英国留学生活

2003年09月20日(土) 映画の話

友人が最近、アンディ・マクナブ・シリーズを読んでいるらしく、
(いかにも彼女が好きそうだ。SASとか得意分野だもんな)
「ショーン・ビーンがブラヴォー・ツー・ゼロに出ていてびっくり!」
したそうだ。
私は見ていないけれど、かなり強烈な内容だと聞く。
そんな彼女には、「ウォー・レクイエム」をお薦めしておいた。
しかし何で、私がいない時にやるかな・・・「ウォー・レクイエム」
私にはちょっと難しいけれど、オーウェンの詩は好きだ。

最近の(ちょっと前か?)ロンドンのポスターは、
オーランド君の"Ned Kelly"と"Spirited away"が目に付く。
ブルーム氏、稼いでおりますね。そう言えば、カレンダーも売っていた。
でも私は。、未だに海賊映画も観ていないけど。
終わる前に観に行く暇あるかな?

"Spirited Away"(『千と千尋の神隠し』)の英訳については、
友人「なんかさあ、死んじゃってる感じよね?」
私「そうだね、幽体離脱というか。」
という会話を交わしたが、だからといって「神隠し」に
どんな対訳を当てたらいいのか、全然思いつかないけど。
こっちも日本で見ていないので、字幕版で観たいもの。

「旅の仲間」の公開のちょっと後位だったと思うけど、
スタジオ・ジブリの映画をバービカンセンターで上映していた。
フラットメイトのフランス人が、映像文化人類学で、アジア映画を
専攻していたので、"Princess Mononoke"を見たい、と言っていたのだが、
結局チケットが取れなくて、"Whisper of hearts"を観た。
これ、「耳を澄ませば」。こっちの方が、すんなり納得できるかな。

そうそう、戸田奈津子氏が字幕は日本独特の文化、といっているが、
それはうそ、というか少なくても語弊がある。
私のイギリス人の友人は、「イタリアに行ったら映画が吹き替えだけで、
驚いた。俺は字幕が好きだ。」と言っていたし、
ジブリや黒澤映画なんかも、字幕と吹き替え両方ある。
ラッセルスクエア駅近くの、ルノアールという外国映画の映画館に、
行った人の話を聞いていると、概ね字幕のようだった。
まあ、日本は確かに字幕の割合が多いのかもしれないけどね。



2003年09月19日(金) 論文の定義

もうニ度と二度と英語の論文など書かない、と
あの曙光に誓った、ある秋の日の夜明け。



↑こんな感じで。(部屋の窓から撮影。)

お気に入りの「人喰い魚が人になる」という小説で、元人魚の
「論文……って、あの書けなくて書けなくて悲鳴をあげたり、
何日も徹夜して死人のような形相になったり、
奇声を上げて部屋中を走り回ったりするあの論文ですか!?」
という発言があるのだが、「どこの論文だよ」という作中の突っ込みに反して、
「あー、そうそう、その論文だよ、それそれ」と、
内心相槌を打った。

間髪入れず、来週からドクターコースに進む級友達は、凄いと思う。
私も、10月2日からの次の美術史のコースのリーディングリストが、
既に手元にあるのだが、しばらく勘弁して欲しい。うえー。

因みに上記の小説のサイトさんはこちら、



サイト名=へいじつや/管理者名=古戸マチコ

頭悪くて、本能強い、でも自分の欲しいものは決して見誤らない
元ピラニアも好きだけど、天才凶悪じじいもとても好き。
ガンダルフといい、今時代はじじいなのか。


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