あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2008年02月16日(土) ムンクの月





先週で休暇は終わってしまったので、また忙しく働いている。
今週もまたいやに寒い。
そして休暇前のあの浮ついた空気から一変した忙しさに押しつぶされそうになりながら、ようやく一週間終えたと思ったら今日も休日出勤。
今日も雪が舞っている。
忙しい忙しい。
けれど帰ってくると胸の中がしんとしている。
オンとオフがくっきりしているのは僕の良いところだ。
しかし忙しさに紛れて忘れてしまえるモノがあってもいいじゃないかと思う。
何にせよ僕には何か欠けているものがあるのだ。


休暇の中ごろにムンク展へ行ってきた。
今まで「叫び」のイメージくらいしか持っていなかった自分がかなり恥ずかしくなってしまうくらい良い展覧会だった。
いのちというもの、ひとの中の情熱やあかあかとした火のようなものを、形として見えるようにあらわす芸術家だと思った。
一枚かなり好きな絵に出会った。
ムンクの月が綺麗だと思う。とても気に入ったのでケータイ用のストラップを買って帰った。
そのうち何か別の素材であの月をつくろうと思う。
そしてそういうのをわかってくれるひとに会えるといいと思う。








↑そうとも言うね。

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2008年02月04日(月) 休暇中。






今週は休暇なのでした。
なのでどこか時間を持て余して澱んでいる。
計画を立てようと必死になればよかった、というのは今さらの話。
というより、必死になれなかったのにもそれなりに理由があるのだろうと思う。

休暇に、
入ったのはいいものの、昨日からずぅっと風邪で、
昨日は喉が痛く鼻水がひどく、
今日は喉が痛く頭が思い。
明日は倉敷へ行くのだけど。
まいったな。
いつも効率よく風邪やら熱やらは休みの日に罹って、仕事にはそんなに影響がない。
たまにはいんふるえんざーとかで思い切りよく休んでみたい。
・・・なんて言っているけれど、いざそんな事態になったらおちおち休んでいられないのも解りきっているので、
それなりに節制して早寝早起きを心がけている。
てゆか2月はホント、残りは休めやしない。

休暇は10日間。
何処へでも行けるなぁと思いながら、その休みが確定したのがおよそ半月前では何処へも行けないじゃないか、と悪態をつく。
まぁ土曜日からそれなりに遊んでいる。
ヨガに行って映画を見て、詩のイベントに行って、今日は中休みだ。
風邪っぴきはそれなりにおとなしくしている。
明日倉敷に行くのは少し憂欝だけど。
帰りに神戸の美術館へ行こうとか、神戸の友人を呼び出そうかとか、
なんとなく、
それなりに楽しみらしい。


神戸は正直あまり近寄りたくないのだけど。
だけどムンク展に行きたいのだよね。







↑そんなものが見たくなるなんて、

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と上司に嗤われてしまった。

 病んでるね、キミも。

たまに病んだものでも見ないといたたまれないのでね。



2008年02月02日(土) 平凡な不幸せ





両手の指を、組み合わせて、
いのる、
それだけの穏やかなはずの空白の時間を
僕は何度でもあのひとのために費やした。
気も狂いそうになりながら、あるいは不思議に澄んだ気持ちで。
もう十分だと思う。
あのひとがいなければこの日々は、ただの平凡な「少し不幸せ」でくくられるものになるのに。


そんな重く凝ったものをこのところずっと、無意識のどこかに抱えている。
安らかに、とだけ思って目を閉じる夜の眠りと覚醒の狭間にするりと、その影が潜んでいる。
わかっている。
忘れたいのなら忘れればいい、
嫌いたいのなら嫌えばいい、
世の中の有り様を考えて組み立てるのは自分であるからして、それらを受け容れるのなら悪あがきせず簡単に受け容れればいい。
受け容れないのは僕で、それはただの我侭だ。










↑それをまだ今も憶えている

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そうしてあのひとにはコトダマがなく、
僕の言葉に僕だけが縛られる



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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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