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JIROの独断的日記
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2008年02月10日(日) 【音楽】マニアックなのですが、どうしてもお薦めしたい、“Trumpet Acrobatics”。TowerRecordで買えるようになりました。

◆ジャーマン・ブラスのトランペット奏者兼編曲者、マティアス・ヘフス氏。

昨年来、何度も、ここでご紹介している、ジャーマン・ブラスという金管アンサンブルがあります。

このアンサンブル用の編曲をし(編曲というのは作曲と同じぐらい理論的な勉強と、センスが必要なのです)、

自らも、トランペットで中心的なパートを担当している、マティアス・ヘフスという人物がいます。

何度、載せたか分かりませんが、元々、ヴィヴァルディのソロ・ヴァイオリンの為の協奏曲を、バッハがチェンバロ独奏用に編曲した、

BWV972という作品があり、それをヘフス氏が、ジャーマン・ブラス用に編曲しているものをお聴き下さい。

ここで、ソロ・トランペットを吹いているのが、ヘフス氏です。

第一楽章です。

ダウンロード BWV9721st.mp3 (1972.3K)



第三楽章です。

ダウンロード ConcertoBWV972Third.mp3 (1886.8K)



お馴染みの方は「またかよ」と思われるでしょう。ごもっとも。すみません。

ただ、私は、この曲のこの編曲、演奏を昨年初めて聴いてから、取り憑かれたようになっておりまして、

何百回聴いたか分からないのです。完全に私の感動のツボに合っているようなのです。何度聴いても飽きないのです。

この演奏は、バッハ・イン・ブラスで聴くことが出来ます。

ほぼ、同じプログラムのDVD、ジャーマン・ブラス・ゴーズ・バッハもあります。


◆ヘフス氏のソロ・アルバム、トランペット・アクロバティックスというCDが出ました。

前段のバッハで、見事なピッコロ・トランペットのソロを吹いているヘフス氏が、ソロ・アルバムを出しました。

早くご紹介したかったのですが、極めて限られたルートでしか入手できなかったのです。

それが、数日前から、TowerRecordで買えるようになりましたので、改めてご紹介します。

Trumpet Acrobaticsです。

ちょっと面白い趣向でして、伴奏がピアノでもオルガンでもオーケストラでもない。サロン・ミュージック風なのです。洒落てます。

まずは、ヴァイオリンのハイフェッツの十八番だった、ホラ・スタッカートという曲をお聴き下さい。上手い。とにかく上手い。

ダウンロード HofsHoraStaccato.mp3 (1675.4K)



この曲を今まで一番上手くトランペットで吹いたのは、既に故人となった、ロシアのチモフェイ・ドクシツェルという人でしたが、

ヘフス氏の方が上手い。始まってすぐ、トリルの後の「シソファソ・シソファソ・シソファソ・シソファソ」という音型はラッパで吹くと、

ものすごく難しいのです。ヘフス氏は、唖然とするほど上手い。



もう一曲は、上手いラッパ吹きが皆やりたがる、アーバンという人が書いた「ベニスの謝肉祭変奏曲」です。

今までも、ロシアのセルゲイ・ナカリャコフというかつて美少年で今はオッサンになってしまった人とか、

ジャズが本職だけどクラシックも吹く、ウィントン・マルサリスというラッパ吹きが録れていますが、

いずれも、「テクニック誇示」の感を免れませんでした。

これに対して、マティアス・ヘフスは、勿論テクニックはものすごいのですが、音楽より前にテクニックが見えることがなく、

まず、音楽が聞こえます。大人の演奏だと思います。お聴き下さい。

ダウンロード CarnivalofVenice.mp3 (7284.9K)



如何でしたか。ラッパなぞ興味が無い、という方にも是非聴いて頂きたく、敢えて、1日分のブログを、

このアルバムの紹介に充てました。関心を持って頂けたら大変嬉しいです。

それでは。

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