再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 関係を構築しながら。。。

今回、「俺ドラ」の4編オムニバスの中の一つ「夏のせいかしら」を演出させてもらっている。一編基本45分。
他のチームがどうしているかは全くしらないが、うちは、基本的に、暗転なし、出たら出っ放しワンシチュエーション。
つくられた嘘をどう「感じさせなく」できるか、かかっている。
四人だけの出演者。
四人の交響曲になればいいと思うのだが。
稽古はフリースタイルを貫きながら、繊細に、丁寧に関係を深め、構築していくスタイルだが、自由になれない人には変わらず高いハードルのようである。一番基本だと思うのだが。やはり「見る・聞く」、芝居はここにかかっていると思うのだ。そのうえで、四の五のあるが、シンプルに返すこと。影響を与え受けあうこうと、その場で発見をすること。他者との関係で自分が変わっていけること。
ただ自分で考え、積み上げるだけでの一人芝居をしないこと。
簡単なようで、難しい。

四月の青年劇場で音響さんがパンフレットで私を評した言葉が
「藤井さんはその場に生きていない役者さんにとても厳しい。当たり前だが。」
この、「当たり前だが」を大事にしよう。


一山超えると、稽古が厳しくも、楽しいことになるのだが。

しかし自由になっていく俳優さんを眺めているのはこれは格別。
もう一歩、足並みが、スタートラインが揃うといいと思う今日この頃。
稽古場でよく喋るなわたし。

月曜はジョーカンパニー観劇。ん〜、本がなぁ…。趣向はいいと思うのだが。そしてなかなか進まぬ自分の本の書き直し、そろそろ尻に火が…

2007年08月29日(水)



 佐野。

今週は「俺ドラ」三回稽古して、また三日休み、変則。
巧い事、時間を使ってもらえればな、と思いつつ、
なかなか、巧い事時間を使いきれない私(笑)

と言いつつ、祖母の初盆なので、人生において二回目という不届きなお墓参りに家族総出で行ってきたりする。茨城県。
ふむ。
佐野藤岡インターで降りる。

このインターは昨年度、よく使っていた。
佐野厄除け大師があるところ。
+ラーメンで有名。
こっちの人間に美味しい店を聞こうかとも思ったが、

どうもこの調子でいくと、九月に足利である演劇祭を観る事ができなそうな気配なので、やめておく。
といいつつ、ここに書くと、ばれるのだが(笑)

原稿依頼で書いた通り、これからを「楽しみにしている」のだ。

2007年08月23日(木)



 食欲の夏…

今週は贅沢三昧である。

嘗て、といってもそんな前のことではないが、
というか、自分でも気がつくところはあったのだが、

機嫌が悪そうな時は、ごうに「蕎麦」を食わせろ。
IN足利
である。

我ながら単純すぎるなぁと思いつつ。
これは事実である。
どんな感情も、行き詰まり感も、イライラ感も、焦燥感みたいなものも、
殆ど、まるっと軽減される。
いつもいつもという訳にはいかないが。
それがご馳走してくれる、ということであると、更に倍である。

偶にその噂を聞きつけた別の現場の人が、
まだなんとも思っていないのに、
「ごうさん、今日はそば行きましょう、そば」
と言ってくれた上、確かに美味しいお蕎麦で、お酒もお箸も弾むのだが、
いつの間にか酔っ払った先方の話を私が聞き手に周る羽目になった上、
最終的に割り勘だったりすると、もう目もあてられない(笑)

しかしこれは「蕎麦」だけじゃなく、「美味いもの」と言い換えて間違いない。

今週は思い立って、蕎麦を食いに行く。
久しぶりに訪れた店だったが、まるっと、である。
それから、松山に帰って
瀬戸内の魚と刺身。
芋焼酎に黒糖焼酎。
そして、四万十川の天然うなぎ。

道後温泉の後の、生地ビール。

ここまで来ると、機嫌もなにもあったもんじゃないな。。。
なんだか、カロリーがいい加減高すぎる気がするのだが…

そんな中、小森さんと久方ぶりに呑む。ちょっと相談ごと。
師匠の芝居も見る。なにはともあれ、観ている子どもの素直な反応を引き出しているので、非常に感心する。
と、「俺達がドラマだ」、来週から立ち稽古に入る。
R−viveの来年の事を制作さんに相談。
書き直し脚本。
高校演劇の台本。(俳優さんから意見を求められ、結局一度訪れることになりそうな…)
などなど。
とっちらかっているな…

テーマは「勉強」である。
夏休みも残すところあと僅か、
今更気がつくが、遊び残していることの方が気になり、
宿題や勉強に手がつかなくなる小学生状態である。

焦らず、ゆっくり進もう。




2007年08月18日(土)



 気が利いてるのか、いないのか

携帯を新機種に換えた。

まではよかったのだが、稽古後、神楽坂でやっていたお芝居を見に行く間にフラッと入った携帯ショップ。
安かったので思わず+時間つぶし…

劇場にて購入したはずの、充電器が入っていなかったことに気がつく。
即電話。

終演後にはどうせ店は閉まっているし、駅の反対までもどるのも億劫なので、次の日の午前便指定で、自宅に送付してもらうことにした、難色を示す店側に、「午前で!」の一声。なにせ店のミスですから。

