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JIROの独断的日記
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2012年04月11日(水) 北朝鮮も橋下市長も、「煙突男」と同じだ。周囲が騒ぐほど、相手の思うツボだ。

◆記事1:防衛相 米司令官と連携を確認(NHK 4月11日 17時14分)

田中防衛大臣は、日本を訪れているアメリカ太平洋軍のロックリア司令官と会談し、

北朝鮮が人工衛星としている事実上のミサイルの発射に備え、

自衛隊とアメリカ軍が情報の共有を図るなど緊密に連携して対処する方針を確認しました。

アメリカ太平洋軍のトップのサミュエル・ロックリア司令官は、北朝鮮が人工衛星としている事実上のミサイルの発射期日が迫るなか、

在日アメリカ軍の状況などを視察するため日本を訪れており、防衛省で田中防衛大臣と会談しました。

この中で、田中大臣は「自衛隊とアメリカ軍の連携は非常に重要であり、引き続き協力をお願いしたい」と述べました。

これに対し、ロックリア司令官は「自衛隊とアメリカ軍の緊密な連携は、長きにわたる日米防衛協力の成果だ。

今回の北朝鮮の事案についても日米で認識を共有しており、協力して対処する必要がある」と述べ、

自衛隊とアメリカ軍が情報の共有を図るなど、緊密に連携して対処する方針を確認しました。


◆記事2:橋下市長、楽団が1億補助金競うコンテスト提案(読売新聞 4月10日(火)23時29分配信)

大阪市の橋下徹市長は10日の大阪府・市統合本部会議で、在阪の交響楽団などが1億円の公的支援を競うコンテスト案を提示した。

起伏のある未舗装のコースをバイクで走るモトクロス場を大阪城公園内に特設し、

レースイベントを開催する構想も提案した。今後、実現性を検討するという。

補助金見直しを進める市の改革プロジェクトチームは大阪フィルハーモニー交響楽団(大フィル)への

年1億1000万円の補助金の25%カット案を打ち出している。

橋下市長は「補助金をもらうのが当たり前になっている。賞金1億円のコンテストを開き、楽団同士で競わせてはどうか」と提案。

音楽イベントの開催など優勝楽団への特典にも言及した。


◆コメント:北朝鮮も橋下市長も、周囲が騒ぐほど「思うツボ」。

記事のタイトルに「煙突男」と書いたが、これは若い方には、補足説明が必要であろう。

今では、日本人の住居には、「風呂場」があるのが普通になったが、

映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズを見ると分かるとおり、昭和30年代から40年代初期は

まだ、「風呂」を自分の家に持っている世帯のほうがむしろ少なかったので、

全国いたるところに、必ず「銭湯」があった。

銭湯には「煙突」がある。その煙突によじ登り、

飛び降りるぞ。死んでやるんだ!

