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JIROの独断的日記
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2004年05月10日(月) 「テロの脅威と闘う350キロ=陸自、派遣部隊のコンボイ警備」コンボイって日本の民間業者なんですけど・・・。

◆記事1:テロの脅威と闘う350キロ=陸自、派遣部隊のコンボイ警備

【サフワン・サマワ(イラク南部)10日時事】イラクで米軍をはじめとする駐留連合軍の車列が相次いで襲撃される中、イラク南部サマワで活動している陸上自衛隊は、宿営地に物資を運ぶ業者の車列を護衛するため、クウェート〜サマワ間の約350キロを、テロの脅威と闘いながら往復する過酷な任務を続けている。


◆記事2:首相、小樽運河を視察 「気分転換になった」

小泉純一郎首相は8日、北海道の酪農場や食品会社など地場産業の現場、構造改革特区、観光名所の小樽運河周辺などを駆け足で視察した。

 地域再生、観光振興に取り組む内閣の姿勢を印象付けることで、参院選に向けた支持拡大を図るのが狙い。

 ただ国民年金保険料未納をめぐる福田康夫前官房長官の辞任直後だけに、首相は「永田町とはまったく違った、さわやかな自然に触れて気分転換になった」と記者団に強調した。


◆コメント:宿営地への貨物運搬には、日本の運送会社も雇われている。なぜ、報じない?

上の記事で、さりげなく「宿営地に物資を運ぶ業者」と書かれている。不思議に思いませんか?ほとんどの人は、自衛隊が全部自分でやっていると思っているだろう。

しかし、実際には、民間の運送会社が雇われているのである。なぜ、このことがあまり知られていないかというと、私の想像でしかないが、民間人を自衛隊のイラク派遣に巻き込んでいることが広く世間に知れ渡ると、うるさいことになるから、報道を差し控えるように、マスコミに圧力がかかっているのであろう。一度、週刊文春がこのことを取り上げていたが、ほかのマスコミ各社は見て見ぬフリをしているのだろう。根性が無い。

自衛隊を海外に送ることに関して、小泉首相や派遣賛成派は、「危ない場所に行くのだから、いざとなれば武器を使うことができる自衛隊が行くのだ」という説明をしていたはずである。じゃあ、丸腰の民間人を使うことは、一体、どう説明するんだ。

全く、業者もその家族もかなわんだろう。会社の業務命令とあらば、日本のサラリーマンは従うからね。なんだかんだいっても従わざるを得ないのだよ。仕事なんだから。サラリーマンをやってみれば、わかるよ。

自衛官は派遣されていることが世間に認知されている分、まだ、心情的に救われる部分があるかもしれない。運送業者は、命がけでイラクに行っていることを、殆ど誰も知らない。これで、テロにでも遭ったら、死んでも死にきれないよ。そのとき、政府はどのように責任をとるのか。恐らく隠蔽するのだろうな。

小泉首相は、このように厳しい現実を直視せず、小樽で気分転換をしてきたそうだ。なるほどね・・・。結構ですな。でもね。サマワの状況確認を忘れないで頂きたいですね。


2003年05月10日(土) 宜保愛子さん逝去。 「死後の世界」は・・・
2002年05月10日(金) 危機管理

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