< PAST  INDEX  NEXT >

2003年02月24日(月)

ずーーっと前から駅前にホームレスの人がいる
駅前はちょっとした小さな公園になっていて
どうもそこに住んでいるらしいのだ
朝は改札口付近に立ち
昼は公園のベンチか駐輪場あたりに
夜は朝と同じように改札口の近くに立っている
春も夏も秋も冬も
たいてい同じ場所にいる

今日僕は仕事の関係でいつもより2時間ほど早く家を出た
時間帯が早いせいか人の姿はまばらである
誰かが公園の掃除をしている
よく見るといつもここにいるホームレスの人である
僕は初めて見たのだが毎日掃除しているのだろうか
ホウキとチリトリはいったいどこから調達してきたんだろう

この時期アウトドアライフもつらいだろうから
掃除でもして動いていないとどうしようもないのかなぁ

睦月


2003年02月19日(水)

バレンタインデーに息子が大好きな子にチョコレートをあげたいという。
ペンギンをかたどったチョコレートを自分で選び、カードに『好きです』と書き、ピンク色のかわいい袋にそれらを納めプレゼントした。

男の子が女の子に告白しちゃいけないわけ?



赤とピンクのお洒落なブリーフ。
「もう履きたくない・・・」
と暗い顔の息子。
「何で?」
「女の色だって言われた。」
「ピンクが女の色って誰が決めたのさ。」
「うーん、わかんないけど・・・神様かな・・・。」
「聖書のどこにも“青が男の色”で“ピンクが女の色”だって書いてないけどな。お父さんだってピンクのワイシャツ着てるじゃん。」
「・・・」
「今度言われたらさぁ、誰がそんなこと決めたのか聞いてみなよ、ね?」
「うん、わかった・・・」

そして昨日。
「また言われたからさぁ、お母さんに言われたみたいに聞いてみたんだけどね、女みてえって言って向こう行っちゃった。」

息子は気が弱い。
私に反発して「このパンツ履かない!」とも言えず、かといってお友達に「ピンクだっていいでしょ!」とも言えず。ただでさえ困った様子の八の字眉毛は、益々下がって困り果てている。

大人気ない私は、当初
「それでもおかしいって言う子には、私のところへ来いって言いなよ! 何がおかしいのか話して貰おうじゃない!! 青が男の色でピンクが女の色だと!? ナンセンス極まりない話だね!!!」
と息巻いていた。


でも、やめた。

結局それって私の価値観を押し付けているに過ぎないと気付いたから。
5歳の彼らには彼らなりの言い分や価値観があるわけで、それを私の考えでもって違うと言い切るのはどうなんだろうと。
むしろ自分が何たるかもわからない子らに言うべきことではないのだ。

「このパンツ保育園に履いていくのやだ?」
「・・・うん。」
「じゃあ明日っから履いて行くのやめようか?」


息子は本当に嬉しそうに「うん!」と返事をした。
やれやれ・・・。

笑子


2003年02月18日(火)

また僕の目の前に
問題をひとつ置いていったヤツがいる

うちの職場の車を
どっかの会社の車にぶつけたらしい
信号待ちしてた車に追突したのだという

さいわい双方に怪我もなく
人身事故にもならなかったのだが
うちの車も相手の車も修理しないとしかたがないので
しかるべき手続きを取るために保険会社に電話した

担当になった女性に
大まかに事故の説明をすると
彼女は
『ということは
つまりオカマを掘ったということですね?』
と言った
『・・・まあそういうことですね』
思わず苦笑してしまった

保険会社の事故担当にしては
なかなかチャーミングなことを言う女性だ
ちょっと気分が軽くなった・・・はは

睦月


2003年02月14日(金)

今年のバレンタインデーにもらった
いかにもお義理って感じのチョコレート

    

その昔は
景気がよかったせいもあって
バレンタインだか誕生日のプレゼントだか
なんだかわからないようなものが届いたのに
このごろは年々数が少なくなっていく
・・・っていうか激減した

チョコレート大好きの僕としては
ヒジョーに残念な事態だ

睦月


2003年02月13日(木)

山積みにされた問題の中から
やっとひとつ片付けると
どこからともなく誰かがやってきて
僕の目の前に
またひとつ問題を置いて行く

なんだか僕の人生
その繰り返しみたいな気がしてきた
問題の中には
自分の蒔いた種が原因であることも
ままあるのだけれど
こう言いたくなることもしばしばだ

  誰か
  何か
  僕に恨みでもあるの?

