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JIROの独断的日記
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2003年09月08日(月) 「国連はイラク復興に責任 日本の積極貢献を要請 ブッシュ大統領」 お前なあ、いいかげん張り倒すぞ。

◆記事:
【ワシントン7日共同】米中枢同時テロから丸2年を迎える11日を控え、ブッシュ米大統領は7日夜(日本時間8日午前)、イラク情勢を中心とする「対テロ戦争」について国民向けに演説、「イラクが自由で民主的な国家となるため、国連加盟国は幅広い役割を負う責任がある」と言明。イラク復興で日本や欧州連合(EU)など国際社会の積極貢献を公式に要請した。

 大統領は米国のイラク政策について「時間を要するし、犠牲も伴う」と述べ、国民に忍耐と理解を求めた。しかしイラク安定に向けた具体的な道筋は示せず、演説は米軍主導で進めてきたイラクの治安回復と復興が爆弾テロの連続発生などで行き詰まっていることを裏付ける内容となった。

 国連多国籍軍については「米国が多国籍軍を率いる」として、国連への大幅な権限移譲を否定、米軍が指揮権をとると強調した。

◆所感:盗人猛々しい(たけだけしい)ってんだよ。お前みたいな奴を。

 あきれてものがいえない、開いた口が塞がらない。所詮こういう愚かな人物には何を言っても通じないと思うが、考えの筋道を改めて述べる。

 アメリカはイラクが大量破壊兵器を有しているという証拠を本当は握っていなかったのにも関わらず、証拠はある、とうそをついて3月20日にイラク戦争を始めた。

 それに先立ち、国連安全保障理事国は皆、即時開戦に反対だった。国際平和を守るために武力行使をするためには、国連安全保障理事会の決議が必要なのに、アメリカは、「国連の査察などこれ以上続けても無駄だ」といい、国連を無視して、勝手に戦争をはじめたのである。

 イラク戦争の結果、フセイン大統領の独裁政権は崩壊したが、それでイラクが民主化(アメリカのネオコンがしきりの唱えるお題目)が進んだかというと、その正反対であり、治安は悪化する。テロは続発する。イラク国内はもう無茶苦茶なカオス状態である。フセイン時代の方がまだ平和だった。

 このような、最悪の事態を招いた全責任はアメリカにある。イラクの治安を回復させて、自治政府を立ち上げるのを見届けるのは、本来、全てアメリカが自腹を切って、最後まで責任を持ってやり遂げるべきである。

 ところが、イラクに駐留するアメリカの軍隊にたいするイラク武装勢力の攻撃はしつこく続き、つまり、イラク人はアメリカ人の言う事など聴く耳を持たないのである。

 アメリカは要するに、半べそをかいている状態だ。

 かつて、自ら無視した国連とその加盟国に助けを求める以外に選択肢はない。アメリカはいまや惨めな失敗者なのだ。

 それを、なんだと?「イラク復興に力を貸すのは、国連の責任」だとお?ざけんじゃねえよ、この野郎!なんだその傲慢な態度は!

 この期に及んで、国連加盟国の助けが必要だというのなら、ものの言い方があるだろう。

1.アメリカは「イラクが大量破壊兵器をもっている。」とうそをついていた、という事実を公式に認める。

2.全世界の市民が声を限りにして反戦を訴えていたこと、国連安保理も開戦に反対していたのに、それらを無視して、イラク攻撃をはじめてしまい、現在の混乱をもたらしたことを認める。

3.最早、アメリカ単独では事態を収拾できないので、誠に申し訳ないが、他の国々にも助力をお願いしたい。

 というのが、国際社会に対する礼儀というものである。

 アメリカは礼儀を知らない、世界一の田舎者だ。


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