英国留学生活

2003年07月21日(月) 望郷の時

土曜日に担当教官に、一応3000ワード強のドラフトを送った。
辛うじて話が繋がったかなー、映画ファラミアの言動程度には。
↑それって、繋がっていないのでは。
なので、今日は本当はシェフィールドに行くつもりだったのに、
トラブルが起こって、流れた。
前も、行こうとした時似たようなことが起きて、いかれなかったのだよ。
嫌われているのかね、あの街に。

2度目ですが、こちらの銀行でカードが勝手に失効しました。
紛失届けが出たってまた言われ、出していないって言っても
原因は結局不明。
前も起きているから、また起きるといけないから原因を調べてくれ、
といってもカード申請の作業を続けるだけで、返事もしない。
"Answer, me."とファラミアのようにすごんでみても、
所詮あの冷たい眼差しも、どすの効いた声も持たぬ私では、
効果もなく。数分後に、
"Sorry? I couldn't hear you."
(...Just, you didn't hear me.)

「とにかく、新しくカード申請したから、一週間以内につきます、
あ、過去ログは残っていないから。次の人!」
(↑やっぱり、聞こえてるではないか。)
君のとこのDBは、私設掲示板程度のログしかとっていないのかね、
と思いつつ、夜間にシステムトラブルがあっても緊急対応しない、
という方に、 100ポンドほどBETしておきたいと思います。
結局、その一週間以内に届く筈のカードは、
3週間たっても届かなくて、今日調べてもらったら、
カードを作成しているところから、その支店に着く前に紛失したそうで。
また申請中。

一つ一つはたいしたことではないが、
大家とデポジットについて戦ったり、
なんども役所に書類を出しているのに、何度も住民税払えといってきたり、
(フルタイムの学生は免除)挙句に裁判所に来いと言われたり、
その住民税は、私の前の住人の分も加算されていたり、
ロンドンから送った荷物がレスターに着くのに1ヶ月もかかったり、
スパイラルで襲ってくると、日本に帰りたくなる。
あ、とある人からのクリスマス・カードは3月に届いて、
途方にくれました。返事、出しようがなくて。
今更、ハリーの秘密の部屋の映画が公開されました、とか言われても!

そういえば、ハリーの5巻、今17章だけれど、既に背表紙があぶない感じで。
読了前に、ページが落剥しそう。
ともかく、明日は「漢たちが拳で語る、狼の街」に行ってみせる。



2003年07月18日(金) 予定は未定

セオリーの部分をこの週末に終わらせて、
来週にはケース・スタディーの旅に出たいのだけれど。
いまだ2500ワード。というか、まだドラフトの段階だから、
問題は文字数ではなくて、書くべき内容を網羅するかどうかなんだが。
どうにも話が繋がらないから、手っ取り早く時系列にして、
1753 大英博物館の設立 博物学の隆盛、Hans Sloane
1851 ロンドン博覧会 コロニアリズム
1903 ホワイトシティー博覧会 Social Darwinism
1920 マリノフスキーの機能主義
1960 Post Modernism
1970 ギアツ
1970 Social History、Oral History
1978 サイード Post Colonialism
という流れのつもりなのだけど、まだロンドン博覧会・・・。
だめじゃん!
最も、マリノフスキーのことなんか欠片もわからないので、
一行書くだけ、ギアツも殆どわからないので、
まあ、3行ぐらいなもんなんだけど。
それより、「セオリーのメインはフーコーです。」とビッグ・マウスを
叩いたフーコーはどこに行ってしまったのだろうね、私。

それでも、これでも文化人類畑の友人に色々、取り留めない話を聞いて
貰ったり、初心者向けにAnthropologyの話をしてもらったりして、
少し構想が固まったのだけど。
ボーダース(本屋)で立ち読みついでに、床にしゃがみこんで。
彼を見ていると、勉強せねばな!と思う。
私はあんなに一年間の勉強の成果が、はっきりしてなくてちと凹んだ。
でも、ありがとうございました。(こんなところで言ってもな。)

