SWORD WORLD RPG

2007年12月30日(日) ソードワールドとは?

ソードワールドRPGは、日本で最も普及率の高いTRPGです。
もう出版されてから10年以上の最古参と言えますが
完成度の高さと定期的なサポートから、未だにソードワールドRPGの
普及率を越えるTRPGルールが出ていません。
これこそソードワールドRPGの完成度の高さを物語っていると言えます。


ソードワールドRPGのルールは完全版というA4ハードカバーの書籍が
販売されており現在でも書店で入手可能です。
このルール1冊でソードワールドRPGを遊ぶことができます。


ソードワールドの舞台は剣と魔法、亜人と魔物が存在する
フォーセリアという世界のアレクラスト大陸です。
ファンタジー小説を読む人なら『アレクラスト大陸』という言葉に
聞き覚えがあるでしょう。



“ロードスという名の島がある"
“アレクラスト大陸の南に浮かぶ小さな島を"
“人々は呪われた島と呼んだ"



そう、この『アレクラスト大陸』の事です。
さらにフォーセリア世界にはアレクラスト大陸以外にも
『ロードス島』『ケイオスランド』『クリスタニア大陸』『ファーランド』
等の魅力的な世界が広がっており、それぞれを舞台とした
文庫本が発売されているので読んで見るのも良いと思います。


ソードワールドでプレイできるキャラクターは様々です。
人間、エルフ、ドワーフなどの5種類の魅力的な種族の中から
キャラクターの種族をひとつ選び
ファイター、シーフ、プリースト、ソーサラーなどの8種類の技能から
好きな技能を自由に組み合わせて選択することができます。
組み合わせ次第で魔法戦士や神官戦士等を作り上げる事が出来ます。
作成の多彩さもソードワールドRPGの魅力となっています。


仲間と共にGMが誘う様々な冒険にて
人々を苦しめる怪物と命がけの戦いを繰り広げ
一攫千金を夢見て危険な古代遺跡を探検し
人の欲望渦巻く陰謀劇に巻き込まれながらも
己と仲間の知恵と力を頼りにして
様々な冒険を経験し、乗り越えて行く事になるでしょう。



2007年12月29日(土) GMの基本方針等

−はじめに−

舞台は新王国歴510〜520年。
メイン&ワールドデザインの水野良氏、システムデザインの清水みゆき氏
この両名の世界観をベースにGM、プレイヤー共々
楽しめる『フォーセリア』を目指しています。

ロードス、ケイオスランド、果てはクリスタニアをも含めて
『フォーセリア』として扱う方針です。

山本弘氏によって作られた既存世界観を尊重していない
読者参加バリアントとして賛否両論の多い西部諸国関連に関しては
西部諸国の基本設定を尊重しつつ
一般的に知られている東部・中部地方等とのパワーバランスを考えた上で
アドベンチャー&シアターの設定を一部変更しながら
取り扱って行く形としております。



−ローカル・ルール等−

GMの思考やチャットによるセッション等の要因によって起こる
プレイ中での判定は必要以上にルールに固執せず
その時の状況に合わせた判定・・・
くずして言えば「どんぶり勘定」が往々にして使用して行く形です。
勿論、ルールが基本ではありますが、その時その時の参加者達のノリを
大事にする為にあえてルールを破り、枠を広げられたら・・・
と言う事を目指しています。
もっとも、GMがモノグサだと言うのは否定しえない事実ですけども。
ルール厳守を旨とする人には不快でいい加減に見えるかも知れませんが
制約のあるネット・セッションを皆で楽しむ為の
苦肉の策であるとご理解下さい。


−PCとNPC−

ソードワールドRPGでは『冒険者Lv=英雄Lv』とされています。
冒険者Lvが高い程、強い冒険者、名声の高い冒険者であり
特にプレイヤーキャラ(PC)は全員『英雄候補』でもあります。
ヒロイックファンタジーの主人公クラスと言っても良いでしょう。
ですから短期間で急激な成長をし、様々な困難に打ち勝てます。

それとは逆にプレイヤーキャラ以外の、GMが冒険の中で登場させる
ノン・プレイヤーキャラ(NPC)は急激な成長をする事はありません。
物語を盛り上げたり、和ませたり、色々かつ重要な役割を担っていますが
NPCの役割はヒロイックファンタジーにおける脇役です。
そこを間違えると世界全体の高&低Lvの比率に
重大な問題が生じる事がある為、非常に気を使っている次第です。



