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JIROの独断的日記
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2003年08月07日(木) 益をもたらすPCウィルスなんていうのは、できないものなのかね?

 コンピューター関連のニュースを読むと、毎日のように「新種のウィルスが拡がっている」という記事がある。まるで、コンピューターウィルスは自然界のウィルスと同じように、どこからともなく「自然に」発生するもので、それはいたしかたのないことで、こちらに出来るのは、如何にしてそれらに感染するのを防ぐか、ということだけのような書き方である。

 しかし、いうまでもなく、コンピュータウィルスは「人間が悪意を持って作ったプログラム」であって、世界のどこかには必ず犯人がいるわけである。インターネットの性質上、それは世界のどこからでも、どんなにはなれた場所にもばら蒔くことができるわけで、犯人の特定が極めて困難である事は、テクニカルなことに疎い、私のような人間でも容易に想像がつく。

 こうした事をする連中は必ず、人に迷惑をかけることを喜びとしている、いわば歪んだ自我の持ち主である。私はいつも、思うのだが、それだけの技術(ウィルスを作るのにたいした技術は必要ないらしいが)を持っているならば、何か世のため、人のためになる、「ウィルス」を作る奴が現れないだろうか?

 くどいようだが、私自身はプログラムが如何にして構築されて、動作するのか、などということはわからないままに、毎日パソコンを使っている。しかし、特に恥ずかしいとは思わない。科学技術とはそういうもの、つまり、理屈が分からない素人でも高度な技術の恩恵にあずかることができるものである。

 携帯電話を使っている人の中で、携帯電話の仕組みと、何故、それを使って離れている人と会話ができるかを電子工学的に、図面を引いて説明できる人は、何パーセントいるだろうか?

 少し、話が脇にそれたが、要は害をもたらすコンピューターウィルスではなくて、他人のパソコンを整備するようなウィルスを作ってやろうという人間が世の中に1人ぐらいいても良さそうに思う。

 そのウィルスは知らない間に他人のパソコンに入り込んで、スキャンディスクをして、壊れたクラスタを修復し、ついでにデフラグも済ませてくれる。不要なレジストリを削除し、そのPCのCPUに最適なタイムスライス値を設定したりしてくれるわけである。もちろん、個人情報を盗み取るなんて卑劣なことは一切しない。

 こうして、PCの持ち主が知らない間に、「あれ、何だかパソコンの動きが良くなってるぞ?」と不思議がる。それを見て自分がやりましたとは名乗らずに満足する。と、いうようなことをしようという、粋な野郎がいても良いと思うのだが・・・。

そう。こういうのを「粋」っていうんだよ。「スイ」じゃないよ、「いき」というのだ。


2002年08月07日(水) 錯覚

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