーメン』づいている私である。






2012年03月11日(日)



 疑う楽しみ。

四月、ようやく、全キャスト決定。
まだ顔は見えていない方もいるが、キャスティングまで。
遠回りしただけあって、結果オーライかもね(笑)
そんな私自身は、ジックリとはいかないまでも、「謎解き」を楽しみはじめている。
そんなシェイクスピア信奉もしてないし、

ご都合主義の王様こと、

そんな深くまで(これはいろんなところで、いろんなことを言われるを覚悟)…部分、
これはこうゆう意味だろう、とゆう部分、
ひっくるめてめいっぱい「疑う」ことにしている。
⬅どの芝居でももちろんそうなんだけれど
流石に、戦い甲斐がそこにはあって、
そうゆう一つ一つを稽古場で検証していけたならば豊かだな。。。
なんて思いながらの間もなく一月前、なのである。

特に焦ってもないけど。

2012年03月10日(土)



 一週間後は〆切。

「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
ようやく観た。
原作は題名に惹かれて読んで、(向こうのベストセラーなんけどね)
9・11で父親を失った少年が主人公。


観たかった作品。

要所押さえた良い作品。
原作掘り込み部分は早々二時間枠に収まるわけもないので、、、


しかし、母の部分が、サンドラブロックの為か、映画版は息子が思う部分の書き込みをすっかり無くしているので、
そりゃあ、ラスト辺りのひっくり返しの、ありえないほど近い部分(だと思われる)の畳み掛けには不必要だってことかな、なんか「耐え偲ぶ日本人の美徳」みたいなお母さんで、、、
純白無垢過ぎて、ツクリモノ感が拭えず。⬅いや、感動するんだけどね。
だって、、「パパじゃなくて、ママがビルにいたら云々…」セリフが、その辺ないと何だかなぁ…

しかし、あっちの子役は凄まじいな…
初映画だって…
確かに監督は子役使い上手い人だけど。


イロイロが少しだけ進む…
一息して週末前に「か、か、か、確定申告ぅぅぅ」



2012年03月08日(木)



 思うこと。

何だかんだと、四月公演の稽古。
なかなか、思い通りには進まぬもんで。

未だキャスティングまで到達せぬ事態。
ま、それも含めて楽しむことにしてますが…
早く、いい稽古ができる体制を願うばかり。


温度差は仕方がない。
次の一手!

と右往左往しながら、いつもより相当早めにルールづけと、
何しろシェイクスピアなので、先説明が多くなる、
けど、遊びには、遊び心にも、通関したルールが必要でしょう?

旗揚げは何かと大変である。
兎に角、初めての子らができそうな顔を作ることに専念しなければいいな、と思っている。

そんな顔より、
自分で作った稽古場で一番魅力的な表情をしてること、
それ以外にないと思う。


変なプライドとか、対面はいらん。

2012年03月06日(火)



 観てみる。

気づけば三月、
諸々あとの予定の打ち合わせオファーがくるものの、
なんやかやと、今月下旬前、来月中旬と続くので、そっちにとられ…
でも、今月は芝居月間でもあったりして、ない時間とないソデふって。
B学座のA野くん出演のモダンスイマーズをシアタートラムにて観る。
このシフトチェンジはなかなか人気集団でできるものではないな…(創る作品)
私は賛成です。(誰だ)
同期も思いの外沢山来ている日。
A野くんはもったなかったかなぁ。。。(活躍処の問題ね)
終わりで、S古嬢なんかと喋る。


「THE BEE」Englishバージョン
水天宮ピットにて観劇。
初演観て、すっかりキャサリン・ハンターファンの一般人な私ですが、
鳥肌続きの七十五分。
演劇の面白味、
想像力遊び、
そこから浮き立ってくる人物たちの心なり存在。
余計な映像排除してくれたのでさらにどストライク。(記憶が確かなら)
豊かな時間、(決して楽しいホンとはちがうのだけれど)
終わった後の、遺された何かと、
いいもの観た、とゆう充実感と、
すぐ感想を口に出したくない贅沢感。
一言で言うなら高揚。(安いな〜)
こうゆうものを発信できたら、いいよね。(なかなかそういかんのはもちろんだけど)
そして、野田さんとか、こうあって欲しいと思うのだ、強く。(だから誰だ)
これでまた暫くの元気をもらう。
キャサリン・ハンター
狂気。


2012年03月05日(月)



 僕の時間の深呼吸パンフ掲載文。

演出の戯言

あれからもう一年、最近よく耳にする。
俳優クラスの面々が養成所に入ってからもう二年。
『あれから』と『もう』とくれば、『時間の経過の早さ』だし、
『時間の経過が早い』という事は、『充実』と置き換えられたりする。
しかし、全部の瞬間が『充実』しているわけでもないし、
耐えられないくらい『時がたたない』と感じている瞬間だってある。

『あれからもう』や『まだ』は日々入れ替わりその速度を変化させる。
苦しい時、時計の針はちっとも進んでくれないし、楽しい時の進み方は尋常でなく早いし、その時計の針にじらされたり、焦らされたり、安心させられたりもする。(まだ本番までは時間がある⇒まだ時間がある⇒まだ時間はある…⇒もう時間がない⇒もう時間がない…⇒もう時間がない!⇒もう本番だ⇒もう本番だ…⇒もう本番!)
誰もが知ってるように、時は無機質に針を刻み続けているだけなのだが…
時間とうまく付き合う方法、翻弄されない方法、オトナになってもなかなか見つからない。

ほんの一瞬かもしれない輝ける時のために、
じっくりと時間をかける。

演劇をつくるってこんなことだ。
それが『まだ』でも『もう』でも。
ただ言えることは、自分に向き合い、他人と向き合い、越えなくてはいけないハードルを意識し、逃げたりぶつかったり言い訳したりして費やした時間、『今』と向き合った時間は、
きっとウソをつかないという事だ。
そしてその『今』はずっと先まで続いている。

大きく深呼吸して、山田のぼる少年の奇妙な時間旅行をお楽しみください。


藤井ごう




2012年03月01日(木)
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