2007年12月28日(金) 冒険者Lvと英雄分布

プレイヤーキャラは『冒険者Lv=英雄Lv』と認識されます。
そこで各冒険者Lvが世界的にどれぐらいの強さ、名声を得ているのか
どのような地位、影響力を持つのかを簡単に説明します。


<超10レベル>
冒険者Lvでは計れない力を発揮する者達の事を指し
『英雄の中の英雄』として通常では為し得る事ができない事を
為し得る力、『超英雄能力』を持っています。
現状、超10レベルとして公式発表されているのは
ロードス島のオフィシャルキャラのみとなっています。
単純に10レベルを超えた者もこう呼ばれる事があります。
アレクラスト大陸での発表はありませんが
幾人かは超10レベルではないかと言われています。


<11レベル以降>
10レベルを超えた者は大陸全体でも並ぶ者のない英雄の中の英雄です。
アレクラスト大陸では二人、ロードスでは四人、確認&公認されています。


<10レベル>
10レベルとは大陸全体でも1、2を争う程の『英雄』といえます。
アレクラスト大陸では18人、ロードスでは7人、確認&公認されています。


<9レベル>
9レベルとは100万人規模の大国でも最高の英雄。
大陸全体を見ても数少ない実力者、皆が認める英雄といえます。


<8レベル>
8レベルとは100万人規模の大国でも1、2を争うような英雄。
大陸全体でも有数の実力者、極めて優秀な冒険者といえます。


<7レベル>
7レベルとは100万人規模の大国で騎士団長&宮廷魔術師等の実力者。
西部諸国等の小国では1、2を争う英雄。
大陸全体でも有数の実力者、名の知れた優秀な冒険者といえます。


<6レベル>
6レベルとは100万人規模の大国でも有数の実力者。
西部諸国などの小国では組織をまとめうる実力者。
大きな街などで名の知れた優秀な冒険者といえます。


<5レベル>
5レベルとは100万人規模の大国の実力者。
西部諸国などの小国では騎士団長&宮廷魔術師等の実力者。
街などでも優秀な冒険者として知られ様になります。
基本的に大半の冒険者が努力末、熟年期に辿り着くのがこのレベルです。


<4レベル>
4レベルとは組織の中でも目立つ存在、優秀な冒険者といえます。


<3レベル>
3レベルとは一人前、名が通り始めた冒険者といえます。


<1〜2レベル>
1レベルは十分な訓練を積んだが経験の足りない初心者と言えます。
いわゆる駆け出しの冒険者と呼ばれるレベル帯です。



基本的にプレイヤーキャラ以外の冒険者の大半が<1〜2レベル>
成長途上におけるプレイヤーキャラのライバルに<3〜4レベル>
プレイヤーキャラの上司等には<5レベル>
キャンペーンにおける大ボスは<8レベル>
この程度が妥当だと言われています。



2007年12月27日(木) 基本的な騎士団編成

ファンタジーには欠かせない騎士を始めとする国家戦力。

ソードワールドのLvにおける兵士や騎士の位における
基本的序列やソードワールド内における基本的な役割等を紹介。
一応、位の低い順に表記になっており、下へ行くほどお偉いさんです。
さらに騎士・上級騎士の中にも序列が存在します。
その場合、「序列○位の騎士」(騎士の中で何番目)や
「序列○位の上級騎士」(上級騎士の中で何番目)としましょう。
序列は十位程度までにすると話の中で価値が出るらしいです。

技能Lvはその階級におけるおおまかな指標になります。
追加技能例は補助的に持っているであろう技能レベルになります。
技能レベルの指標は”冒険者Lvと英雄分布”を基本にし
各国騎士団の平均的な技能レベルを示した形となっています。
各階級における技能レベルの幅は指標Lvから±1程度となります。
学者肌の強い国はそれぞれ指標Lvから±0もしくは-1とし
竜殺しの英雄リジャールを王に仰ぎ、武勇を謡われる騎士団を擁している
オーファン等の場合はそれぞれ技能Lvを+1して扱うのが良いでしょう。