  誰か
  僕を
  陥れようとしているの?

今日の僕は
ふたまわりほど
小さく縮んでしまっているような気がする

睦月


2003年02月12日(水)

私がよく行くHPの掲示板が荒れています。

管理人も事を沈静化させようとしていますが、そこの掲示板だけでなく他所の掲示板にまで飛び火し、何処も彼処も悪意ある書き込みに溢れており、とにかく見ていてやるせないです。

別のHPでも、掲示板は全く荒れてはいなかったのですが、管理人が日記に
「私は疲れました。どちらの味方でもありません。このHPで知り合った方との付き合いは今後ネット上のみとし、オフ会等でお会いすることは致しません」
といった旨が書かれてあって驚きました。

人数分だけ意見があります。
それは当然です。
でも、相手を中傷する意見から生まれるものは、きっと何ひとつありません。
ましてや匿名性を笠に着て無責任に言いたい放題書き込むのは、卑怯と言わざるを得ません。

笑子


2003年02月11日(火)

今日建国記念日は仕事だった
休みの日や夜遅くでないと落ち着いて会議ができないので
こういう日は格好の会議日なのだ

今日の議題は事業収入を如何に増やすかということと
支出経費を如何に減らすかということだった

収入についてはいい案が出なかったが
支出については
給与の手当ての一部分を減らすという案が出た
今のところこれが一番有力な経費削減案なのだ

こんな休みの日まで出勤して会議をやってるのに
給与が減らされる話をしなきゃいけないなんて
ホントに情けない話・・・(涙)

睦月


2003年02月10日(月)

日本テレビの『ドキュメント'03』を見ました。
新聞の番組欄で見つけて、絶対見るぞとビデオ予約をしたのですが、もし撮れてなかったらどうしようと不安になって、結局リアルタイムで見てしまいました。
(後で調べたら再放送が2回あることがわかりました)

「ファーザーニコラス 〜 エイズと闘う日本人 〜 」
という題名で、南アフリカにあるホスピスで働く神父さんのドキュメントです。
彼は神父でありながらケアする人でもあったのが印象的で、しかも神父なのに誰か亡くなったとき泣きながら祈りを捧げていたのがとても驚きでした。
“死”は神に選ばれ召されお側にいられることなので泣くことではない、むしろ喜びである、という捉え方をキリスト教はしているのだと、私はずっと思っていました。
だからあのように彼が泣くとは思わなかったのです。



私の生きた年月は32年です。
その中では、お母さんに怒られたことが、人生で一番悲しかったときもあります。
転校して仲の良い子と別れるのが、人生で一番悲しかったときもあります。
受験に失敗して行きたくない大学に行かなくてはならないことが、人生で一番悲しかったときもあります。
これ以上好きになれないと思うほど好きになった人と別れることが、人生で一番悲しかったときもあります。

決して長くはないけれど、32年という時間を生きてきた私が今一番悲しく胸を締め付けることは、やはり“死”ということでしょうか。
よく生きよく死ぬということが、今更ながらとても大事に思えます。



テレビの中の彼の日常は、この先私が目指している夢のカタチなのです。


笑子


2003年02月08日(土)

ネットにつなぎっぱなしで
フジTVゴールデンシアター『StarGate』を見ていた時のこと
突然笑子に話しかけられてびっくりした

実は『StarGate』のDaniel役で出ている
James Spaderの風貌は僕のタイプなのだ
夢中になって観ていたので
笑子がオンラインになったことも全然知らなかった

そういえば
ハリーポッターシリーズに登場する
メガネの男の子もDanielという名前だったっけ
しかも苗字はRadcliffeだし(昨日知ったばっか)
僕はメガネをかけているタイプが好きだし
偶然なんだろうけど
何かこういうのって
ちょっとうれしかったりなんかする

さて
笑子とチャットするのもひさしぶりだ
・・・あ
そうでもないか
確か新しいスペースにHPをアップする前に話をしたんだった

いつものようにとりとめもない世間話や
少々真面目な話などしていたのだが
ふと会話が途切れたとき窓の外で雨の音が聴こえた
雨は激しいようだが
吹き付けてはいないからきっと風はないのだろう

