ジンジャーエール湖畔・於
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2003年05月18日(日) |
爪赤きときも爪短きときも永遠に彼女を愛す |
サンリオで大量に買物! 小学生の私だったらサンリオで一万円近く買物するなんて、 「ユメの中の絵に描いたモチ」だなぁ。。。
ピンクのチワワのぬいぐるみのケイタイカバーが失神ものの可愛さ。 毛がフッサフッサしてて、実際にケイタイ装着したら 片桐仁のケイタイに匹敵するくらいの仰々しさになってしまうんだ。でも買った。 使う使わないにかかわらず、このチワワは私が持つべき運命、と直感した。 (「ハロー」を覚えるよりはやく茶魔語の「こんにチワワ」を使っていた私だものね!) キキララももちろんいた。彼ら相変わらずの仲良しぶり。 バツ丸や着物きたタヌキ(名前わすれた)やそのた懐かしいキャラクターにも会えてうれしかった。 世にも可愛い奴らがひしめいてる素敵なところです、サンリオは。 そしてなんといっても今日イチバンわたしが心からよろこんでいること、それは・・・
(ジャンジャジャーン)キティとキティの恋人・ダニエルの結婚!!!
ウェディングドレスとタキシードに身をつつんだ2人のぬいぐるみ。 キティはベールをつけ、真っ白なドレスのスカートをひろげてすわっている。 彼女の横にはやさしい恋人・ダニエルがほほえんでいるんだ。
うれしくて
うれしくて
倒れてしまいそう!!!!
わたしはつねづね、地方限定キティとか日焼け風キティとかシャネル風キティとか キティちゃん家電セットとかプリクラキティフレームとか、ありとあらゆる場所で キティをみかけるもんだから、馬車馬のように働かされ無理させられてる彼女をみるにつけて 気の毒で仕方がなかった。すごく心配してたんだ。 (くわしくは9/3と11/8に飛ぶとわかります)
だけど、もう安心だ! だってキティは大好きなダニエルとこれからはずーっと一緒だもの。 妹のミミィやパパやママもどれだけよろこんでいることでしょうね! 今日の良き日を迎えた2人は人生に対する勇気そのもの。
キティ&ダニエルのこの光景はきっと永遠につづく。 ははーん、目眩がするほど退屈で美しいふたりね。
100¥ショップでハート型のクッキングリングを買ッタ。 ハート型の目玉焼きが作れるんだよ。 わたしはハートのホットケーキを焼いてバターとメープルシロップをかけようと思ってる。
( コ レ デ ア イ ツ ハ ワ タ シ ノ モ ノ ! )
今日は買物運よくて、大隈講堂前でやってた古本市で『贅沢貧乏』(森茉莉)も買ったんだ。 装丁も凝ってて美本なの。300¥は安すぎ。 なにを隠そう、わたしがセーターを「スウェータァ」と発音してしまうのは、森魔利ゆずりなのさ。 室生犀星の「ビフテキの薔薇色と脂」という言葉を知ってから魔利は、 ビフテキというものを考えるときに、どうしてもその言葉がうかんでくるといっている。 それと同じように、もはやセーターは「セーター」でなく魔利みたく「スウェータァ」として 私の脳みその中では君臨してるんだ。 そしてまた更に、今度はわたしが「ビフテキ」というものを考えるときには、 犀星から発信されたビフテキが、魔利の夢と現実のフィルター(薔薇色と脂)をとおして、やっとわたしのもとに到着する。 ビフテキの長い旅。 地球に届く太陽の光は、本当は太陽から発された時点よりすごく後のものっていうのに似てますね!
(こんがらがルナー?意味通ジテマスカ?)
