Sale e Pepe  panna


MAIL HOME PHOTO DIARY BBS

過去 目次 未来

死について     2004年10月31日(日)

先日、食事の時間に長女が「死んだらどうなるか考えた事ある?」と尋ねて来た。
今はそれほど考えないけれど、子供の頃(長女と同じくらいの頃)には考え過ぎて眠れなくなった事がある。
と、答えようとしたら全く同じ事を主人が答えたので驚いた。
長女がそんな質問をするという事は、このくらいの年頃にはみんなそんな事を考えるものなのだろうか。
でも、二十数年前に30kmほど離れた空の下で、彼と私が同じような事を考えていたと思うと不思議で嬉しい。

今、死に対して感じる恐怖は、段々と射程距離に入って来た現実感のある恐怖である。恐怖というより、家族と離れてしまうのが辛いだろうなという想像だ。家族を置いていくのも辛いし、置いていかれるのはそれ以上に悲しいだろう。
子供の頃に感じていたのは、何処かでも書いたが自分が──と言うより自分の思考が途絶える事への恐怖だった。
家族と離れる事など淋しいとも怖いとも思わず、死とはただ自分一人の問題だった。

死について考えさせられる出来事がいくつか続く。死(特に他人の)について不思議なのは、一個人の死をクローズアップした場合には確かに悲しく辛い出来事なのに、その単位が増えてしまうと途端に絵空事のように(と言うと冷たく感じられるが)現実味をなくしてしまう事である。
遠い地で何千人何万人が亡くなったと聞いた時、その一人一人の命に思いを馳せる事は重すぎるから、押しつぶされないように悲しみを抽象化するように心が機能するのだろうか。
死は、一人一人のものであって実はそうではない。多かれ少なかれ周りに様々な影響を与える。
人の命を奪う者は、その影響をまるごと背負えるのだろうか。想像力が欠如しているのか、何かに盲信しているのか。いずれにしてもおそろしい。


初雪     2004年10月23日(土)

日曜大工に励むよ、と早起きした彼。私はもう少し眠らせてもらう事に。
窓からちらりと見える景色の空気感がいやに冬っぽいな、と思いながら再びベッドに横になると、バタバタと階段を駆け上がる音がして、「雪だよ!」と彼。
やっぱり!と思いながらカーテンを全開にすると、ちらちらと頼りない初雪。
子供の頃から毎年雪を見て育ち、去年久々にこちらに戻って来て何度も雪に埋まり、もう雪なんかスキー場にだけ降ればいいんだー、なんて思っていても。
初雪の瞬間だけは不思議と心躍る。
好きな人と一緒に見られるなら尚更。


不確かなもの     2004年10月20日(水)

結婚してもう一年近くが経つ。私から彼に対する愛情は目減りする事無く、柔らかくかさを増している。

それでも、やはり男女の間とはなんて不確かなものだろうと思う。
例えば私は彼が1人で何処かに出かけるだけでほんの少し取り残されたような気持ちになる。何日も離れる事になれば、あれやこれやといらぬ事を考えて、淋しさに泣いてしまう事もあるかもしれない。

それが友達なら、会えなくて淋しいなぁとは思っても、決して涙を流すほどではない。実際に長い間会えなかった友達でも、会った途端に時間は埋まってしまう。
恋人ならば心変わりすることもあるだろうけど、友達とはけんかはしても心変わりはしない。

よく恋人が出来た途端に友人と疎遠になると言ったりするが、それは友人の方がずっと信用が置ける確かな存在だからではないか。
不確かだからこそ、うつつを抜かす。繋ぎ止めようと必死になる。
本当に、その存在など錯覚かもしれないのだけど。


モルト入門     2004年10月19日(火)

↑「北杜12年」のCMの岡田くん@V6がカッコよすぎるんですけど。
ジャニーズ予備校がここまで来るとは(涙)
子供の頃に美し過ぎる男の子はTOK●Oの長●氏のように成長につれて顔が伸び過ぎたりしてしまう事がままあるので心配していましたが、途中若干のふらつきを見せたもののここ数年はカッコよくなる一方ですな。
「東京タワー」も岡田くんのイメージで読み返して大満足。おばちゃん嬉しいよ。


発熱     2004年10月17日(日)

滅多に熱を出さなくなったワタシが、乳腺炎だか風邪だかはっきりしないけど突然の発熱。体中が痛くて、マジで辛かった。
熱が上がるまでの寒さと、上がりきったときの暑さがきちんと体感できました(嬉しくない)。
復活も早いのよ、意外と。夜にはもう37度台。
しかし、辛い。少し痩せるかな(食欲落ちてないけど)。


爆睡街道     2004年10月13日(水)

家族を送りだした後は眠くってさぁ。午前中は使い物になりません。午後からは使えるのかと言うとそれはまた別の問題で。

私はついこのあいだ、主人に対して愛憎うずまく(?)気持ちを持っていて、すねたりつんけんしたり本当にイヤな女だった。
でも、最近また素直に愛情をあらわしまくりである。
自分が何故こんな気持ちになってしまうのか、彼がああいう風なのは何故か、自分の中で文章化して、消化する事が出来た。それで少し落ち着いたのだ。
そうやって暗く悪い方に考えて面白がっている部分もあるのだろう。
アホだな。

とても幸せだ。たまに置いていかれるような気持ちになって淋しくはなるけれど。

結婚ってとてもいいなと思う。
大好きな人が今頃誰と何をしているんだろうとか、怪我をしたり事故に遭ったりしていないかとか、誰かに心を奪われていないかとか気を揉まなくてよいのだ。
どれも絶対ではないけれど、少なくとも毎日顔を見て、徴候くらいは確かめられるだろうから。






My追加



Design by shie*Delicate Erotic
thanks for HTML→HP WAZA !