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JIROの独断的日記
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2008年09月08日(月) 9月8日はドヴォルザーク(1841〜1904)の誕生日。交響曲第8番をお聴き下さい。

◆鉄道オタクだった、ドヴォルザーク(という話を4年前に書きました)。

ドヴォルザークは、ボヘミアの作曲家。ボヘミアというのはチェコの北西部ですね。

この方、大変な鉄道マニアだった、と言う話を4年前に書きました

そこには、彼にまつわる他の逸話も書いてあります。ちょっとだけ繰り返しますと、

ドヴォルザークは1892年、51歳の時にニューヨークのナショナル音楽院の学長として、アメリカ人の金持ちに招聘され、渡米しました。

それまでは、プラハ音楽院で教えていたのですが、アメリカからのオファー(給料です)によれば、年収が一挙に25倍になるんですから、

そりゃ、行きますよね。

行ったアメリカがドヴォルザークにとっては「新世界」で、そこから故郷を想って書いたのが交響曲第九番です。

だから、あれは、"From the new world"ですね。「新世界より」というのが大事なんですが、「新世界より」はあまりにも、

「名曲コンサート」で演奏されるので、ここでは載せません(正直言って、耳にタコが出来てます)。


◆ご存じない方も多いでしょうが、交響曲第8番は、大変な名曲です。

言葉で、あれこれ書くよりも、聴いていただくのが早いのですが、

第一楽章は、次から次に主題(メロディー)を思いついちゃったらしくて、

その処理に苦労している、と、山本直純さんが生前笑いながら解説していたのを思い出します。


この曲のCDはジョージ・セル=クリーブランド管弦楽団の演奏が定番です。

これからお聴きいただくのは、50年前、なんと1958年の演奏ですが、全然古さを感じさせません。

この時点で既に名演です。それでは、早速。

第一楽章です。

交響曲第8番第1楽章




第三楽章です。私は初めてこの楽章を聴いたときに、あまりの美しさ、ロマンチシズムに、背筋がぞくぞくっとしたのを覚えています。

交響曲第8番第3楽章



フィナーレ(終楽章)です。華やかなトランペットのファンファーレで始まります。

あまりにも見事に合っているので、うっかりすると気が付かないかも知れませんが、これは二人で吹いているんです。

途中、一旦静かになりますが、コーダ(終結部)にはいると、どんどん盛り上がりますから、お楽しみに。

交響曲第8番終楽章



セル=クリーブランド管弦楽団は何度か、ドヴォルザークの交響曲第8番を録音してまして、

私が持っているのは非常に古い、ソニークラシカルというシリーズなんですが、どうも廃盤みたいです。

セルの晩年、1970に演奏した、ジョージ・セル最後の録音にして、最高の名演といわれているCDがあります。

ドヴォルザークの8番のCDとしてはこれをお薦めします。

それでは。

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2007年09月08日(土) 「給油継続」だめなら内閣総辞職も、首相が示唆←本当ですかあ?
2006年09月08日(金) 「名曲紹介」で、実際に曲(の一部)を聴いていただけるようになりました。
2005年09月08日(木) 「マニフェストを完全に中立的な立場で採点する」サイト
2004年09月08日(水) ドボルザークは「鉄道オタク」だった。今日が誕生日。
2003年09月08日(月) 「国連はイラク復興に責任 日本の積極貢献を要請 ブッシュ大統領」 お前なあ、いいかげん張り倒すぞ。

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