だからこれを読んだ人は、今後ビフテキを考える時には、 犀星、魔利、というビフテキの旅の最後にどうかわたしのことも想いめぐらせて欲しい。 わたし経由でビフテキが考えられることがあれば成功といえる。 今どき「ビフテキ」、なんて言う人いねーか。
今日は、卒論計画書の発表があって久々に学校へ行った。 わたしは、テーマをよく練ってなくて、ひたすら甘さを指摘され、 教授のいうことにウンウンうなずきながらひたすら時の過ぎ去るのを待っていた。 「君の趣味はだいたいわかってきた。私はあまり共感はできないけど。」だって。
あーこんな日は、ゴースト商店街のあの銭湯へ行こう! 知ってる?あそこへいくと勇気がわくんだぜ。 ほとんどの人がおばさん以上の年齢の人で、その人たちに囲まれて、 あーぁ、すごいシワシワなおっぱいだなーとか、贅肉すごー!とか心の中で想って そして自分と比べてみる・・・。そんな優越感と熱いお湯に浸るんだ。 いーやーなーやーつーだーねー! でもいいじゃない、わたしがそうしてるのも今だけさ。
髪の毛が濡れたまま銭湯を出て、ジュース飲みながら帰るんだ。 のぼせ頭 アップルジュース シンとした夜の空気 コインランドリーの洗濯物よ回れ 空き地にかかれた落書きはダイイングメッセージのように 緑色に光る公衆電話はきまって沈黙している ケーキ屋のシャッターの兎は夜しか姿を現せないの刑 2軒先に住んでるピーター(柴犬)はすでに眠っていた あぁ、ピーター!かれはいつも眠っている 眠っている犬は、眠りながら現実を生きている すべての現実は夢におおわれている。 血のしたたるビフテキですら − H O R A << 薔薇色の脂>>>
「室生犀星の「女のひと」の中に、「ビフテキの薔薇色と脂」という言葉がある。その言葉を読んで以来、ビフテキというものを考える時、魔利の頭にその言葉が、浮かんでくる。ビフテキをナイフで切ってたべるということは「現実」であり、ビフテキ自身も「現実」であるが、ビフテキを美味しいと思い、楽しいと思う心の中にはあの焦げ色の艶、牛酪の匂いの絡みつき、幾らかの血が滲む薔薇色、なぞの交響楽があり、豪華な宴会の幻想もある。又は深い森を後にした西欧の別荘の、蒔の爆ぜる音、傍らで奏する古典の音楽の、静寂なひびき、もあるのである。ある男が、埴輪のような土の人形を愛する時、その愛情は生きている女への愛情よりも深いのかも、知れない。ある男の娘への愛情は、或時からは、その妻への愛情より深いかも、知れない。愛情や、楽しさが、現実だけのものなら、現実のもう一つ奥に、何かが隠れていることはない筈である。魔利は何とかして、自分の頭の中にある夢の世界の存在を、正当化しようとして、こんな意見を引っぱり出して来るので、あるらしい。<<夢こそこの世の真正の現実。そうして宝石>>」・・・・・ (森茉莉「贅沢貧乏」より)
2003年05月12日(月) |
五月の中華風緑豆春雨シャワー |
ここ数日、雨フル雨フルって天気予報がしきりに叫んでるから 毎日折りたたみ傘携帯してるんだけど、ちっとも降らないんだよね。 せっかく傘をもっているのに、ソンをした気分。
あーめあーめふーれふーれ母さんが−アイム・シンギン・ザ・レイン
一緒にいた仕事の先輩は、ビデオカメラと大きな三脚と大きなリュックサックを背負いながら 「こんな荷物の多い日に雨に降られたらわたしは死んでしまいます」 って真直ぐ前を見て言った。 私は彼が本当に消えてなくなってしまいそうな気がして一瞬どっきりしました。 背が155センチの私と同じくらい、かもしくはもっと低くて 愛嬌のある顔に口ひげを生やしていて、髪の毛が天然パーマでクルックルはねている。 好ましくふっくらしている体型にサスペンダーが良く似合ってるんだ。 大きなリュックサックを背負っていて、チャックのところに爽健美チャを買うとついてくるクマをつけていた。 彼はケーキの上にのっている砂糖でできた人形みたいな人。 砂糖菓子のオジサンは、雨に濡れるときっと溶けてなくなってしまう。 こんなに可愛い人が死んでしまうなんて、なんて絶望的な世界なんだろう! ドラえもんの映画をみてて、ドラたちのピンチのシーンで思わずダメ−ッ!!って叫びしたくなる。 そんな心境を押し殺して、 「大丈夫!私がついている。二刀流で傘もちますから。」
と言うと、オジサンは小さく「お願いね」って答えた。 はねあがった天パーの髪がひと束更にはねあがっていた。
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