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JIROの独断的日記
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2004年04月07日(水) 「<虐待防止法>改正法が参院で可決成立 国民に通告義務など」中途半端な法律を作るんじゃねえよ。

◆記事:<虐待防止法>改正法が参院で可決成立 国民に通告義務など

超党派の議員立法による児童虐待防止法改正法が7日、参議院本会議で可決、成立した。児童の安全確保などに警察の協力が必要な場合、児童相談所に警察への援助要請を義務づけたほか、虐待があったと思われるだけで国民に通告義務を課す内容で、被害虐待児の自立支援を国、自治体の責務と明記した。3年後の見直しも付記された。

 改正法は、児童相談所が警察に援助要請した場合、警察も必要な時には対応に努めなければならないとしている。配偶者間の暴力を見せられることも「心理的虐待」と定義した。また、これまでは、虐待する親から強制的に引き離した場合に限り、親が面会などを求めても児童相談所長の判断で制限できたが、親の同意を得て保護したケースでも同様に制限できることとした。

 しかし、児童相談所による安全確認義務や一時的な親権停止の宣告、裁判所による親への指導などは見送られ、救出や親子支援の実効性に課題も残した。【児童虐待取材班】(毎日新聞)[4月7日15時3分更新]


◆コメント:手ぬるい。警察に強制介入権を付与するはずだったのに、見送られたのである。これは、野党が悪い。

私が保存している記事を読み返して見た。すると、一度は警察に強制立ち入り権を与えることにほぼ決まったのである。


「児童虐待防止法の改正作業を進めている自民党の小委員会(委員長・清水嘉与子参院議員)は17日、虐待する親が児童相談所の立ち入り調査を拒否し、一時保護しないと子供の生命に危険が及ぶ恐れがある場合、警察が強制的に屋内に踏み込める権限を盛り込んだ改正法案をまとめた。
 警察官の住居への立ち入り権は職務執行法にも規定があるが、児童虐待防止法に明記することで子供の保護をより確実に行えるようにする。(共同通信)[2月17日12時13分更新]」


ところが、これが結局見送られてしまったのだ。なぜかというと、野党が反対したからである。


「児童虐待防止法改正案を協議していた与野党は4日、親から調査を拒否された場合の警察官の立ち入り権限について、今回の改正案に盛り込むことは見送り、3年後の見直し規定の中に検討事項として例示する方向で最終調整に入った。警察官の立ち入りは与党案の目玉で、虐待で児童の生命に重大な危害が生じるおそれがあり、他の手段がない場合、警察官がかぎなどを壊して家に入ることを可能にする内容だった。
ところが与野党協議では、野党側から「警察官の権限を拡大し過ぎることには問題がある」と異議が続出。4日の協議の結果、民主党側が主張していた裁判所の令状に基づく立ち入りも含めて今回の改正案には盛り込まず、今後、具体化を進めるべき項目として与党、民主の両案を付則に書き込む方向でそれぞれ党内協議することで一致した。(読売新聞)[3月5日3時15分更新]」


何たることだ。バカもほどほどにしろ。今度法律を見直すのは3年後だ。それまでに何人、子供が虐待されようとも、ボケっとみているのか。

◆児童虐待は犯罪なのに、なぜ、現場に踏み込めないのだ?

暴力を振るうのは暴行罪。怪我をさせれば傷害罪、人を殺せば殺人罪である。その違法性は、被害者が大人であろうが、幼児であろうが、完全に同一である。

警察の本来の存在意義は、犯罪者を捕まえる以前に犯罪を防ぐこと、被害者を生じさせないことなのだ。明らかに、部屋の中で子供が泣き喚いて、暴行されているのに、警察官が踏み込めないなんて、そんな、バカな話があるか。緊急時には、警察官が住居に踏み込んで、多少のプライバシーが犠牲になるぐらい、やむをえないではないか。たとえ間違いだったとしても、間違われるぐらいの騒動を起こす奴が悪いのだ。


◆昨年、高校生に殺された森嶋祐樹ちゃんの事件を覚えていますか?

名古屋市昭和区で昨年十月、保育園児森島勇樹ちゃん=当時(4つ)=が 母親の交際相手の少年に暴行されて死亡した事件があった。

私は、この事件のことを考えると、気が狂いそうになる。

ひとつは、言うまでもない。この、いたいけな子供に対して、こともあろうに、死ぬまで暴力をふるいつづけた高校生のガキに対する憎悪である。こんなガキは去勢してしまうがよい。

もうひとつは、殺された森嶋祐樹ちゃんのあまりにも可愛そうな短い人生について考えるときである。祐樹ちゃんは、母の愛を求めていた。保育園で、「もっと、ママとお風呂に入ったり、ご本を読んだりしてほしいよ。」と悲しげに訴えていたという。

見かねた、保育園の保母さんが、この、おろかな母親をたしなめたところ、何度か、祐樹ちゃんのささやかな夢は叶えられた。翌日、保育園にやってきた祐樹ちゃんは、保母さんに、「昨日は、ママが、お風呂に一緒に入ってくれたよ!絵本も読んでくれたの!」と目を輝かせて、話したという。

今、私は、キーボードを叩きながら、本当に涙があふれてきてどうしようもない。

祐樹ちゃんの短い人生での幸せは、しかし、それで、終わってしまった。祐樹ちゃんは、犯人の高校生に乱暴されて泣きながら謝ったという。どんなに怖かっただろう。どんなに悲しかっただろう。どんなに痛かっただろう、苦しかっただろう。

こんなことがこの世で許されて良いわけが無い。今日の生ぬるい虐待防止法を作った国会議員どもは、能無しだ。祐樹ちゃんに思いをはせたとは、思えないのだ。

真面目にやらんか!


2003年04月07日(月) 「米英軍、イラク大統領宮殿を制圧」分かった。それで、大量破壊兵器はどうなったの?

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