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JIROの独断的日記
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2005年04月07日(木) 「日本、また長寿世界一 WHOが世界保健報告」 勘違いしてはいけない。今長生きしているのは、昔の人だ。

◆記事:日本、また長寿世界一 WHOが世界保健報告
 

 【ジュネーブ7日共同】世界保健機関(WHO)が7日発表した2005年版の「世界保健報告」によると、平均寿命が世界で一番長い国は日本で82歳だった。

男女別では、日本とモナコの女性が85歳で最長寿。男性も、日本はスイスやスウェーデンなどと並び78歳で最長寿だった。

 日本は前年版報告に続き世界最長寿国。

 調査は03年に実施。平均寿命は世界192カ国中、80歳以上だったのはフランスとスペインに挟まれた小国アンドラやオーストラリアなど13カ国だった。

 だが、アフリカの26カ国とアフガニスタンの計27カ国は50歳未満だった。最も平均寿命が短いのはスワジランドの35歳。

 今年の世界保健報告は「すべての母子を大切に」をタイトルに、乳幼児と、妊娠や出産に伴う女性の死亡率を低下させる必要性を強調している。

(共同通信) - 4月7日12時51分更新


◆コメント:単純に喜ぶニュースではない。

 

 日本は長寿世界一だそうだ。

さほど、喜ばしいニュースではない。

どんどん少子化が進んでいる。年寄りは死なない。

ということは、やがて、年寄りばかりの国になるではないか。


◆家の密閉度が高まったこと。救急医療の進歩。

 

 長寿の原因は色々あるだろう。医療の進歩、住環境の向上が寄与している部分も大きいだろう。

住環境云々とはどういうことかというと、昔の家というのは、寒かったんだよ。

 東京の冬は寒い。北海道はむしろ初めから寒いことが当たり前なので、暖房に関する工夫が発達している。

 それに比べると、東京は中途半端な緯度にある。

日本家屋は、元来、密閉性に欠ける。東京だと、雨戸(北海道には雨戸というものが無いのだそうだね)という、木の引き戸の内側にガラス戸というのがあったが、サッシが出来るまでは、隙間だらけだったのだ。

だから、冬の朝なんか、本当に寒い。暖房器具もエアコンとか、石油ファンヒーターなんて無い。石油ストーブとこたつぐらいである。

部屋の中は暖かくても風呂場はふるえるほど寒い。

 この温度差で脳溢血で死ぬ人が多かった。

 密閉度が向上し、家の中での温度差が少なくなったおかげで、脳血管障害や循環器系の急死が減ったことは間違いない。

救命救急医療の発達も平均寿命世界一に貢献しているだろう


◆何と言っても、今長生きしている人は、和食中心なのだ。

 

 日本は長寿世界一だと言っても、今長生きしているのは、当たり前だが、昭和一桁、大正、明治生まれのひとたちだ。

この世代の人々が子供の頃は、言うまでもなく、ファストフードなど無かったし、今ほど肉や脂っこいものは食べない。穀類と、野菜と魚が中心だった。

今は、日本人の食生活は欧米化しており、子供の頃からケンタッキー・フライドチキンやら、マクドナルドやら、ポテトチップやら、コーラやら、動脈硬化や、糖尿の原因になりそうなものを食べている。

だから、今の若い人は、今のお年寄りほど長生きしないと思いますよ。

和食だけくっていれば、コレステロールなんか過度に増えようがない。

 また、昔は今のようにエアコン、特に冷房などなかった。だから夏の暑さは我慢するしかなかった。

今は、「夏バテを防止する方法」が毎年、至る所に掲載される。しかし、夏バテは必要なのだ。

夏バテで、食欲がなくなり、脂っこい物は食べられなくなり、素麺か何かで済ませる。

 カロリー摂取量は著しく減り、身体は、体脂肪をエネルギー源として消費した。

 だから、昔はもの凄く太った人が少なかったのだ。コレステロールも中性脂肪も増える余地がない。

 生活習慣病なんていうのは、要するに、贅沢病というか、食い過ぎなのである。

 そう。日本人は、味覚が素晴らしく、美味しいものを何でも作れてしまう。これが仇になるだろう。

 美味しいものばかりたべて、快適な住居に住んでいる今の日本人は、どんどん生活習慣病が増え、短命になるのではないだろうか?

私の息子が小学生だった6年間、同級生の親父さん、皆私より若い人が5人ぐらい亡くなりましたけどね。皆、体格が良い、というか、体脂肪率が高そうな人でしたよ。


◆昼飯を抜くと1年で10キロ痩せます。(但し「自己責任」で行うこと)

私も、コレステロール、中性脂肪が高く、太っていたので、これはやばいとおもい、ここ1年半ほどダイエットした。

どうするかというと、昼飯を食わない。

正確に言うと、昼飯時に食わない。

 但し、脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖だから、血糖値が余り下がると、作業能率が下がる。

 そこで、昼時には、缶コーヒーを一本だけ飲む。

 4時頃になると、かなり空腹になるので、おにぎりを1個だけ食べる。これを1年半の間、続けた。

 そうしたら、1年で、7キロ、1年半で、10キロ痩せた。

コレステロール、中性脂肪は正常範囲内に収まり、脂肪肝と言われていたが、肝機能の数値も正常範囲内に戻った。血圧も下がった。

これで、感覚的に分かったのだ。日本人は食い過ぎなのだ。

もっとも、私は医師ではないから、同じ方法を取ることを他人に薦めはしない。私と同じことをして健康を害しても私は責任を取りませんよ。

そういえば、ちょうど1年前に流行った言葉がありましたね。

「自己責任」でお願いします。


2004年04月07日(水) 「<虐待防止法>改正法が参院で可決成立 国民に通告義務など」中途半端な法律を作るんじゃねえよ。
2003年04月07日(月) 「米英軍、イラク大統領宮殿を制圧」分かった。それで、大量破壊兵器はどうなったの?

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