再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 にやりと。

向田邦子ににやり

「あ、うん」(NHKドラマの方)
「阿修羅の如く」(同じくNHKドラマの方)

って、別に今回初めて見たわけでもないし、阿修羅に至っては、年末にもにやにやしながら見ていたし。挙句、DVD買って持ってるし、あ、うんは、前にOAされたのを録画で持ってるし…。本も持ってるし…。

決して新しさがあるわけでも、ないんだけど。
八千草さんお若い!
でも、あまり変わらない印象なのは、すごいな…

「あ、うん」は男の友情話
「阿修羅」は女姉妹、家族の話

…どっちもいいのだなあ…
阿修羅の如くなんて、劇中、だ〜れも本当のことなんぞ言わないのである。(数少ない例外はあるけど)みんなちょっとこズルイのであるが、抜けている。。。で、いつか見たような東京の風景…。最終盤、の、母の扱いだけはひっかからない気もしないではないが、だ〜れも本当のことなんぞ言わないけど、出てくる登場人物すべて、愛せてしまうのだから。
曰く一言「男はなんて勝手でちっぽけなものよ」
女は偉大よ、怖いのよ、である。
何度見ても、鳥肌が…

全く底抜けのハッピーエンドとか、そういうのとは違うのだけど、ずーっとにやにやして、読後感、気持ちがいいのだ。

もっとも、ずーっと前に見た時には、さっぱり…
日本人の
「………。」(無言は雄弁)
を楽しめるようになったと言うことか。
大人、の喜劇、であった。

今週から、青年劇場の稽古、学校の修了公演の実習も始まった。
にやり、としながらいきたいものだ。

2006年01月11日(水)
初日 最新 目次 HOME