フォーセリアは創世神話の時点で数多の神々が存在していました。 しかし、神々の時代が終わり、古代王国が滅び 現在の剣の時代(冒険者の時代)になった時 ファリス、マーファ、マイリー、ラーダ、チャザの五大神。 そして暗黒神ファラリスの六柱が信仰の対象となり 六大宗教の形として残るに至っています。
六大神以外の神々はアレクラスト大陸において全てマイナー宗教です。 極々一部の地域で信仰されていたり 名も無き神として信仰されていたり 宗教としてではなくその地方独特の諺や迷信など 信仰形態も多種多様、様々な形を取りながら存在しています。
ですが宗教としても極めて小さい規模ながらも存在している事も確かです。 マイナー神であるが故に信者の数も少なく 存在が認められていないが故に五大宗派からは異端とされたり ファラリス以上に弾圧の対象になっている事もありえます。 さらに信者の絶対数が少ない為、神の声を聞ける者が希少で 六大神の信徒でさえ少ない神聖魔法の使い手が 皆無と言う事もありえます。
異端、弾圧、使い手の希少性なども相まって よって、神聖魔法が使えるマイナー神のプリーストは レベルに関わらず司祭、高司祭、果ては最高司祭 現代における少数信者の新興宗教の様な形で 神の代理人として信者から尊敬されている事もありえます。
追加宗派として載せている『フェネス』『バルバス』共に SWの世界に出来るだけ合うように独自の設定をしています。 扱いはちょっと難しいですが今までと違った感覚や役割で プレイの幅を広げる事ができる可能性があります。 興味がある人はやってみるのも一興でしょう。
六大神以外の神々については『クリスタニア』が 幅広くカバーしています。 一度、調べてみるのも良いでしょう。
ただし、GMや他のプレイヤーとちゃんと相談し マイナー宗派をよく理解してからの使用をお勧めします。
| 2007年11月29日(木) |
追加宗派 『フェネス』 |
フェネスは月を司り、ファリス・ファラリスの兄弟神にして同格神です。 周期的に満ち欠けを繰り返す月を司る為 フェネスは周期の守護神としての側面も持ち さらに月に影響を受けるライカンスロープ等との関連から 名も無き狂気の神としての側面も持ちます。
物事は定められた周期と秩序によって動き 生も死も全て周期の流れであり 大小さまざまな周期を見守り遵守して生きる事を教義の柱にしています。
『夜を照らす月の光の様に、他者に穏やかに優しくあれ』
この教えを守る信者達と
周期を正しく見通していく為には常に中立の視点で 物事を見定める必要があると考え、 諍いの場では双方の立場や状況を理解する事を最優先する
『周期と秩序の守護者は中立であれ』
この教えを守る信者達の二派が存在していると言われます。
フェネス信者は周期を妨げる事、ねじ曲げる事を良しとせず 一方的かつ身勝手な殺人や死者をアンデッドとして行使する事等に 激しい嫌悪と憎悪を持ち、過激な行動を起こす者もいるようです。
なお、戦争や紛争等は人が歴史を積み重ねる上で必ず起きてしまう事で 世界的な周期(種族としての営み)には必要不可欠であると考えており 戦争等の国同士の争い等は否定していない様です。 極々一部の地域では「狩人の神」と呼ばれ信仰されている事もあります。
| 2007年11月28日(水) |
追加神聖魔法 『フェネス』 |
【リジェネレート】 呪文レベル=4 基本精神力=20 距離=術者 効果範囲=術者 持続時間=18ラウンド 効果=毎ラウンド生命力を2点回復させる 種別=目標値 拡大=持続時間 抵抗=なし この呪文を使用すると術者の生命力が 毎ラウンド2点回復していきます。 呪文による回復は毎ラウンドの最初に行われ 「持続時間=一瞬」の魔法として扱います。 術者の生命力が0以下になった場合 その時点で呪文の効果は失われます。
