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JIROの独断的日記
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2007年04月10日(火) 「学生自殺『指導に問題』=ゼミ担当准教授を免職−高崎経済大学」←どうして先生が悪いのだ?

◆記事:学生自殺「指導に問題」=ゼミ担当准教授を免職−高崎経済大学

群馬県高崎市の市立高崎経済大学(木暮至学長)経済学部2年の女子学生=当時(20)=が自殺したのは

強圧的な指導に要因があったとして、同大がゼミ指導担当の男性准教授(38)を懲戒免職処分にしていたことが10日、分かった。



同大によると、女子学生は昨年6月ごろからゼミに参加。准教授はゼミに参加している学生に新聞社説を要約するなどの課題を出し、

提出期限を今年1月15日に設定。提出できない場合は「即留年」と女子学生にメールなどで通告していた。



女子学生は1月15日までに提出できず、准教授に「留年すると分かっています。人生もやめます」とメールを送信し、

同日夜、同県みどり市の橋から渡良瀬川に身を投げて自殺した。

同大は1月末、調査委員会を設置。准教授やゼミ学生らから事情を聴くなどし、

「准教授の指導過程に大きな要因があった」と結論付けた。

准教授は「調査結果は納得できない。間違ったことはしていない」と反論しているという。

 (4月10日12時1分配信 時事通信)


◆コメント:このごろの子は「叱られ」たことがないのだろうか?

曲がりなりにも、人ひとりの死を報じたニュースに対するコメントとしては冷酷であることを承知で書く。

学生が悪い。先生は悪くない。


大学へ通う。ゼミを取る。レポートの課題が出る。締め切りは決まっている。

何もおかしいことはない。

学生は、先生に督促されるまでもなく、締め切りまでにレポートを提出するのが当たり前なのである。

このゼミ担当准教授は
「提出できない場合は即留年」などと女子学生にメールを出していた

というが、親切じゃないか。中学生の宿題じゃあるまいし。

大学なら、教授は締め切り日にレポートを出さない学生は黙って「不可」にしていいのだ。

何も文句を言えない。学生だろ?当然だ。



しかも、「独自の学説を展開しろ」というような、高度な課題ではない。

「新聞の要約」だ。出来ない方が悪い。レポートを出さなかった方が悪い。

さらに、死者に鞭打つことになるのも承知で書くが、「留年」ぐらいで自殺するか?

弱すぎるよ。

私は、この先生は、全然悪いことをしていないと思う。これでクビはひどい。反論するのは当然だ。


◆叱られると泣き出し、辞めてしまう新入社員の男の子がいるのだ。

この頃の子は打たれ弱い、という傾向は確かに、ある。

私の所属する組織でも、新入職員の男の子を叱ると泣き出すのだそうだ。男の子ですよ?

会社の同期で、いま、現場の管理職をしている奴が、真剣に困っていた。

一回叱っただけで、辞めてしまう奴までいるという。

そんなことでこれから何十年も、どうするのだ。


◆親が子供の顔色を窺って、叱らないから、こうなるのだ。

どうしてこうなったかというと、親が子を、叱るべきときに、真剣に叱らないからだ、と思う。


昔、親は本来圧倒的なものだった。理屈もへったくれもない。特に親父がそうだった。

私など、比較的「いい子」だったから、それほど怒鳴られた方ではないけれど、

それでも、ときどき、わがままなことを言ったりすると、親父は怖かったぜえ。

ホントに、「地震、雷、火事、親父」だったよ。

その上の世代はさらに怖かった。予備校の時の古文の先生が話してくださったが、

やはり子どもの頃、親父さんに「だって・・・・」と言ったら、

「親に向かって『だって』とはなんだ!」


と、怒鳴られ、殴られた、というからね。

今の若い人は、この意味が分からないのではないか。「親に向かって『だって』とはなんだ」とは、
「親に口答えするな」

という意味である。

親父は絶対だったのである。ただ、それだけ親父の責任も重かった訳だ。

それにひきかえ、今の親はなんですか。

親が子供の顔色を見て機嫌を取るからつけあがるのだ。

今年、大学入試の様子をテレビで見て、あたしゃ、ひっくり返りそうになったよ。

大学入試に親が付いてくるのだ!しかも、両親!しかも、試験中ずっと待っている!

世も末だ。


◆学生諸君、シャバ(娑婆=社会)は、厳しいからね。覚悟しなさいね。

学生はいくらきついといっても、所詮、「自分が」留年するだけ。

会社ってところは、働いてお金をもらうところだからね?わかっとるね?今の厳しさどころじゃないよ。

今は、嫌いな奴とは口を利かなければいいだろ?

会社に入ったら、嫌いな奴(それがしばしば上司だったりするんだよ)と毎日顔を合わせて、

口を利かなければいけないのだからね。

おどかしている訳じゃない。本当のことをありのままに書いている。

死んだ学生さんには悪いが、留年で自殺してはいかん。

そんなことじゃ、シャバ(社会、という意味です)に出たら命がいくつあっても足りない。


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