再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 隙間埋めます。

今年は、養成所でしゃあしゃあと二時間四十分を越える前例を作り、
その後、去年から用意してきた初人形劇を、筋書き通り噺家さんにも出演願い、しかも歌ものだったし(笑)
そこで「ここまで来たら次はミュージカルだ(笑)」なんて言ったら、今その台本と向き合っている。
六月は若手女子軍と芝居をつくり、
九月には、日本で初めて被爆者を扱った「島」をやり、
合間、中間発表や試演会に、イベント。
春、秋旅「修学旅行」に「ハナシがちがう!」
空きにデビュー前アイドルグループを受持ってみたり、、、

ほんとに色んな事をやらせてもらった。
ありがたい限りで、
自称「隙間産業」面目躍如。
今年も1年お世話になりました。
来年も、なんでもやらせてもらいます(笑)


2010年12月31日(金)



 十二月を総括してみる。

十二月を総括…

帰国すぐに、千住で板垣氏演出の「アントニーとクレオパトラ」
なにせ、話がわかりやすいのと、平さんのモンスター振り。。。
で、村松出演の「TOP GIRLS」
えり好演だし好きな本だけど、演出にんー
ま、難しい本だ。
下北楽園で最近稀に見る、スーパーマスターベーション芝居を観て卒倒しそうになり、
観に行く気分がなえがちの中、B学座の「くにこ」を観れて(照明オペが東史子さんでした)、ももちゃんのとてつもないよさと、
鵜山氏の下手をするとテレビ的になりすぎる平坦なホンを、舞台ならではに完全に仕立て上げる手腕は、流石で脱帽。。。
そうそう、である。(そんなこと簡単にはできない…)
終演後、「あぜみ」で盛り上がり、
丁度折り込みに入っていた「美しきものの伝説」(蜷川演出)
を下旬には埼玉に観に行って(以前R-viveに客演してくれた飯田さんゲスト出演)、死に際にこだわるかの演出を観て、その後も、わざわざ新宿に出て「あぜみ」(笑)
来年早々のB学座も同作品をやるので、楽しみでもある。
プークでは、
二度目の「十二月」
半助で姫をやってくれた子がマルーシャ役替えにつき観る。
去年とは、必死に「人形劇とは?」みたいな見方をしなくて良い分なのか、随分と印象がちがう。

今月の素敵な言葉。
シドニー・ルメット
「あまりに奇妙な真実は、極上のフィクションになる」
ルメット関連本を読み漁る年末。
忘年会出席率もロンドンに行かせてもらった分減らしてみたりしている(笑)
ルメット作品でまた企む…
それは時期がきたら。

状況の見えないことの多くに閉口しながら、体調も優れないほんとの年末、ミュージカルはなんとなく台本の出口を見つけつつ、小屋見に言ったりしながら。
入院が来年までかかりそうだった知人が年末年始を家で迎えられそうで、それが一番よかったこと。
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2010年12月29日(水)



 十二月に入って、帰郷。

ロンドンは、なにせ楽しかった。
最初シーズン替えの微妙な時だったのだが(あくまでオオモノの)
ミュージカルも観たし、
最低な ストレートプレイも観れたし(効果は色々と使っていたけど)、
最高の観劇体験もできたし(わたし、英語はダメですが)、
それで調子に乗ってイプセン観たら、流石にさっぱりだったし、
やっぱり、ストレートプレイが好きなんである、と身体で確認できたし、
最高質なものが観れたので言葉がわからなくても、主導権が舞台上どのよに動いているかが明確だと想像力を加味すれば、理解できるのだなと。これはいつも説明する事ではありながら、来年の仕事にもリアルに響くだろう。
色々と刺激になって、
しかし改めて確認できたことの方が多く、
観劇以外は殆ど、サンドウィッチとギネスで過ごした貧乏旅行ながら、途中美術館もいくつか寄れたし、
思いきって飛んでよかった。結論、
やっぱり、もっとゆっくりと来たいものである。

今年はここまで初日迎えたもの十三本、精神的余力があまりなかったのだなと、帰国後の自分と比べて思う。
おおらかに、間口広く、底深く、存在したいものである。(理想)

とりあえず、来年のこの時期も…
とは思いつつ、来年のスケジュールもまだまだ微妙につき、
家族に怒られそうである(笑)

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2010年12月02日(木)
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