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JIROの独断的日記
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2006年05月12日(金) 「陸自契約の民間車両、路上爆弾で大破…サマワ」←「陸自の荷物を運んでいるのは民間会社だ」と、私は過去3回警告した。

◆記事:陸自契約の民間車両、路上爆弾で大破…サマワ

防衛庁によると、陸上自衛隊が復興支援活動をしているイラク・サマワ市の東約30キロのヒドル市付近で、11日午後2時ごろ(日本時間同日午後7時ごろ)、

陸自が契約している民間業者のトラック1台が爆発物によって大破した。トラックは数台で車列を組み、陸自の食料を輸送中だった。人的被害はなく、路上爆弾による攻撃と見られる。

額賀防衛長官は12日午前の記者会見で、「車両が爆発物に接して破壊されたと報告を受けている。

被害状況などは調査中だ」と述べた。(読売新聞) - 5月12日12時14分更新


◆コメント:私は「陸自は早く撤退しろ」と、少なくとも過去に3回書いた。

サマワに建設した陸上自衛隊の宿営地の敷地は、何と東京ドームが16個も入る広さがある。最初にこの宿営地を建設するのに377億円の税金が使われている。

これはイニシャル・コスト(初期費用)である。宿営地には3か月交替で日本各地の陸自が駐屯する。

500人もいる。当然、自衛官の食費をはじめ、色々なランニング・コスト(維持費)がかかる。

また、サマワでの任務を命ぜられた自衛官には1日2万5千円の特別手当が付くという。一体今まで、どれほどの税金をサマワに投じたのか?

カネの話はさておき、政府は勿論自ら発表しないし、マスコミも知っているくせに報道しなかった事実が、引用した記事で遂に明らかになった。

イラクでは日本の民間企業が物資を運んでいたのだ。


◆陸自の荷物を運んだのは日本の運送会社なのだ。

読売新聞は「陸自契約の民間車両」と何気なく書いて、深く追及していないが、これは大問題ではないのか?

人道復興支援活動に何故自衛隊が赴くことになったかと言えば、もしかすると戦闘状態に陥るかも知れないからだ。

万が一、何物かの攻撃を受けたときに、丸腰(武器を持っていないこと)の民間人では、防戦出来ない。

だからこそ、「自衛隊」なのだろう。ところが、最初宿営地を建設するときに、クウェートから陸路サマワに向うときに荷物を運んだのは、

日本人なら誰でも名前を知っている運送会社なのだ。

イラクに自衛隊を派遣する前にも、派遣してからも、政府はそのことに一度も触れない。


◆何故、民間企業を利用したことを黙っていたのか?

バレるとヤバいからである。

だってそうでしょう?

もしかすると、火器を使用しなければならないところへ自衛隊を派遣すると言いながら、民間企業に荷物を運ばせていたのである。勿論会社は「商売」として引き受けたのだが。

わざわざ危険を冒して、巨額を投じて、民間人を危険に晒して、サマワにいく価値があったのか?

そのように、私は以前から考えていた。遂に昨日、民間の車両が爆発によって大破した。

死者が出なかったから良いと言うものではない。それは、結果論だ。

たまたま運が良かったのである。

下手をしたら、自衛官ではなく民間人、一般国民がイラクで死ぬところだったのだ。

そうまでして、米国に追従するのか。

日本国民の「平和的生存権」よりも、ブッシュのアホの機嫌を取る事の方が大切なのか?

アメリカは日本の国連安全保障理事会常任理事国入りに反対したぞ?

散々日本にカネを出せ、自衛隊を派遣しろと強要しておいて、である。


◆早く撤退しろ。

民間運送会社が雇われていることを、私は過去、少なくとも3回書いた。

2004年05月10日(月)  「テロの脅威と闘う350キロ=陸自、派遣部隊のコンボイ警備」コンボイって日本の民間業者なんですけど・・・。2005年06月23日(木) 「自衛隊が標的」と断定 サマワのイラク軍司令官←日本が法治国家なら、自衛隊は引き揚げるしかない。2005年10月07日(金) 「防衛庁長官、第8次部隊に編成命令=イラク派遣延長へ」 撤退するのに3ヶ月かかるのですよ? をご参照頂けると有難い。

だから、危ないと言っただろう・・・小泉さん。


2005年05月12日(木) 18歳少女に首輪、監禁104日…24歳男を逮捕←「被害者」にも問題があることは明らか。
2004年05月12日(水) 全国紙のみならず、北海道新聞から沖縄タイムズまで今朝の社説は「年金」。一つの事しか見えなくなる国民性。
2003年05月12日(月) <睡眠指針>「昼寝は午後2時が理想」厚労省が“快眠のこつ” 日本でも「シェスタ」の時間を作るの?

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