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JIROの独断的日記
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2005年02月10日(木) 「月と人体」 満月の日には事故・事件が多いか。「バイオ・タイド理論」

◆大事件と月齢

 満月や新月の夜(及び、その前後5日ぐらい)には、犯罪や、事件、事故が起きる確率が高いと昔から云われている。


◆過去、満月、新月、及びその前後に起きた大事件・事故。

 

 2001年2月10日に宇和島水産高校の練習船えひめ丸に、急速浮上したアメリカの潜水艦が衝突して、犠牲者を出した。満月の数日後だった。

過去の記録を見ると、2月の満月、又は新月の日に起きた、大事故、事件が多い。

一番、鮮明に記憶しているのは、1982年である。

2月8日未明、赤坂のホテルニュージャパンで火災が発生し、宿泊客33人が死亡、34人が負傷する惨事が起きた。

その騒ぎが納まらないうちに、翌日、2月9日、午前8時47分頃、福岡発羽田行きの日航350便(DC8型機)が、羽田C滑走路300メートル手前で突然失速し、東京湾に墜落した。

 乗客・乗員174人の内24人が死亡、150人が重軽傷を負った。このときは、機長が着陸態勢にある飛行機のコクピット内で、いきなりエンジンを逆噴射したため、機体の速度が急激に低下して、当然、揚力を失った飛行機は、滑走路の手前の海の中に突っ込んだのである。2月8日が満月だった。


また、羽田沖では、そのずっと前にも同じようなことが起きている。

 1966年、2月4日午後7時、札幌雪祭りを楽しんだ観光客ら128人、乗務員7人の計135人を乗せた千歳発東京羽田空港行き、全日空ボーイング727型機が羽田空港着陸直前、羽田沖東方15キロ付近で墜落、全員が死亡した。

日本の航空史上はじまって以来最大で、一機としては当時、民間航空史上最大の大惨事であった。この日も満月だった。


 1969年、2月5日午後9時ごろ、福島県郡山町熱海町磐光ホテルの1階大広間の舞台裏の 控室で、出演準備中のショーダンサーが小道具のベンジンを浸したタイマツを石油ストーブの脇 に置いていたため出火し、それが舞台緞帳に燃え移った。

同ホテルは全館暖房を行っており、館内は乾燥状態にあり、緞帳に移った火は本館天井部分で拡大し、ベニア天井、大ふすま等に急速に延焼し、さらに本館と付属観光施設である磐光パラダイスとの防火区画が不十分だったこと、パラダイスの2階屋根が破損していたこと等から本館大広間の天井裏で蓄積された火勢が一挙にパラダイス側へ延焼拡大した。宿泊客295人のうち30人が死亡、また41人の負傷者を出した。満月だった。


◆その他、記憶に新しい事件・災害・犯罪

 

1995年1月17日の阪神・淡路大震災は満月だった。

 同じ年、3月20日、オウム真理教が地下鉄サリン事件を起こしたのは、満月の2日後だった。

2003年3月20日、イラク戦争をアメリカが始めた日も、満月である。


最も記憶に新しいところでは、新潟中越地震は、満月の3日前に起きた。

スマトラ島沖地震が起きた、昨年12月26日は、満月だった。


◆今年の2月9日は新月だった
 

 前日か当日にこの話を書こうかと思ったが、敢えて今日書くことにしたのは、うっかり、このような話を書くと、心配性の人には負の自己暗示がかかってしまい、良くないと思ったからである。


◆月に関しては、ここが一番

 日本のみならず、世界中に「天文サイト」はそれこそ、「星の数」ほどあるけれども、日本語のサイトで、「月」に関して、ありとあらゆる事がわかるところといえば、The Moon Age Calendar に尽きるであろう。

このサイトでは、月の科学的な研究の成果など、相当専門的なことまで立ち入っているが、一つ興味深いのは、月齢と交通事故との相関関係について、随分労力を費やして、統計的に論じているところである。


◆月は人体に影響を与えるか。

 

 地震は、月の引力と地殻変動ということで何となく分かるが、事故が多いということは、どういうことか。

 満月や新月の日には、人間の精神状態がそれ以外の日と異なるのであろうか?

"Yes"と、断言しているのは、米国の精神科医、アーノルド・L. リーバーという人である。彼は、著書、月の魔力の中で、「月はその引力により、満潮・干潮を引き起こす。人間の体内水分は80%。生体にも潮汐作用が起きているのではないか。この「生物学的な潮汐」こそ、人間の行動と感情の鍵であり、このリズムを通じて生命体は宇宙と結びついている」という「バイオ・タイド理論」を真剣に提唱している。 賛成するしないは別として、面白い本だと思う。


◆理論はともかく、経験的には同感である。

 

私は、この本を読む前から、なんとなく気づいていた。

うつ病になってから、治りかけているのに、ときどき妙に理由もなく極度の抑うつ状態になることがあった。

 あるとき、日記と、月齢を調べるソフト(、The Moon Age Calendar から無料でダウンロードさせてもらえる)を照合していたら、「あっ」と声をあげそうになった。

抑うつ的になるのは、満月か新月の日ばかりだったのである。


 

それに、為替や、債権のディーラーの世界ではとっくの昔から云われている。今はどうか分からぬが、以前は「満月の日はボンド(米国長期債)が買われる」とか、月ではないが、「太陽黒点が増えると円安になる」とかよく云われたものである。無論それだけで儲かるという訳ではない。


◆要注意日を知っておくのは悪くないだろう。

 

多分、まったく、影響を受けない人もいるだろうし、私よりも大きく影響を受けている人がいる可能性も否定できない。

いずれにせよ、自分の「要注意日」を知ることが出来ると、少し行動を控えめにする、等対策を講じることが出来るので、占いよりは、だいぶあてになると思う。


2004年02月10日(火) 物事の軽重を考えよ。小泉首相の学歴詐称疑惑と、公約を守らないのとどちらが重大なのだ?

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