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JIROの独断的日記
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2009年06月17日(水) 【差替】「やじ禁止の文書配布=党首討論」/<樫本大進さん>ベルリン・フィルコンサートマスター就任へ←試用期間の始まりです。

◆記事:やじ禁止の文書配布=党首討論(6月17日19時35分配信 時事通信)

17日の党首討論では、やじなどの不規則発言をしないよう求める文書が事前に傍聴議員らに配られた。

激しいやじで騒然とした5月の前回討論の反省を踏まえたもので、今回は「比較的落ち着いた雰囲気での論戦」(出席議員)となった。

与野党は9日、討論中はやじを自粛することを申し合わせた。文書には「議事の妨げとなるような言動は、厳に慎まなければならない」と記された。

そのかいあってか、委員室が騒がしくなったのは、民主党の安全保障政策を攻撃した麻生太郎首相に、

野党議員が「支離滅裂だ」などとやじを飛ばした程度だった。


◆コメント:国会議員のセンセーって、小学生?

日本国憲法という我が国の最高法規には、次の条文がある。

第四十一条  国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である。

国会議員は、「国権の最高機関」たる立法府の構成員であり、国の法律を作るのを職務とする国家公務員である。

いささか古いが、平成17年度予算を見ると、国会運営費(衆参両議院合計)は、一般会計に含まれていて、約1,024億円である。

単純に365で割ると、約2億8千万円となる。それに諸経費を加えると、国会を運営するために、毎日3億円の税金がつぎ込まれている。

税金は、我々が額に汗して働き、たとえ景気が悪くなり、所得が減っても、それに応じて必ず納めているおカネである。


3億円を衆議院定数(=480)+参議院定数(=242)=722で割ると、

約41万5千円となる。


国会議員は、サボっていても、居眠りをしても、法案を全く提出しなくても、ただ在籍しているだけで、1日1人あたり約42万円の税金を使っている。

そういう連中が、
とうしゅとうろんのときには、やじをとばさないで、おとなしくして、ひとのはなしをききましょう。

と、幼稚園児か小学生のようなことを、予め「文書を配布」しないと分からないらしい。

全く有り難くて涙が出そうである。

日本国は、この世界不況下で国民の所得が減って、皆が苦しんでいるときにも、所得に応じて税金を取ることを忘れない。

我々国民は、納税は(これも憲法で定められた)国民の義務であるから、苦しくても、誠実にこの義務を履行している。

一方、日本国は、私の記憶に間違いがなければ、その国民が真面目に働きながら預けていた、年金掛け金の明細の管理がずさんであったため、

どの年金口座が誰のものか訳が分からなくなってしまった。

所謂「宙に浮いた年金記録」は、5095万1103件存在(2006年6月現在)し、2007年、当時の安倍晋三首相は
1年で全件を名寄せする

と国会で明言したが、2年以上を経過した今も、全く目途がたたない。

国民から預かった金はどうなったか分からないが、それはさておき、税金は確実に徴収し、その税金は、

小学生レベルの国会議員のセンセー達がオイシイ思いをするために使われている。

国民をバカにするにもほどがある。


◆記事:<樫本大進さん>ベルリン・フィルコンサートマスター就任へ(6月18日2時31分配信 毎日新聞)

ドイツの音楽関係者によると、世界の最高峰のオーケストラ、ドイツのベルリン・フィルハーモニーのコンサートマスターに

ドイツ在住のバイオリニスト、樫本大進さん(30)の就任が内定した。

ベルリン・フィルの日本人コンサートマスターは3月で退任した安永徹さんに次ぎ2人目。

ベルリン・フィルでは安永さんの後任を募集、世界第一線のソリスト数人が最終候補に残り、審査を受けていた。

樫本さんは今後約1年、試用期間として同フィルでコンサートマスターを務め、

団員の3分の2以上の賛成を得てから完全な契約を結ぶことになる。

樫本さんはロンドン生まれ。3歳からバイオリンを始め、ドイツ・リューベック音楽院でザハール・ブロン氏に師事。

ケルン国際バイオリン・コンクール、ロン=ティボー国際音楽コンクールなどで優勝。【梅津時比古】


◆コメント:「就任が内定」ではなく、コンサート・マスターとしての試用期間が始まった、と言うことです。

ベルリン・フィルのコンサート・マスターになるまでの過程がどのようなものかは、3月にベルリン・フィルを退団した、

ベルリン・フィルのコンサート・マスターを25年務めた安永さんが、対談集、「音楽ってなんだろう」で、詳しく話しておられる。

それは、

「安永さんベルリン・フィルと別れ コンサートマスター25年」←、せ、先週終わってたの?/安永さんがコンマスになった頃の対談。ココログ

に私が転載した。作曲家の故・石井真木さんとの対談で、私が本からタイプして写した。

読めば分かるが、コンサートマスターのオーディションがあって、それに合格した、というのが、多分、現在の樫本大進さんの状態である。

これから、1年、毎回の本番のステージをベルリン・フィルの全ての他の団員がじっと観察し、試用期間が終了した段階で、

他のメンバーによる会議が開かれる。そこで3分の2以上の賛成を得て、初めて正式に「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、コンサート・マスター」に

就任したというのである。

樫本さんにとっては、これから、毎回のステージが常に「試験」なのであり、大変なプレッシャーである。

しかし、きっと正式なコンサート・マスターになって下さるだろうと、信じる。

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