【フルムーン・ストレンクス】 呪文レベル=5 基本精神力=20 距離=術者 効果範囲=術者 持続時間=18ラウンド 効果=筋力を6上昇させる 種別=非解除 拡大=持続時間 抵抗=なし この呪文を使用すると一瞬だけ術者から 月光にも似た光が放たれフェネスの加護による筋力が6点上昇し 攻撃点に+1のボーナスを得る事ができます。 ファイター&シーフ技能が無い者の場合は攻撃点に 「器用度ボーナス+1」追加ダメージに「筋力B+1」 の修正を受ける事ができます。 月齢が満月の時はさらに追加ダメージに+1のボーナスを得られます。
【ムーン・シャイン】 呪文レベル=9 基本精神力=45 距離=術者 効果範囲=術者の視界内のフェネス信者 持続時間=24時間 効果=フェネス信者 種別=精神、非解除 拡大=持続時間 抵抗=なし この呪文は周期への絶対的破壊者に対抗する為だけに使われます。 呪文を使用すると術者は月光の様な光を放ち その光に照らされたフェネス信者は 戦闘技能(ファイター&シーフ)が一時的に1レベル上昇します。 戦闘技能を持たない者は一時的に戦闘技能が1レベル与えられます。 冒険者技能を持たない(冒険者レベルの無い)者に限り 冒険者レベルも1レベル上昇します。 それ以外の者は冒険者レベルが上昇する事はありません。 さらにリジェネレートの効果を得ることができます。 この呪文は術者に賛同&同意しない者には一切の影響を与えられません。 また術者は任意で呪文の効果から指定する対象(複数可)を 外すことができます。 この呪文は術者自身には効果がありません。
| 2007年11月27日(火) |
追加宗派 『バルバス』 |
強くある事のみを目指した神で
『他人を支配するのは特殊な能力であり力そのものである』
と言う定義の元に権力や支配の神。
『強くある事こそ至高であり強くなる為に努力を惜しまず』
と言う定義で強さと努力の神。 この二面性を持った神と言われています。
さらに
『不名誉を除くものも力である』
との定義から復讐の神ともされています。
その為か
『強くある為の努力、強くなろうとする者の助けとなれ』
の教えを守る穏健派と呼ばれる信者達と
『支配、権力、復讐』の教えを守る
過激派と呼ばれる信者達の二つに大きく別れていまるようです。
バルバス穏健派の信者達は正しく強くなろうと努力する者に対して とても好意的であると言われ、自身の鍛錬も怠りません。 相対するように怠惰な者に対しては歯牙にもかけない態度を取ります。 自分たちに降りかかる様々な災厄も自身を向上(強く)させる為の バルバスによる試練として果敢に立ち向かうと言われています。
バルバス過激派の詳細はほとんど知られていません。 過激派は何かしらの目的の為に主にオランにて 暗躍をしていたとの噂があります。 穏健派とは違ったバルバス神聖魔法を使うと言われています。 過激派の主導者と幹部達はある冒険者達によって倒されたらしく 今では個人単位での活動しか認められていません。
蛮族の一部では闘神として信仰され 権力者達の一部では権力をもたらす名も無き神 もしくは呪いの一種として古代から現在に至るまで 権力の裏側に常に存在し続けているとも言われています。
| 2007年11月26日(月) |
追加神聖魔法 『バルバス』 穏健派 |
−穏健派−
【ストライカー】 呪文Lv=2 基本精神力=10 距離=術者 効果範囲=術者 持続時間=18ラウンド 効果=精神を高揚させ攻撃力と回避に+1 種別=精神 拡大=達成値、持続時間 抵抗=なし 術者の精神を高揚させ戦いへの恐れを無くし 攻撃力と回避に+1のボーナスを得ます。 このボーナスは戦闘技能(ファイター&シーフ)が 無くても得る事ができます。 この呪文の効果はバトルソングと重複する事はありません。 術者は呪文の効果で敵から逃げたり隠れたりする事ができなくなります。
