食欲の秋

 ようやく涼しく秋らしくなってきた。そのせいか、あるいは薬のおかげか、にょらはよく食べるようになった。

 前回の『病院通い・その5』で血液検査を受けたと書いたが、結果はやはり甲状腺と副腎皮質のホルモンの値が低かった。そこでそれらを補充する薬と、いったん中断していた食欲増進効果のある薬を現在服用中。

 薬を飲ませるわたしの腕もプロ並み(?)になり、もうソファのすみに追い詰めなくても、いつでもどこでもたった3秒でOK。1で頭とあごをつかみ、2で口をこじあけ、3で錠剤を放り込む。われながら実にみごとだ。飲ませたあとは、「じょうずに飲めたねえ」とほめることも忘れない。(じょうずなのはわたしのほうだけど。)

 にょらの食欲は、1日の給与量の6割前後という日がしばらく続いたのち、徐々に量がふえてきて、今では8割以上、そしてきのうは完食というすばらしい成績をおさめた。しかも自分からちゃんと食べにいく。体重も少しだけふえたようだ。

 以前から元気ではあったが、ますますパワーアップしたようで、例の襲撃(6月2日 『襲撃』 参照)もはじまった。元気なのはいいことだが、夜中、油断していられなくなったわたしはちとつらい。

 そして、もうひとつつらいのは、夏のあいだ落ちていたわたしの食欲も、またもどりつつあることだ。ヤバイ。(あ、これは関係ない話でした。)



2002年09月16日(月)
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