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JIROの独断的日記
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2003年12月29日(月) 日本人の無愛想

いつも、ブッシュやアメリカ人をけなしているので、私があたかも全ての白人を蔑視しているようかに、思われるかもしれないが、そういうわけではない。

昔、NHKラジオの「英語会話」で"Everything is relative"という表現が英語で一つの決り文句になっていることを知った。全ては相対的であるというこの言葉が示すとおり、各国の国民性には短所も長所もある。

日本人は勤勉で礼儀正しいと言われてきたが、一方で大きな短所として、無愛想。人を褒めるのが下手。自分の意思を伝えるのが下手。というのがあるとおもう。要するに、以心伝心の世界だ、とか言って、声を出さない程度が異常である。

会社で朝、挨拶するときももう少しおっさん達、はっきり「おはよう」といえないものか。若い人に用事を頼んでそれがたとえ、コピー撮りというような単純労働でも、出来上がったら、「どうもありがとう」とはっきり言うべきではないか。風邪で1、2日同僚が会社を休んだ後で、出勤してきたら、上司は「具合はどうだい?今日は無理しないで早く帰れよ」ぐらい言ったって、いいじゃないか。いつも一生懸命に働いているのだから。

街を歩いているときも、人とぶつかったら、「失礼しました」というと、随分相手も自分も心が落ち着く。黙っているからカリカリするのだ。

英国に駐在していた頃、今まで挙げたようなことはイギリス人の方が上手だと思った。職場でなにか、相手に資料を持っていっただけで、"Exellent!"とか"Brilliant!"とか、"Superb!"などという、ちょっと大袈裟ではないかと思われる形容詞を惜しみなく使う。大袈裟かもしれないが、言われて怒るバカはいないのである。感謝されれば嬉しいのが人情というもので、それは洋の東西を問わない。

日本はみんなブスっと暗い顔をしているが、これは、意識的に西洋人のまねをして、気軽に声を掛け合うようにすると、劇的に改善するのではないかと思う。


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