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JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆呆れてものが言えません。 今日は、12年来通っている私の精神科外来の日でした。 母上、27日退院決定。二、三日は私(注:兄)が泊まります(注:一人で住んでいる母のマンションに)。その後のことは追ってご相談したい。 呆れてものが言えません。そういうことは、私の家庭の都合もあるのですから、決定する前に相談があって然るべきです。 あまりにも腹が立ったので、帰宅中の運転で事故を起こしたら大変ですから、返信しませんでした。 この時間(22時すぎ)になってもまだ返信しておりません。 ◆一旦、ドクターに任せたら、信頼して任せるものです。 経緯は、ざっと次の通りです。 2012.12.13 私事で恐縮です。母がガンと診断されました。 そこで、主治医のドクターが提案した治療法は、現在の胃ガン治療の典型です (それだけ、データが蓄積されているということです)。 TS-1という経口抗ガン剤(飲み薬。カプセル)の投与を12月14日から始める。 8日目に、点滴により液体の抗ガン剤シスプラチンを行う。それで副作用など様子を見る。 それで問題がなければ、経口抗ガン剤TS-1を3週間服用しつづけ、3週間目にシスプラチンの点滴を一回行う。 その後2週間は、休憩。つまり5週間で「1クール」というのだそうです(人によって多少違います)。 そのような説明を受け、患者たる母も兄も私も「それじゃ、お願いします」となりました。 ところが。 ◆思考(論理)がいつもよく分からないのですが、兄はいきなり、他の病院の医師の意見を訊きました。 子供のころから、7歳年上の兄貴とはずっと気が合いません。 母、肝臓にまで転移しオペ不能の胃ガン(幽門部ガン)→化学療法「シスプラチン」は副作用が強いらしい→可哀想→どうせ保って半年の命→最期の正月は「自宅で息子に囲まれて」が幸せだろう。 この中で「シスプラチン」の副作用うんぬん、の情報を兄がどうして知ったか、というと、 母が入院している最寄りの病院から、カルテ、CT映像、その他資料をコピーしてもらい、 自分が今でも月に一回通院している横浜の病院の自分の主治医に見せ、 シスプラチンはあまりにも副作用が激しいので今では、使わないのが普通である。 とのコメントを得たから、なのです。いくら何でも横浜のドクターとて素人ではないけれど、母を一度も診察したことは、 もちろん、ありません。 兄は、横浜のドクターの言葉を母に伝えました。「痛いこと」「苦しいこと」を過剰に恐れる母は、その言葉にすっかい「洗脳」され、 それなら、「どうせ保って半年ぐらいらしいから、無理しないで、経口抗ガン剤だけ(JIRO注:そうするとがん細胞を 殺せる確率は3割。シスプラチンと併用すれば7割、というのが現在の母の主治医の説明でした)にしよう」 ということなのでしょう。 しかし、シスプラチンの副作用が激しいことぐらい、今の主治医とて百も承知のはず。 また、ちょっとネットで検索すると分かるのですが、シスプラチンの副作用で患者が最も苦しむ「吐き気」については、 2009年に認可された、イメンドというクスリに著効(非常に顕著な効果)があり、シスプラチンとイメンドを併用したら、 思っていたほど、副作用がなく、苦しくなかった、という患者体験談が沢山あります。 また、抗ガン剤「シスプラチン」の深刻な副作用は腎臓の機能にダメージを与える、ということなのですが、 これに関しても(詳細を書くと煩瑣になるため、省きますが)それを最小限にする手段が見つかっています。 私は、吐き気など苦しいことが嫌だというのは、当然だと思いますが、副作用の出方は人それぞれです。 クスリと人には「相性」があるのです。 だから、最初からあきらめないで、せめて一度はシスプラチンの点滴をしてみる、つまり1クールを経験してみる。 それで、耐えがたいほど苦しいならば、経口だけにして、仕方が無いから、生きられるところまで生きる、という選択を 母に勧めました。副作用が大した事が無かったという患者さんの体験談を検索し、プリントアウトして、 昨日、会社に遅れても朝一番で、母の病院に持って行き、母に読むように伝え、とにかく一度はシスプラチンを試してみてはどうか? と伝えました。無駄でした。 ◆どう考えても非常識です。 兄のしたことと、母の決断は、現在の病院で実際に検査結果を目の当たりにして母の様子を実際に自分の目で見ている主治医の 母の退院に私は反対で、シスプラチンを投与して、その後の経過を観察し、急変があればすぐ処置が可能な病院に、 と返信しようか、と思っています。 これから、楽しいクリスマス、そして年末・年始を過ごそう、という皆様に、陰気臭い病気・病人の話で申しわけありません。 ただ、ガンは全然珍しい病気ではない。これから胃ガンで「TS-1とシスプラチン」を経験する方がおられるかも知れません。 抗ガン剤シスプラチンは、僅か5年前だったら、かなり「覚悟し」て使うクスリでしたが、今では、副作用を緩和する手段が 開発されていることだけでも、ご参考になれば、と思います。 完全に私事で失礼しました。あまりにもやりきれない気持ちで、敢えて全世界に対して オープンな場所、ネットに書きました。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2011年12月21日(水) 【音楽・映像】2005年のN響「第九」終楽章。アシュケナージ指揮、ソプラノが森麻季さんです。 |