ちなみにモンスターとしての騎士団長のデータは冒険者Lv5とほぼ同等。

騎士団は貴族や血統等が幅を利かせる実力主義とは言いがたい組織。
その為、位の技能レベルが指標とは上下する者が多々います。
序列○位もまた貴族や派閥によって左右される事が多々あります。
貴族や血統主義では派閥やコネなどで実力不足で位にいる者もいますし
実力がありながらも派閥外や不評を買った者は位が低い事が多いです。


テンプレ
【役職名】技能Lv(追加技能例)[特殊条件等]


【兵士】ファイターLv1[平民]

【兵士長】ファイターLv3[平民]

【騎士見習い】ファイターLv1〜(セージLv1〜)[貴族&稀に平民]

【正騎士】ファイターLv3(セージLv1〜)[貴族&稀に平民]

【上級騎士】ファイターLv4(セージLv1〜)[貴族]

【騎士団長】ファイターLv6(セージLv3〜)[貴族]


騎士と言えば戦場で華々しく活躍する姿が思い浮かびますが
そうそう戦争なんてあるワケもなく。
概ね騎士は平時では政治を担う文官であり役人であり領主。
戦争と言う非常時においてのみ武官と考えましょう。
隊長や将軍等は武力よりも政治力や統率力が問われる為
個人としての戦闘力が高い必要があるとは限りません。
ただし、ロードス島の様な戦争が半ば日常化している地域では
個人の武勇が必要となる為、それ相応の実力を有しています。

【下級騎士】と呼ばれる位が作品によって出てくる事があります。
正騎士より一段低い位として使われたり
上級騎士が正騎士との差を現すために使う事があります。
前者は腕を買われて国に仕える事になった冒険者、
小領主である上級騎士直参の部下である騎士達、
貴族の私生児等に捨扶持として与えられる位な事が多くあります。
冒険者上がりは成り上がりとして貴族階級の騎士見習いに
見下される事もあるが、実力では正騎士を圧倒している事が多くあります。
後者は基本的に蔑称としての扱いになっています。
爵位や領地を持つ上級騎士からすれば、領地を持たない正騎士も下級。
その為、蔑称として下級騎士が浸透している場合、
上級騎士と正騎士、双方の間には差別的な意識が蔓延っており
それが国内の政治に影響を及ぼしている事が多くあります。

【近衛騎士】は少し特別な位として存在します。
近衛騎士は王族警護等を行う国王直属の配下となっています。
その為、ほぼ完全な実力主義となっており
領地に縛られない正騎士や下級騎士から選抜して構成されています。
その実力は平均レベル5以上と言われています。
さらに近衛騎士の下には【近衛兵】が配備されている事があります。
やはり近衛兵も実力で選ばれており兵士長クラスの実力となります。

上記は国家における基本的なモノになっています。
稀に特別待遇や秘密な例外な人がいたりしますので
あくまで一般的なデータとして参考にして下さい。



2007年12月26日(水) 基本的な魔術師ギルド組織

ファンタジーには欠かせない魔術師。

ソードワールドのLvにおける魔術師ギルドの位における
基本的序列やソードワールド内における基本的な役割等を紹介。
位は序列の低い順になっております。
さらに導師・高導師の中にも序列が存在します。
その場合、「序列○位の導師」(導師の中で何番目)や
「序列○位の高導師」(高導師の中で何番目)としましょう。
序列は十位程度までにすると話の中で価値が出るらしいです。
技能Lvはその位におけるおおまかな指標になります。
追加技能例は補助的に持っているであろう技能レベルになります。
魔術師ギルドはその特性上、ほぼ完全な実力主義になっている為
他の組織に比べて位の技能レベル指標に当てはまります。
勿論、派閥やコネなどで実力不足で位にいる者もいますし
不評を買って実力がありながらも位が低い者もいます。


テンプレ
【役職名】技能Lv(追加技能例)[特殊条件等]


【学生】技能無し[素養保持者]

【正魔術師】ソーサラーLv3〜(セージLv1〜)[素養保持者]

【導師】ソーサラーLv5〜(セージLv3〜)[素養保持者]

【高導師】ソーサラーLv7〜(セージLv5〜)[素養保持者]

【最高導師】ソーサラーLv9〜(セージLv7〜)[素養保持者]



