外国為替証拠金取引
JIROの独断的日記
DiaryINDEXpastwill


2009年04月10日(金) 「天皇、皇后両陛下 結婚50年」←おめでとうございます。/祝典行進曲

◆記事:寄り添ってくれてうれしい=見詰め合い、感極まる場面も−50年間振り返り両陛下(4月10日5時43分配信 時事通信)

「寄り添ってきてくれたことをうれしく思っています」。皇居・宮殿で記者会見に臨まれた天皇、皇后両陛下。

時折見詰め合いながら、約40分間にわたり、結婚50年を振り返った。途中、天皇陛下が感極まって涙ぐみそうになる場面もあった。

陛下は「多くの人々からお祝いの気持ちを示されていることを誠にうれしく深く感謝しています。

ただ、厳しい経済情勢のさなかのことであり、祝っていただくことを心苦しくも感じています」と切り出した。

「皇后はまじめなのですが、面白く楽しい面を持っており、私どもの生活にいつも笑いがあったことを思い出します」

「私は木は好きでしたが、結婚後、花に関心を持つようになりました」と振り返る陛下。

昭和天皇の3女で、陛下の姉に当たる鷹司和子さん(故人)のことを皇后さまが自分の姉のように慕っていたため、

昭和天皇が喜んでいたとのエピソードも交え、

「私の家族を大切にしつつ、私に寄り添ってきてくれたことをうれしく思っています」

「たくさんの悲しいことやつらいことがあったと思いますが、よく耐えてくれたと思います」と続けた。

 陛下は、婚約決定後に詠んだ「語らひを重ねゆきつつ気がつきぬわれのこころに開きたる窓」という歌に触れ、

「開かれた窓から私は多くのものを吸収し、今日の自分をつくっていったことを感じます」と吐露。

「結婚50年を本当に感謝の気持ちで迎えます」と話す途中、一瞬声を詰まらせた。

これに対し、結婚当時の心境を「不安と心細さで心がいっぱいでした」、金婚式を「夢のよう」と語る皇后さま。

「心を込めて感謝状をお贈り申し上げます」と述べると、両陛下は見詰め合い、にっこり笑った。


◆コメント:夫婦が半世紀寄り添うというのは大変なことですよ。まして、皇后陛下のご苦労たるや・・・・。

大変なことですよ。50年っていうのは。皇室と比べるなど、不敬の極みであることを承知で書くが、

私も結婚してますけどね、まだ20年ぐらいなのに、

お互いにあーだ、こーだいって揉めてるんですからね。結婚生活は、我慢が必要ですね。これは絶対に確かですね。


ましてや、美智子さまは、初めて民間から、皇室に入られ、筆舌に尽くしがたいほどの苦労を重ねられたことは、

とくに「皇室マニア」(という表現自体不謹慎だが)ではない私ですら、しばしば読んだり聞いたりする話だし、

聞かなくても想像すれば、分かる。美智子さまの半世紀に亘る忍耐を思えば、人間は、大抵のことは我慢できるはずだ。


皇后陛下は、ご結婚前は周知のとおり、正田美智子さんで、兄上がおられた(日本銀行にお勤め)が、本当に最後の最後まで、

猛烈に大反対したのは、有名な話である。理由は言うまでもなく「苦労するに決まっているから」。

この「縁談」をまとめた、小泉信三氏(昔の慶応の塾長。話が逸れるが、戦死したご令息のことを書いた、

海軍主計大尉小泉信吉を是非読んでご覧なさい。泣いてしまうが、名著だ)を、

随分、恨めしく思ったに違いない。



その懸念は正に現実のものとなってしまった。しかし、昨日の会見を拝見すると、人間は普通苦労すると、

それが雰囲気に滲んでしまい、下世話に言えば「やな人」になることが非常に多いのに、皇后陛下は、

あくまでも、天皇陛下と結婚して幸せだったとおっしゃる。胸の中には百万語がたまっているだろうに、

全くそれを忘れようとしておられる。絶対に気品を失わない、そのお姿はご立派としか、言いようがない。


天皇陛下は、お若い頃は多分、本当には美智子様の苦労が分からなかったのだろうが、

時を経るにつれ、皇后陛下の苦労・忍耐がどれほどのものか、理解なさったのであろう。

涙ぐまれた理由のひとつは、それであるに違いない。

おめでたい日に、苦労・苦労と書くべきではないかも知れないけれど、新聞はきれい事、ばかり書くし、

週刊誌は下世話な興味で、不必要に皇族のプライバシーに関わることを、好奇心だけに基づいて書く。

私は何とか、その中庸を得た文章を書いたつもりだが、上手く表現しきれなかった。

そもそもこんな短い文章で、まとめられるようなことではない。50年である。

最後になりましたが、

天皇・皇后両陛下がお健やかに金婚式をお迎えになったことは、慶賀に堪えません。

衷心よりお祝いを申し上げます。


◆【音楽】團伊玖磨(だん・いくま)作曲:「祝典行進曲」

このマーチは東京オリンピックでも演奏されたが、そもそも、昭和34(1959)年、

当時皇太子であった明仁親王及び美智子妃の成婚を祝して作曲された曲です。

お祝いに載せます。

演奏は汐澤安彦指揮: 東京アカデミック・ウィンド・オーケストラ。

祝典行進曲


祝典行進曲



ご成婚は私の生まれる前の年のことだから、当時どのように演奏されたかは、無論知らないが、

以後、日本の作曲家によるマーチの代表作とされ、オリンピックの開会式で日本が入場するときなどに、

しばしば演奏されます。

晴れがましくて、かつ、穏やかで、堂々とした、良い曲だと思います。

【読者の皆様にお願い】

是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。


2008年04月10日(木) 「聖火リレー サンフランシスコ、コース短縮しゴール変更」←聖火というのは平和の象徴の筈なんですけどね。
2007年04月10日(火) 「学生自殺『指導に問題』=ゼミ担当准教授を免職−高崎経済大学」←どうして先生が悪いのだ?
2006年04月10日(月) 「小沢代表、首相の靖国参拝を批判…A級戦犯合祀に問題←合祀されているか否かは関係ない。
2005年04月10日(日) 「北京の反日デモ、1万人に拡大…日本大使館に投石」 安保理決議を求めよ。(追加あり)
2004年04月10日(土) 「首相が中東のテレビで人質解放呼びかけ、政府検討」「3万ドル渡して解放 韓国人」(米紙)「劣化ウラン弾で米兵汚染、サマワで」
2003年04月10日(木) アメリカに「世界は自分たちの思い通りになる」と思わせてはならない。

JIRO |HomePage

My追加