しかし、待てど暮らせど午前中には届かない。
午後からは稽古に出なくてはいけない。
店に電話する。「いや、送りました」と一言。拉致があかないので確認させる。なにせ時間が無い。

「すいません、入れ違いで午後二時便になったみたいで…」

入れ違いってなんだ。
なんと入れ違ったというんだ。
まあ、よしとしよう、なにせ、こっちは時間が無い。
「じゃあ、近場で充電器だけ買うから、送って貰ったの受け取れないし、二つもいらないから、お金だけなんとかしろ。」
いかん、語尾が厳しくなった。
「は、はい!なんとか、します。」だそうな。
まあ、よしとしよう、なにせ、入れ違いの意味がわからないのだから。
「ごめんね、面倒だけど。」
「じゃあ、お家の方にお届けにあがりましょうか、僕、家近いんですよ。」
じゃあ何故昨日の段で、それを言ってこないんだ。
それに面倒くさいし。なにより俺は出ないといけないのだ。
「だから、なんとかしろ。書留でもなんでもいいからさ、」
あ、また…
「あ、面倒くさくてすいませんねえ。」
「い、いえ、こちらのミスですから、すいません」

結局、千五十円を返して貰うがために、千五百円の充電器を買う羽目に。

そして、今日、受け取れていなかった現金書留を取りに郵便局へ。
きっちり千五十円。
そしてお店から誤りの手紙が…

「このたびは、充電気を入れ忘れると言うミスを…云々」

充電、「気」
気を入れ忘れる。

ネタか?



一月に向け、脚本の書き直し。
なかなか進まない…
それと共に、打診されている演出の企画の打合せを新宿にて。
一月上旬を目指すことで合意。
九月の下旬に、本読みをすることに。
気が利いたものを作りたいものだ。





2007年08月15日(水)



 熱闘甲子園。。。

時期ですねえ。
熱いです甲子園。

今もって、試合をしている選手たちは「お兄ちゃん」に見えてしまう。

去年は、マー君、ハンカチ王子の大盛り上がり。。。
帝京の準々決勝もよかったなぁ、8点とって、ピッチャーいなくなって逆転されて、、、そして、
あの決勝戦再試合といい、再試合の最後のバッターとピッチャーが二人。
少年漫画でさえ、かかなそうな展開を(書いたら絶対、「それはない」と突っ込みが入りそう)、しっかりやりきってくれた。
そして今年の活躍はもうそりゃ、皆知るところなわけで。
というか、あれからもう一年、てか、まだ一年、な感じもあったりして、

で、今年だ。

今日、久しぶりに放映を見た。
いい試合だった。
兵庫代表「報徳学園」対「青森山田」青森代表
5-0で報徳はまたしても初戦敗退となったわけだが、NHK(最近、電話対応が最悪で、加速度的にだめなのだが、スコアのところ…
「報徳」(報徳学園)と表示。
うん、ま、これはいい。
そうでなくても始終出ているスコア。あの、右上だか、右下だかに、−回表−対−と出ているあそこだから、省略して表示する気分もわかる。
現にプロ野球だって、いちいち「東京読売巨人軍」とか「東京ヤクルトスワローズ」とかちょっと長いし、第一、例に挙げたチーム同士東京だから、ややこしいし、「巨人」「ヤクルト」と表示するし、確かに、みなそうやって呼んでいる。東京ナンチャラと発声している人には出会ったことがない。
でも、ま、言っても、「ヤクルト」(四文字)だ。または「ソフトバンク」(六文字)とか。
で、「報徳学園」対「青森山田」
略して「報徳」対「青山田」
問題は「青山田」である。

「青山田」

山田が青いのか?青山が田んぼなのか?
間違いではないらしい。
ま、そりゃ高校生だから青くても仕方ない…とか、全く関係の無いフォローをいれてみてしまう。
ドカベン世代のわれらにとっては、岩鬼くんが、山田太郎を捉えてのいうところの「やぁ〜まだぁ〜」の意味合いを深めたようにしか聞こえない。
別に青森山田を知らないからではない。
スポーツの超有名校だ。
青森だけど、全国からえりすぐりの選手たちが、野球に限らず、ゴルフ、卓球、ボクシングなどなど集まってくる。強豪校!だがしかし、それは青森山田高校であって、青山田ではないと思うのだ。
あくまで、青森の山田高校だからだ。青い山田高校ではないし、ましてや、青山の田高校って、都会だか田舎だかわからなくなったな…つまるところ、どうかと思うのである。
上記のとおり、三文字以上出せることは明白なわけで、そんなこといったら、やっぱり報徳学園は報徳学園でいいわけだが、青山田はどうもいけない、意味が変わる、意味が変化する、そこにおいて想像力が働いてしまうという悪循環を起こさせる。
一文字、惜しいなあ。
一文字、悔しいなあ。
…わたしは、試合を楽しみたいのだ…