ファンタジーの顔とも言える魔術師。
ソードワールドにおいては古代語魔術には先天的な素養が必要です。
小説等では十人に一人の確立で素養があるとされ
さらに種族でもドーワフとグラスランナーには素養が無ありません。
素養があったとしてもそれが判らないまま一生を終えることも多く
魔術を習っているからと言って、魔術が使える保障はありません。
その為、魔術師の数はかなり少数に留まっているのが現状の様です。
騎士団や神殿、各ギルドに比べると圧倒的に数が少ないものの
魔術を極めた時の力は凄まじく、数を質で圧倒する為に
他勢力と互角以上の実力と存在感を誇っています。
技能レベルの指標は近代魔術師ギルドの創始者たるマナ・ライが
最高導師を務めるオランの魔術師ギルドをモデルとしています。

【魔術師見習い】と言う序列が存在する事もあります。
オラン・オーファン・ラムリアース等、規模が大きく
制度がしっかりとしたギルドや能力の高い指導者が多いギルドでは
レベル3の実力になるまでは正魔術師として認められることは無く
魔術師見習いとして扱われます。
レベル的にはレベル1以上、レベル3未満が魔術師見習いとなります。
地方や小規模のギルド、個人の私塾ではレベル1となり
古代語魔法が使える時点で正魔術師としての扱いを受けます。

作品によっては【下位導師】と言う地位も存在します。
これは正魔術師と導師の間にある地位として出てきます。
導師に及ばないものの正魔術師よりも高い実力者に対して
与えられるモノの様で、レベル指標的には3と5の間、すなわち4。
まあ、残業代が出ない名ばかりの管理職と言った感じですね。

稀に最高導師の補佐的な立場として【次席導師】と言う地位が出ます。
オランではバレン、オーファンではフォルテスが有名。
何かしらの理由で最高導師がギルドの運営を全うできない時に
最高導師の代わりに運営をする立場であったり
最高導師を継ぐ立場を明確にした地位であったりします。

上記は国家における基本的なモノになっています。
稀に特別待遇や秘密な例外な人がいたりしますので
あくまで一般的なデータとして参考にして下さい。



2007年12月25日(火) 基本的な神殿組織

ファンタジーには欠かせない神を信仰する司祭職。

ソードワールドのLvにおける神官や司祭の位における
基本的序列やソードワールド内における基本的な役割等を紹介。
位は序列の低い順になっております。
さらに司祭・高司祭の中にも序列が存在します。
その場合、「序列○位の司祭」(司祭の中で何番目)や
「序列○位の高司祭」(高司祭の中で何番目)としましょう。
序列は十位程度までにすると話の中で価値が出るらしいです。
技能Lvはその位におけるおおまかな指標になります。
追加技能例は補助的に持っているであろう技能レベルになります。
各宗派の神殿は神聖魔法の実力や誠実な人格や信仰心等により
他の組織に比べて位の指標レベルが意味をなさない事があります。
信者の数に比べて神聖魔法の使い手は圧倒的に少ない為です。
特にファリスやチャ・ザではそれが顕著になります。
組織故に派閥やコネなどで実力不足で位にいる者もいますし。
不評を買って実力がありながらも位が低い者もいます。


テンプレ
【役職名】技能Lv(追加技能例)[特殊条件等]


【信者・神学生・神官見習い】技能無し[特に無し]

【神官】プリーストLv1〜[特に無し]

【神官戦士】プリーストLv1〜(ファイターLv1〜)[特に無し]

【神官戦士長】プリーストLv3〜(ファイターLv3〜)[特に無し]

【聖騎士】ファイターLv3〜(プリーストLv1〜)[特に無し]

【聖騎士長】ファイターLv4〜(プリーストLv1〜)[特に無し]

【聖騎士団長】ファイターLv6〜(プリーストLv1〜)[特に無し]

【侍祭】プリーストLv3〜[特に無し]

【司祭】プリーストLv5〜[特に無し]

【高司祭】プリーストLv7〜 特に無し]

【最高司祭】プリーストLv9〜[特に無し]


教団の基本序列は
最高司祭>神殿長・司教>高司祭>司祭>侍祭>神官>神学生

聖騎士系列を加えると
最高司祭>神殿長・司教・聖騎士団長>高司祭・聖騎士長
>司祭・聖騎士>侍祭・神官戦士長>神官・神官戦士>神学生


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