『雨が降ってるね』と言うと
笑子は『こっちは降ってないよ』と言った
すぐそこにいるような気がするけれど
実際は天候が違うくらい遠いのだ

お互い違う場所にいながら同じ時間を共有するチャット
・・・電話もお互い全然違う場所にいるのだが
どこかでそれを意識しながら話している
しかしチャットの場合なぜだろう
まったくと言っていいほど意識していない

それは僕だけの感覚なのか
それともネットをしている人たちみんなに当てはまることなのだろうか

いずれにせよ僕は
リアルの友達と
飲みに行ったり
カラオケに行ったり
旅行に行ったり
そういう過ごし方とは違った空間を楽しむことのできる
ネット友達と静かに過ごす時間もまた好きなのだ

睦月


2003年02月07日(金)

僕にとって日常のささやかな楽しみは
夜眠る前のネットである
ところがここ3週間ぐらいの間
風邪と仕事の関係でそれすらままならなかった
一応PCは起ち上げるのだが
ネットをはじめるとすぐ眠くなってしまうのだ

サイト移転にともない
レンタルスペース探しやCGI探しや素材探しやらで
ネット探索をしなければいけないのに
たちまち眠気が襲ってくるのである

よさそうなCGIを見つけてもその日はダウンロードするだけ
次の日に設置に取りかかり
うまくいかないとその次の日
またその翌日翌々日まで取り組まなければならないこともしばしばで
何だか遅々として進まずほとんど嫌になりかけていた
TripodのCGIサーバは非常に特殊で扱いが難しいのだ

それでも紆余曲折しながら
一番最後まで迷ったカウンタも
結局レンタルしなくても何とか自前でCGI設置ができた

実は1300番前後のカウンタは
僕の腕が未熟だったせいで
同じ番号を複数の人が見てしまっている可能性があるのだ
今はそれを取り外して別のを取り付けたので
そういうことはないはずであるが・・・

今年からうちの職場で新しい事業を始めたので
当分こんな状態が続きそうだ
重ねて年度末なので補正予算の組み直しをしたり
来年度の予算や事業計画の作成も早急に行なわなければいけないし
そのほかの仕事の量も年々増えているような気がする

これでは風邪もすっきりと治りそうにない
また昨日あたりから扁桃腺が痛い

睦月


2003年02月02日(日)

一昨日読み終えたのが、向井万起男ちゃんの(こう呼ぶのが適切)文庫本『君について行こう』上下巻だった。

中学生のとき内藤千秋さんが宇宙飛行士に選ばれたのはとても印象に残っている。
しかし、その憧れの彼女がどうしてこんなへんてこりんな男性を伴侶として選んだろうかと、最初は万起男ちゃんが嫌で嫌で仕方なかった・・・大きなお世話だが。

そして現在。私と母の間で「万起男ちゃん」はアイドルの座を不動のものとしていた。
最高だよ万起男ちゃん!
そこまで気に入っていたのに彼の本を読む機会がなかったのだが、多分朝の連ドラ『まんてん』を見ていたからだろう、どうしても読みたくなった。

自分が本当に宇宙に行くような緊張感と、一方で宇宙飛行士の家族として大きな不安と共に見守る気持ちと、両方の感覚を味合わせてくれるような内容が事細かに描かれている。
想像以上に興味深くおもしろかった。
続編があるのを知っていたので「さて早速買いに行こうかね」と思っていた矢先の今朝、起きて階下にぼんやり降りてきた私に夫がひとこと。


「テレビ見てみろよ、昨晩からコロンビアのニュースで持ち切りだ」


まさに向井千秋さんが94年乗り込んだあのコロンビアが空中分解している映像が何度も流れていた。
チャレンジャー以後こういう事故は2度と起きないと勝手に思い込んでいた。
けれども、本の中の「万起男ちゃん」があのとき感じていたと同じような宇宙飛行士の家族の不安は決して杞憂ではないのだ、悲しいことに現実を見せられてしまった映像でもあった。

あと十数分で家族と無事を喜び、成功を分かち合えたはずなのに。
本を読んでいたからこそ胸がつぶれるような気持ちになった日曜日の始まりであった。

笑子

 < PAST  INDEX  NEXT >


409Radcliffe [HOMEPAGE]