早口言葉。
「青山田赤山田黄山田」×3

2007年08月12日(日)



 新しくしてみる。

携帯を最新機種に換えた。
流行りものである。

本当は流行りものついでに、ドコモからAUにしてやりたいところだったが、面倒なのであきらめる。

彼とは二年以上のつきあいだった。

って、換えた携帯の話だが。

丁度二年半前、確か、最新機種のちょっと前の機種(なんだそりゃ)として手に入れた。入れて三日で、落として、警察に届いていた代物だった。
縁があったのだな…
世の中がMOVAからFOMAへと変わっていっても、頑としてMOVAだった。
何度か換えられようとしたが、そのたび、
「いや、別にこれでそんな不自由ねえし」
の一言で、
結局は、お金を払うのが面倒なのだが。
丁度、地方の田舎に芝居を造りにいく事があって(三年連続)、そこじゃ通じないだろさすがにFOMAは、と、なぜならMOVAでも怪しかったし、会館にいる間、携帯が通じないという文明人の焦りのようなものに苛まれるのもごめんだったので、それも一端だった。
(しかし三年目、FOMAを持った振り付けさんが、「え、FOMAめちゃめちゃ通じますよ」という一言を発した所為で、徒労と帰すわけだが…)

それまで、充電が先に切れやすくなる、という事態も、どっかのテレビかなんかで見た、「フル充電になったらコンセントから外す」を実践することで長生きした。いや、人の話は聞くものである。

しかし、二年半を超え、最近は、「突然電源が落ちる、前置きもなにもなしに」という病に冒され、完全に壊れてからでは機種変もややこしくなるので(過去に体験済み)ついに、というか、なくなく、というか、やっと、というか、MOVA→FOMA、相棒を交換したのである(相棒?)。

っかし、新しい機種はツンデレなのだな(覚えたて)
しかも、MOVAの間、七年以上P(パナソニック)を使っていて、変更しても基本操作同じ、というところから、今回会社まで飛ばしてみたので、さて、これがまたたいへんである。
新しくて、最新機種だし、もっとわくわくしながら操作を…
なんて歳でもなくなっていることを実感。

機械に翻弄される。

なんだか許されない気分になってくる。。。
だからどうにか、機械を翻弄してやろうと、意味わからずボタンを押してみたりするが、結局その押したボタンの所為で変わる画面にまた、こっちが翻弄される始末。

合掌…

2007年08月09日(木)



 猛暑日のなか

俺たちがドラマだ!
Aチーム「夏のせいかしら」
稽古開始。

決定稿前の、関係をおいながら、テキレジをいれながらの稽古。
珍しく、使い慣れた稽古場に、人口密度の低い、不思議な感覚。
四チームの内、舞台演出はわたしだけ。
なんとか、舞台の面白さをしっかりと乗せたいと思っている。
粗いけど、やる気のあるチーム。
稽古場の母、なる人もいて?触発される。

時節柄、見に行くお芝居は俗に「戦争もの」が多くなる。
あまり、あつく語られると、しっかり受け取れない。
だって、外も暑いし…
感情過多すぎるとひきたくなる性分。
だって、気温が…
感情が入りすぎることって、やっぱり危険なんだなと、人の振り見てわが振り直す(笑)
魅せるものは、やはり、しっかり大枠から捉えている人間が当たり前だけど、必要なんだな。
だって。、いつの間にか、35度以上は真夏日を超え「猛暑日」なんて名前がついているし。
やっぱね、叙情じゃなくて叙事ですね、叙事。
事実を投げかける、問いかける。
中間発表で言い続けていたことを別で再確認。

そんなここんな思いながら、お盆にとりあえず脱稿せねばいけない物語は、ほぼ全編、叙情に満ちていたりして、この使い分けがなかなか難しい。
思わず、国にでも帰って、サッカーでもやって、気分転換を図りたくなるところである。

自分の性分と領分と求められるものと、使いここなせてこそなのだな、と感じつつ、引き出しを増やす作業というのは一筋縄ではなかなかいかない。だから面白いのだが。

今週末から、修学旅行のワークショップ。
「前進」これがキーワード。「全身」で「善心」で…


2007年08月07日(火)



 梅雨も行き、八月

あっという間の八月である。
昨日終わった中間発表、さすがに
安定感にはかけるが、私も含めて、とてもいい刺激を得られた。
そう、楽に楽に、はご法度なのである。

自分の頭で考え、そして立つ。
これはほんとに難しいのだな。
すべての基本であるはずなのだが…

終り、二年前に脚色した脚本を、どうも来年上演されるらしいので、
ほんとに、二年ぶりに目を通す。

…つたない。

そんなことを思ってみたり。
日進月歩、日進月歩。

思わず、手を入れる宣言
中旬までには、という…

そう、楽に楽には禁物なのである。

明日から九月の稽古、そして、今週から修学旅行の秋旅に向けての稽古も始まる。
楽に、つくらない。
命題で、ある。

2007年08月01日(水)
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