【ディグニティ】 呪文Lv=4 基本消費精神力=24 距離=10メートル 効果範囲=個人 持続時間=一瞬 効果=行動阻止 種別=精神 被対抗/消滅(バトルソング) 抵抗=効果消滅 この呪文を唱えると術者に標的にされた者は 術者に対して言葉に出来ない威厳を感じ 次のラウンドでは行動する事が出来なくなってしまいます。 ただし、この呪文はバトルソングによって無効化されてしまいます。 この呪文が使われた同ラウンドでバトルソングが使われた場合、 以前のラウンドから既に使われている場合にも 効果を無効化されてしまいます。
【インバルネラビリティ】 呪文Lv=6 基本消費精神力=30 距離=術者 効果範囲=術者 持続時間=18ラウンド 効果=通常武器によるダメージを無効 種別=目標値 拡大=目標数、達成値 抵抗=なし この呪文を使用した術者は18ラウンドの間 通常の武器による攻撃では 一切のダメージを受ける事が無くなります。 呪文が持続している限り“通常武器無効"の能力と同じく 術者は魔力付与された武器、銀の武器、魔法で 一時的にエンチャントされた武器でしかダメージを受ける事はありません。
| 2007年11月25日(日) |
追加神聖魔法 『バルバス』 過激派 |
【カバー・ライフ】 呪文Lv=3 基本精神力=18 距離=術者 効果範囲=20メートル 持続時間=18ラウンド(攻撃されるまで) 効果=術者へのダメージを攻撃者に肩代わりさせる 種別=呪い、目標値 抵抗=効果消滅 この呪文は術者が受けたダメージを攻撃者に反射する事ができます。 この呪文が使われている時、術者に攻撃(物理・魔法問わず)を行った者は 精神抵抗ロールを行い、この呪文の発動達成値を下回った場合 その攻撃で術者が受けたダメージを跳ね返され 与えたダメージを全て肩代わりさせられます。 ダメージを跳ね返された者がそのダメージで死亡した場合 通常どうり生死判定を行います。 跳ね返したダメージで死亡した時 その者の生命点を超えるダメージであったとしても 術者への影響は一切ありません。
【リベンジ】 呪文Lv=6 基本消費精神点=36 距離=術者 効果範囲=個人 持続時間=復讐を果たすまで 効果=復讐する相手との戦闘のみ全てのロール・ボーナスに+1 種別=非解除 抵抗=なし 復讐する相手を選んでこの呪文を唱えると指定した相手に 復讐(具体的には殺す事)を果たすまで、 対象との戦闘における全てのロールに+1のボーナスが得られます。 この呪文の効果が発動している限り敵対者からの 『身体能力』『呪い』『精神』『ポリモリフ』等の呪文に対して 精神抵抗に+2のボーナスを得る事が出来ます。 ただし、復讐にはそれ相応の理由と事実が必要であり たやすく復讐を誓うことは出来ません。 復讐に相応しいかどうかは主にGMの裁量によって決定します。 必要ならばセッションを共にするプレイヤーとの相談によって 決める事をお勧めします。
【ファイナル・オーダー】 呪文Lv=9 基本精神力=90 距離=10メートル 効果範囲=個人 持続時間=永続 効果=目標に命令を与える 種別=呪い、目標値 拡大=達成値 抵抗=効果消滅 この呪文は目標を術者の支配下に置く事ができます。 ただし、呪文の対象者が自身の生命を奪わせる命令は行えません。 この呪文は術者の命を代償として発動させる事で 必要レベルに満たなくても使用が出来ます。 その場合、術者の意識が目標の意識を乗っ取る形となります。 乗っ取った場合、その効果は“憑依"に準じます。 さらに術者の意識は目標の意識を自由に眠らせる事と起こす事ができ 目標はその事を認知する事はできません。 この呪文をディスペルなどで一度解除された目標に対して 再びこの呪文を使用すると 目標の精神抵抗に+2のボーナスが与えられます。 このボーナスは解除された回数分だけ増えて行きます (3回解除されれば+6ボーナス)
|