昨日あんなことを書いて寝たせいか、変な夢を見た。
「貴男のその生き抜こうとする強かさも、貪欲に幸せを求め様とはしない儚さも。
その身を守るための冷たい優しさも、そのすぐ裏にある本当の優しさも。」
とかなんとか言って、教授に告白して玉砕したのは別にいいけど、
その前にルーピンに本を渡そうとしていたスネイプを、
鞘に入ったままの日本刀で殴り倒したのは、なんだったのかな・・・。
そこまで嫌いなわけじゃないんだけど。欲求不満か?、私。



2003年07月17日(木) ルーピンへの懸念

夜が明けてしまったようだよ。
一日うなっていても、1000語くらいしか進まなかった・・・。
修論。修論は10000ワード。

他所さまの掲示板で、
「ルーピン先生の性格を1000語で述べよ」
という課題があったのだけれど、
それだったら、2000ワードでも3000ワードでも
書けそうだがな。
ネット漁っただけでも、先行研究は山と出てきそうだし。

彼の役者さんは、私は「太陽と月に背いて」でしか
観たことないから、不安も大きいのだけれど。
元々あの映画はランボーか、ヴェルレーヌの詩が好きな友人に
誘われて、自分でも「妻のカラダより、ランボーの才能に欲情した」
というキャッチ・フレーズに、
アマデウスとサリエリみたいなものか?と思って観に行ったのだが。
思いっきり肉体関係でした。そういう意味では期待外れ。

ランボー役のディカプリオも、
「笑えたねー、ディカプリオのちょびひげ。」
「きっと、チャップリンへのオマージュなのよ。」
「わけわかんないし、それ。」
と、それなりのインパクトは残したのだが、
シューリス氏のヴェルレーヌの思わず蹴りを入れたくなるような、
どうしようもなさには敵いますまい。
でも、"Total Eclipse"の邦題としては、結構いいと思っている。
少なくとも、カタカナ語にされるよりはずっと良い。



この写真は結構、プロフェッサー・ルーピンのイメージに近いんだけどなー。
英国人らしい癖のある鼻の長さで、手足も指も長くて、
ついでに石段に座り込むようなイメージあるし。



2003年07月13日(日) 児童文学のおじさん

アイルランドから帰ってくると、暑い。
勿論英国の建物は冬のことを考慮して建てられているから、
窓とかも全開に出来ないし。
この国では、30度近くだとすでにVery, very hot!と言われる。

ダブリンのホテルでテレビを見ていて一目惚れして(一聴惚れ?)
翌日早速ケルト系のCDショップで購入した、CDを聴いている。
"A Secret Garden"というフィドラー(女性)と
キーボーディスト(男性)のユニットなのだけど、
挑むように足を踏み鳴らして、フィドルを弾く姿にも惚れた。
(某執政家長男に似た、Whistle奏者にも心惹かれたが。)
元々、ケルト系の音楽は好きなほうだと思う。
無難だけれど、エンヤはかなり前から大好きだ。
それと、カムデンのマーケットにあるケルトの店の店員さんに
薦められた、Hilary RushmerのCDも気に入っている。

ところで、本屋で2ポンド引きだった"Shadowmancer"を買ってしまった。
まだ、ハリーも全然進んでいないと言うのに。
これのJacob Craneと言う登場人物のモデルが、ショーン・ビーン氏らしい。
と、多音壮子さんのお宅で知りました。←ありがとうございます。
BBCのインタビュー見ると、ホントうれしそーに作者が、
「そう、ショーン・ビーンをベースにしているんだ。」
と言っている。悪人かそうでないのか、わからない謎めいた人らしいが、
悪人でもいいので、
・安っぽい悪人。
・何がやりたいのかわからない悪人。
・そっこー死ぬ悪人。
だけはやめてほしいと思う。
マクベスタイプの悪人なら、OK。と言うかむしろ大歓迎。

で、"Troy"の撮影現場で事故があってスタントの方が亡くなられたとか。
反射的に、セルフスタントをやっているおじさんの身が案じられました。
七子さん宅で知った、この「ショーンが撮影に入るとスタントが、
休暇を取ってばっくれるので、本人がスタントをやっている」
と言うエピソードは、机に突っ伏して笑った挙句に椅子からずり落ちる位、
お気に入りの話だが、これ以上顔に傷を作られるとますます悪人顔に
磨きがかかってしまうので、気をつけて頂きたいものである。


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