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JIROの独断的日記
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2012年12月23日(日) 【音楽】1日早いけど、クリスマス。私は「泰西名曲」ひとすじです。

◆難しいのはいくらでも他に取り上げる方がおられるでしょうから。

私は、徹頭徹尾、「泰西名曲」。

毎年ナクソスさんの、Very Best of Christmasをお薦めしています。

聞き慣れた曲なのですが、日本ではあまり聴けないけど、西洋ではむしろこれが普通の、教会の聖歌隊。

ボーイソプラノ(正に天使の歌声ですな)と男声合唱。オルガン伴奏、と、こういう組み合わせです。


まずは日本では「もろびとこぞりて」として知られる曲ですが、英語の原題は、

"Joy to the World"です。


Joy to the World



Joy to the World



英語歌詞を添えます(多少違う所があります)。

Joy to the world! The Lord is come

Let earth receive her King

Let ev'ry heart prepare Him room

And heaven and nature sing

And heaven and nature sing

And heaven and heaven and nature sing



Joy to the earth! the Saviour reigns

Let men their songs employ

While fields and floods, rocks, hills and plains

Repeat the sounding joy

Repeat the sounding joy

Repeat, repeat the sounding joy



He rules the world with truth and grace

And makes the nations prove

The glories of His righteousness

And wonders of His love

And wonders of His love

And wonders, wonders of His love

はい。1,2,3番のあいだに、僅かに「間(ま)」をおくのが慣習のようです。


次は、日本ではさほどですが、ヨーロッパではこれが一番、演奏されるのではないか。

メンデルスゾーン作曲:Hark! The Herald Angels Singです。これは厳かです。

そして、とても美しい。


Hark! The Herald Angels Sing



Hark! The Herald Angels Sing


流石は、天才、フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ。

この簡単な旋律の中に気高さ、敬虔さを感じます。狡いのですが普段、全然宗教心・信仰心がない私ですら、

「何だか、本当に『神様』ってのがいるんじゃなかろうか?」と思ってしまいます。


話が逸れますが、ロンドンに住んでいるとき、クリスマスが近づくと、街中至る所で素人の金管四重奏、

しかも、トランペット、トロンボーン、ホルン、テューバではなくて、コルネットを中心とした「サクソルン族」という

音色が柔らかいラッパがあるのですが(吹き方は同じです)そのサクソルン族のアマチュア金管アンサンブルが、

ここでも、あそこでも(お互いの音が干渉しない程度にはなれて)演奏している。

柔らかく美しい、金管楽器の「音のお風呂」に浸かっているようで、至福の時期でした。


さて、次です。

念のため、書きますが、これらは全てVery Best of Christmas一枚に収まっています。


バッハの「クリスマス・オラトリオ」という全部やると3時間ぐらいかかる大曲、バッハの代表作の一つですが、

その中から、実に心やすます、「シンフォニア」という楽器だけで演奏される一曲があります。


J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV 248から「シンフォニア」



Christmas Oratorio, BWV 248, Part II: Sinfonia



同じクリスマスオラトリオの一番最後、第64曲。本当はオーケストラとコーラスなんですが、

これを私の好きな、金管アンサンブル「ジャーマン・ブラス」が独自に編曲して演奏したのがYouTubeに載ってます。

原曲に劣らないぐらい、私は、好きです。


German Brass Christmas Oratorio BWV248_No 64







いいでしょ?


一挙に派手になりましたから、こうなったら、チョンミョンフン氏指揮で、オケはわからないけど、

ヘンデルのオラトリオ・メサイアから「ハレルヤ・コーラス」と行きましょう。


Hallelujiah (Handel) - Myung-Whun Chung







いいですね。チョン・ミョン・フンさんというのは、非常に音楽的ですね。

余談ながら、しかし、このヘンデルのメサイアというのはトランペット奏者が最も嫌がる曲のひとつです。

吹く所がなくて、つまり曲の最初からずっと音を出さないでいて、いきなり、これだけじゃないですけど

この「ハレルヤ・コーラス」で高音域を吹かなければならない。間違えるとすぐ、バレます。


◆最後はもう一度、静かに。

もう一度、Very Best of Christmasにもどります。

日本語で、「神の御子は今宵しも」として知られている、"O Come, All Ye Faithful"です。

演奏するなら、このように上品に演奏して頂きたいですね。


O Come, All Ye Faithful



O Come, All Ye Faithful



ラストはこれこそ知らない人はない、「きよしこの夜」。"Silent Night"。

伝承曲ではありません。フランツ・ザヴィエル・グルーバー(Franz Xaver Gruber (1787-1863))という人が書いた曲です。



歌詞は何種類かあるようで、今回、載せません。


Silent Night



SilentNight



それではみなさま、Have a Merry Christmas!


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