z e r o

2005年03月12日(土) 存在証明

あたしは中3の時からWeb上で日記を書いてきた。
高校に上がってからは毎日更新、とかは出来なくて。
どんどん更新する日も少なくなってきたりもした。

過去日記を見ると、自分の文章のあまりの幼さに驚く。
それを「痛い」と表現することもできるけど、今はあえて「幼い」と表現する。
web上で自分の日常を晒すことの怖さも何もわかってなかったあの頃。

小文字や顔文字を多用することが「イイ」と思っていた頃は過ぎ。
いつしか「普通の」「まともな」「読める」文章を書きたいって思うようになった。
そうすると、日記を書いても自分の書きたい文章が何なのかわからなくなってきて。
途中まで書いた文章を消したり、ということも何度もあった。
それは今でも、何度も何度もある。

「日記」なんだから自分の思うように自分の書きたい事を記せばいいって思う反面。
自分の書きたい事を優先して自分が嫌うような文章を残したくない。
あたしはノートにも日記を書いている。
そこには、もう好きなように色々記してある。
それこそ、「幼い」文章でだ。
だけどそれはあたししか見ないから。だからどんな文章でもいい。
でもweb上に残す日記は違う。
いくら「自分のために書いてる」なんて言った所で、見てくれている人がいるって言うのは事実だ。
自分が見てても嫌になる文章を人にも見せている、というのが嫌だ。
たとえ見た人があたしの文章に対して何も感じなかったとしても。

…こんなのを書いてる時点で痛い。ということに変わりはないのかもしれないけれど。

正直、web上で日記を書くのをやめようかと思ったことも何度もある。
その気持ちの表れが何度もやった「日記の移転」だ。
何度消しても、「やっぱりもう一度やろう」と思い直す。
なぜweb上で日記を書くことをやめられないのか。
理由は自分でもハッキリわかっている。
「ここに『あたし』が存在することをわかってほしいから」だ。
小さな、小さなあたしの主張。

これからも日記を書くことは続けていくと思う。
それはやっぱり大きな世界の中で「あたし」が生きていること。
その証を残していきたいから、だろうな。

あたしは、ここに、ちゃんといるよ。


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