と叫ぶ奴が、しばしば出現した。飛び降りると言われると、野次馬は集まるし、

お巡りさんも放っておく訳にはいかず、当時のニュース映像を改めて見ると、

お巡りさんには、失礼だが、滑稽なぐらい、必死に、飛び降りないように説得する。


これこそが、「煙突男」の目論見。騒いで欲しくて煙突によじ登ったのであり、

はじめから、飛び降りる気などない。ただ、人に構って欲しいのだ。


多分、実際にやった例はない、と思うが、本当は「煙突男」が「飛び降りるぞ!」と言ったら、

知らん顔して

「ああ、そうですか、ご自由に。他人にぶつかると迷惑ですから、この印を狙って飛び降りてね?」

とやったら、ほぼ間違いなく「煙突男」はたちまち意気消沈して、「すみません。下ろしてください」

と言ったことであろう。


北朝鮮と橋下は百歩譲って「煙突男」ほど小児的心理ではないとしても、

私見では、両者は本質的において「煙突男」と同一の、所謂「構ってちゃん」の行動原理に基づいていると思料する。


◆落ちついて考えること。北朝鮮の場合。

北朝鮮がミサイルに燃料の充填をはじめたこと、弾頭には、化学、又は生物兵器の弾頭を搭載しているかも知れないこと。

日本か他のアジア諸国のいずれかの領土に弾頭が落下するかもしれず、日本は米軍と共同で厳戒態勢にあること、

などが報じられている。

しかし、北朝鮮が故意に、日本(にせよいずれに国にせよ)の領土内を「狙っ」て弾道ミサイルを発射するとは

考えられない。

北朝鮮が核を保有するのは、アメリカは、核を持つ国を先制攻撃することがないのを知っているからである。

特に、先代・金正日は、核を持っていないが為に、言いがかりをつけられて、戦争をしかけられたイラクの悲劇を見て

一層、「抑止力」としての核保有の重要性を確信し、その思想はデブの息子に引き継がれているのは間違いない。

もしも、北朝鮮が何処かの国にミサイルを落としたら、米国にボコボコにされることを知っている。

相手に先に攻撃させておいて「やりやがったな?」と反撃する、という形にするのは、真珠湾を見れば分かるとおり

アメリカの常套手段だ(ルーズベルト大統領は、真珠湾攻撃の内容を全て事前に知っていながら、ハワイには教えず、

日本に奇襲させておいて、「汚いジャップ」の印象を米国民に植え付けることに成功した)。

また、北朝鮮中枢部は、

ミサイルを発射するぞ!

というたびに、世界中がてんやわんやの騒ぎになるのを、100%意識している。

多分、その世界中の報道映像をかき集め、情報統制されている自国民に見せて、
見ろ、世界は偉大な我が国をこれほど、恐れているのだ!

とやれば、生まれつき首領様は偉大である、と洗脳された人民は、

何百万人もが餓死するほど食い物がなくても、新指導者、金正恩を崇拝し、革命は起きない。

国家の独裁体制は維持される。結果的に、世界は北朝鮮の体制維持に協力しているのである。

北朝鮮がミサイルを発射する、と発表したら、自衛隊や米軍は警戒態勢を取らざるを得ないが

それを、マスコミが大々的に報じてはいけない。全世界的に無視するべきである。


◆落ちついて考えること。橋下大阪市長の場合。

最近、橋下大阪市長の言葉を、メディアが報じない日はない。

しかし、少し落ちついて考えると、橋下は大阪市長である。内閣総理大臣でも官房長官でも野党党首でもない。

タカが、1地方自治体、大阪市の行政の責任者である。

大阪市の政策に日本全国の市町村が従う理由もなければ、橋下が何を言おうが、国政に関係無い。

これもまた、マスコミが過剰に報じるから、ただでさえ「権力」という痲薬の中毒になっている橋下の

肥大した自我を一層拡大してしまう。薬物依存のようなもので、世間の反応に耐性が出来てしまうと、

より大きな反応を、橋下は欲するようになる。かくして、段々発言が過激、かつ支離滅裂になる。


繰り返すが、全国に数え切れないほどの市町村があるのに、

大阪市長の発言だけを毎日、日本国民全体が知らねばならない合理的理由は存在しない。

記事2に於ける橋下市長の発言は、いくら何でも芸術及び芸術家をバカにするにもほどがある、と、

40年前小学校5年から今に至るまでオーケストラを愛する私は、肚の中で百万語が煮えたぎっているが、

それを露わにしては、「反応するな」という、本稿の趣旨に反するので、これ以上書かない。

ただ、大阪市民、日本国民全体ともに、わずか7年前、「改革をとめてもいいんですか!」の一点張りだった

小泉純一郎を熱烈に支持し、その結果かつてない、格差社会が出来てしまったことや、

自民党が再び政権担当するのが困難なほど破壊されてしまったことを忘れたのであろうか?

調子のいい、或いは、奇抜な言辞を弄する奴には、注意が必要だ。


◆結論:無視することだ。

北朝鮮も橋下も「煙突男だ」と書いた意味は以上である。

無視することこそ、両者への最善の対応だ。

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2011年04月11日(月) 「『がんばろう日本』東京タワーが太陽光発電でメッセージ」←無責任だ。
2009年04月11日(土) 「米経済にかすかな希望の光、緊張は依然強い=大統領」←まだまだ。全然ダメ。
2008年04月11日(金) 「大阪府 1100億円収支改善へPT試案 医療費助成を縮小」←小泉の真似か?/大阪センチュリー交響楽団を救え!
2007年04月11日(水) 「がっかり、怒り覚えた」=落胆隠せぬ向井さん夫妻−最高裁決定受け・代理出産←欲の深い人ですなあ。
2006年04月11日(火) <横田めぐみさん>夫は韓国人拉致被害者 政府が正式発表←それだけ発表しても仕方ないだろう。
2005年04月11日(月) 世界では、黙っていると、相手の主張を認めたことになってしまうのだ。
2003年04月11日(金) オウム裁判・松本被告に死刑求刑へ、年度内に判決←こんな奴を7年間も生かしておかねばならぬとは・・・

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