外国為替証拠金取引
JIROの独断的日記
DiaryINDEXpastwill


2004年08月07日(土) 「平和主義が9条改正の前提 改憲論議で小泉首相」 小泉さん。日本語の意味、わかりますか?

◆記事:平和主義が9条改正の前提 改憲論議で小泉首相

 

小泉純一郎首相は6日午前、憲法改正論議について「平和主義、基本的人権の尊重、そういう前提で憲法9条改正の議論がなされるべきだと思う」と述べ、改憲論議でも平和主義の原則を守るべきだとの認識を示した。非核3原則についても「日本政府の基本方針だから、今後もこの原則を堅持していく」と強調した。

 イラク多国籍軍への自衛隊派遣に関しては「憲法の枠内で派遣している。自衛隊の諸君は人道・復興支援に日本国民の善意を代表して汗を流してくれている」と述べた。

 広島市で開かれた平和記念式典出席後、記者団の質問に答えた。(共同通信)[8月6日9時52分更新]


◆コメント:あの、気は確かですか?小泉首相?

 

これほど、訳の分からないことをいう人を世界第2位の経済大国の指導者にしておくことは、日本国民が国際的責任が問われても、仕方がないのではないだろうか?

 いちいち、指摘するのもアホくさいが、「平和主義」を前提にして「憲法9条を改正する」という。

平和主義を重んじるのであれば、憲法九条を改正して、以前から彼が述べているように、日本が集団的自衛権を行使できるようにする、という考え方は出て来ないはずで、これを日本語で、「矛盾」というのだということを小泉首相に教えてあげたい。

彼の一連の軍国主義的嗜好を表す発言は、首相が「平和主義」など重視していないことを既に、雄弁に物語っている。まあ、これ以上くどくど書く必要はないでしょう。


 

小泉純一郎という人は、多分、学生時代も勉強をしなかったし、代議士になってからもまともに勉強したことは全然ないのだと思う。

 昭和47年に総理大臣になり、後に、ロッキード事件で刑事被告人となった田中角栄は、兎に角カネをばらまいて派閥をつくり、日本列島改造論に基づき、日本中を高速道路で結ぶことを実行に移しはじめ、道路族議員はここから出てきたし、現在の政官財の癒着もこの頃からひどくなってきて、その意味では失策を犯したが、個人としての能力、政治家としての実務能力は驚嘆すべきものだったらしい。なにしろ、小学校しか出ていないのに、超エリートの大蔵や通産の役人が舌を巻くほど頭の回転が速く、記憶力がよく、なにより、もの凄く勉強していた。

 角栄がマスコミの取材を受ける時、彼は、その準備に全力を注いだ。相手が「朝日新聞」であろうが、「週刊プレイボーイ」だろうが、あらかじめ大体どんな質問か訊き、この前死んだ早坂茂三という秘書に、そのテーマに関するあらゆる法令、国会の議事録、など膨大な資料を集めさせ、もの凄い集中力で、これらを読んで頭にたたき込んだという。

 それは、何故かというと、政治家が国民に向けて、自らの政治的理念を説明すると云うことは、政治家として最も重要な政治行動の一つである、ということを、田中角栄は完全に理解していたからである。

 そして、対照的に、小泉純一郎内閣総理大臣というひとは、その認識が全くない。だから自民党の内部からでさえ、年金や自衛隊のイラク派遣に関して、首相の説明が不十分だった、などと言われるのである。国政、外交のあらゆる事に精通するのは無理としても、全ての分野に関して、ポイントは常に押さえておくのは、国政の最高責任者として当然のことであると思うが、小泉氏はとにかく自分が首相の座にいると言うこと自体が究極の価値なのだ。国政など、どうでもよいのである。

 今日の、中学生でも矛盾を指摘できるような、頓珍漢な発言を平然と発してしまうことが、その何よりの証拠である。恐ろしい国ではないか。日本というのは。


2003年08月07日(木) 益をもたらすPCウィルスなんていうのは、できないものなのかね?
2002年08月07日(水) 錯覚

JIRO |HomePage

My追加