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JIROの独断的日記
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2004年01月09日(金) 「防衛庁が取材自粛を要請 自衛隊イラク派遣の報道で」 言論統制、大本営発表となりつつある。大変な事になった。

◆記事:防衛庁が取材自粛を要請 自衛隊イラク派遣の報道で

イラクへの自衛隊派遣の報道について石破茂防衛庁長官は9日、新聞、通信、放送各社の報道責任者に対し、派遣の日程や隊員の安全にかかわる報道を自粛し、現地取材を極力控えるよう申し入れた。

省庁が「公式」な形で報道機関に自粛を要請するのは異例。「(報道が)防衛庁の円滑な業務遂行を阻害すると認められる場合は、事後の取材をお断りすることになります」としている。

各社は既に、陸上自衛隊が派遣される予定の南部のサマワやバグダッドなどで取材活動を行っている。

配布された防衛事務次官名の文書は、派遣部隊の時期や規模、緊急時の隊員の対応について取材、報道が過熱しているとした上で、報道関係者や隊員の安全確保などを理由に自粛を要請した。(共同通信)[1月9日17時30分更新]


◆コメント:これでは、62年前に逆戻りじゃないか?

私は今日、腸(はらわた)が煮え繰り返っている。

小泉純一郎と、石破防衛庁長官が自衛隊に派遣命令を出した。これは、何度も書いたように、日本国憲法を踏みにじる行為、太平洋戦争後の日本が、60年以上守ってきた、「日本人を戦場に送らない」という、日本国の至上命題である平和主義を踏みにじる行為である。こいつらは、国賊である。
自衛隊のイラク派遣に関して、自衛官はどう考えているのか?自衛隊員やその家族のWebサイトはごまんとあるのに、どこを見ても何もこの問題に触れていない。旭川の師団に所属する自衛官にテレビがインタビューしたら、「全体の士気にかかわるから、何かマスコミに訊かれても、何も答えるなといわれている」とはっきり云った。自衛官に言論の自由は無いのか?


日本国憲法 第二十一条【集会・結社・表現の自由、検閲の禁止、通信の秘密】
1 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
2 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

第十四条【法の下の平等、貴族制度の否認、栄典の限界】
1 すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない



現地取材を控えろということは、イラクへ行って実際には自衛隊が交戦状態に陥っても、テレビ、新聞はこれを報道できず、政府の発表しか情報源がないということになり、これは、太平洋戦争中に、国家が報道・言論を統制して、うそっぱちの大本営発表で、実際の戦況とは全く異なる内容を伝えていたのと、変わりがない。

すでに、今日の段階で、テレビの様子がおかしい。陸自先遣隊と、空自本隊に派遣命令が出たという、大ニュースが出たばかりである。特別番組を組んでもおかしくないような大事件だというのに、各局とも形ばかりの原稿を読んだだけ。すぐにあたりさわりのない、話題に切り替えた。どう考えても異常だ。国が圧力をかけているのだ。もはや日本に言論の自由はないのである。

そういう世の中が来ないようにするための、平和憲法だったのだ。その精神が理解できない奴は政治家を辞めろ。また、そういう政治家を当選させた有権者は責任を感じるべきだ。

アルカイダは、自衛隊が一歩でもイラクに足を踏み入れたら東京を攻撃するといっていた。日本人は死ぬ覚悟ができているのだろうか?こうなった責任は国民にあるのである。


2003年01月09日(木) アメリカを査察する計画。その後どんどん署名は増えているが、日本人が殆どいないのです。

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