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JIROの独断的日記
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2009年06月25日(木) 【音楽】お薦めCD。工藤重典さんの、「バロック・フルート作品集」

◆エンピツの「時事・社会」ジャンルの日記に音楽を載せる理由。

私は、クラシック音楽を、普段、聴かないという方にも馴染んで頂きたくて、

敢えて、ウェブ日記エンピツでは「時事・社会ジャンル」なのに、

そこで、音楽を紹介しています。

ブログは記事毎にジャンル設定が自由に出来るし、自分でジャンルを作ることが出来ますが、

ウェブ日記エンピツでは最初登録するときにジャンルを選ばなければならないのです。

確かにエンピツには「時事・社会の」他に「音楽」ジャンルがあるのです(これが全ジャンルです)。

しかし、「音楽」ジャンルにも日記を開くためには、昔はエンピツは無料版があったのですが、今は有料会員しか受け付けていないので、別途費用が必要だし、

なによりも「JIROの独断的日記」としての連続性・一覧性が大きく損なわれます。

たとえ、「JIROの独断的日記・音楽版」という日記を設置しても、完全に別のID、別のURLになります。

毎日、時事・社会ジャンルをご覧頂いている読者の方がわざわざ、音楽ジャンルを探し、読んで下さらないと思います。

何故、今更このようなことを書くのか、というと、先日、初めての方からメールを頂戴しまして、

お前はエンピツでは「時事・社会」に登録しているのに何故、音楽を載せるのだ。「音楽」ジャンルに載せるべきではないか、

というご意見を過去7年で初めて頂戴したので、事情を説明しているのです。

(というのは、非常に感情を抑制した記述でして、心の中では「大きなお世話だ、うるせえな」と思っております)。


◆フルートを真正面から取りあげた事って、無いんですよ。

事務的な話は終わりにします。

音楽を紹介するときには、なるべく満遍なく、色々な楽器、編成(演奏形態)、作曲家を取りあげるように

するべきなのでしょうが、どうしても、自分の好みに偏ります。


フルートは決して嫌いではないのですが、なかなか、自分の好みの演奏が見つからなくて、

今までにあまり取りあげたことがありませんが、今日は、パリをはじめ、ヨーロッパで活躍している、

フルートの名手、工藤重典さんの、バロック時代のフルート音楽を集めたアルバムをたまたま聴いて、

いいな、と思いましたので、ご紹介します。工藤重典 Flute Baroque Worksです。


◆ヴィヴァルディ、エマヌエル・バッハ 、ヘンデル、テレマンをどうぞ。(どれも演奏時間、短いです)

前段で、私は自分の好みの演奏がなかなか見つからない、と書きましたが、

かなりの部分、フルートの音色・音質が影響していると思います。

他の木管楽器は、リード(葦(あし)のこと)が発音体です。クラリネットやサクソフォーンは一枚のリード、シングル・リードで、

オーボエ、ファゴットはダブルリードです。金管楽器は人間の唇の一部が発音体です。

フルートは、このような、「振動体」から発音するのではなく、楽器に息を吹き込むときに出来る、

空気の渦が、空気を振動させて音が出る。乱暴にいうと、木の枝や電線に風が当たって「ヒュー」という

音がするのと同じです。

ですから、どことなく音が寒々としてしまいます。

私はその「寒々感」がどうも余り好きではないらしく、暖かい音色のフルーティストを捜すのですが、

なかなかいません。工藤さんは音に丸みがあるので、聴いていて安心感があります。大変な名手だと思います。


それでは、音楽。


ヴィヴァルディ:ソナタ第6番 ト短調「忠実な羊飼い」 Op. 13, RV 58 より第1楽章 ヴィヴァーチェ。



SonataNo6Op13RV58Vivace



カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(大バッハが最初の奧さんとの間にもうけた次男です)

フルート・ソナタ ト長調 Wq. 133, H. 564 より、ロンド:プレスト



フルート・ソナタ ト長調 Wq. 133, H. 564



ヘンデル:フルート・ソナタ ト長調 Op. 1, No. 5, HWV 363b 第5楽章 メヌエット


ヘンデル:フルート・ソナタ ト長調



テレマン:忠実な音楽の師 - リコーダー・ソナタ ヘ短調 TWV 41:f1 第2楽章 アレグロ



テレマン:忠実な音楽の師 - リコーダー・ソナタ ヘ短調 TWV 41:f1 第2楽章 アレグロ



最近(といってもずいぶん前からですが)、こういうバロック音楽を当時使われていた楽器、フルートなら、今のようにキーが沢山付いていない、

ただの横笛のような楽器で演奏するとか、わざと当時のような弾き方、吹き方をして、例えばビブラートは一切かけない、とか

そういうのが流行っているようですが、工藤さんの演奏を聴くと分かるとおり、現代のフルートで今の吹き方で、朗々と楽器を鳴らし、

ビブラートも平気でかけていますが、やはり音楽はバロックの臭いがする。こっちの方が自然で、私は好きです。

このCDは、とにかく聴いていて、不快になるということはあり得ないと思います。どこから聴き始めて何処で途中で止めても美しい。

週末近いので、お薦めです。

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