2003年02月24日(月) ■

スタァト。

スタァト。 はじめるんだ 今がゼロ ゼロなんだろ マイナスにはなりえない、ゼロ。 かけっこみたいに 「天国と地獄」が流れていて さぁ 位置について よぅい、ドン。 スタァトだよ、スタァト。 これからさ 全てはこれから 水に流すような過去は持ってない 君に話すような秘話は持ってない これからがスタァトなんだから 頑張りましょうなんて 月並みな 頑張って死んで見せろという ゼロならば、いっそそれも。 こけても壊れるものはなく 栄光なんて見えもせず 望んでも居ない身軽さを頼りに よぅい、ドン。 またはじまる スタァト。 ゴールテープは逃げていく 手繰る事は出来るが 今は逃げるゴールテープを追っていたい。

2003年02月19日(水) ■

がんじがらめ？

もう、もう許してよ これ以上傷をえぐるのは 押し入れに閉じ込めるのは 火傷の痕を増やすのは 僕はあなたたちをゆるせません。 逃げ切れない迷路は誰の為？ 僕の心を追い詰めるのは いつまでもお人形遊びは出来ないから そろそろ古びた虚栄心を捨てて 「自由だ 自由になるんだ」 これまでのルールはいっそ壊して 僕がときほぐす役目ならそれも構わないが 愛されないならいっそ殺して そうでないなら僕に見せてくれ 「全ての鎖は切るためにあるんだ ニッパーでもカッターナイフでもチェーンソーでもいいんだよ それはもう、君次第」 歩き出す それは新たな迷路への路にみえるだろうが 迷路になるかどうかは君次第さ さぁ頭を振ってスッキリして見てごらん？ 「希望なんてモノには程遠いんだろう でも絶望なんて代物じゃない」 袋小路に陥るかもね もう自分にはギヴ・アップしか残されていないと そんな時もあるのさと 笑えるときに笑っておくのさ 杞憂なんて勿体無い 笑えるときは馬鹿みたいに笑え！ 「愛だとか恋だとか。 人生に道草は必須だね 人生とは道草の連続だから。」 例えでっかく転んでも そう受身がとれないくらい急に 傷付いたろ 涙が止まらないくらい その傷は幸せになる為のチケット 明日の幸せを掴む為の大切なチケット なくさないでね 泣ける綺麗な思い出ごと全部 がんじがらめに見えるときほど驚くほど事態は単純で 君はただそれが通り過ぎるのを ロイヤル･ミルク･ティーを飲んで待ってればいいのさ そして白い息を吐いたら君は道具箱の中から ニッパーやカッターナイフやチェーンソーを取り出して 鎖を取っ払い歩いていけばイイ。

2003年02月15日(土) ■

レンタル。

ヴィデオのように ＣＤのように 君をレンタル。 人のモノなのにいいんですか？ 人のモノだけどいいんですか？ 君をレンタル 体だけレンタル 心は所定の位置のまま 割り切ることが入会条件 割り切る事に耐える事 人のモノでもいいんですか？ 人のモノだからいいんですか？ 君をレンタル。 今日もレンタル。

2003年02月13日(木) ■

グル、グル。

僕が見てる景色 グル、グル。 真っ直ぐな扉 グニャ、グニャ。 そしてまた僕は口に運ぶんだ そして蜜は僕を弱らせる そして快楽の国へ そして世界は泥に塗れる 幸せの匂いは煙草とともに消えた。 甘い、甘い 笑みを浮かべた君 大事にされて、だから輝いてた？ グル、グル。 グニャ、グニャ。 涙は、枯れて 僕は、涸れた。 僕の見てる景色グルグル。 君と見てた景色グチャグチャ。 真っ直ぐな扉グニャグニャ。 真っ直ぐな心チリヂリ。 今は何も見たくない。

2003年02月12日(水) ■

散った

散った 花が散った まるで椿のようだった。 美しく気高く薔薇の様にはなれない 年増の女郎のような 儚く言葉を綴ることの出来ない 馬鹿なオトコのような 卑屈で 不出来で 愚鈍。 ああいっそ芽など枯れるがいい 希望の数だけ絶望があって 舞い上がるほどに 叩きつけられた時、 痛い。 これ以上の快楽を貪ると言うのか 搾り出す声はひび割れているのに 空の煙草のフィルムを焦がして トリップ、トリップ。 トリップ。 ぐちゃぐちゃだよ、踏みつけられた 花。 終わるならば始まらなければイイなんて。 約束はしないと決めたのに。 破れた約束はいっそ惨めで。 枯れる前にいっそ燃やしてしまいたい。 思い出ばかりが美しい。