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JIROの独断的日記
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2003年12月30日(火) 無名の人々に、感謝。

相対性理論のアルバート・アインシュタインの言葉に、「私は、自分の肉体的・精神的生存のほぼ100%が、他人の労働によって保たれているということを1日に100回は自分に言ってきかせる。」というのがある。

全くそのとおりである。今年の仕事が終わったといって、暖房の効いた部屋でくつろげるのは、その間も発電し、その電力を供給するプロセスを監視している人がいるおかげであるし、夕食を食べる事が出来たのは、数え切れないほどの食材を生産し、或いは輸入してくれる人がいて、それを調理するための水やガスも、電力と同様、365日、24時間、誰かが働いてくれているおかげで、私たちが使うことが出来る。

毎日着ていく洋服の素材を作った人。それを洋服に仕立てた人。それを流通経路に乗せて、我々が買えるようにしてくれた人。

通勤通学のときに乗る電車。鉄道路線という大掛かりな設備を作ってくれた人。電車の車体を作ってくれた人。もちろんその材料となる金属を加工してくれた人。電車を正しく運転してくれる人。ダイヤが乱れないように電車を発車させるために汗だくになっている駅員さん。

会社で、また、自宅でこうして使うことのパソコンを作ってくれた他人。電話網を整備し、管理してくれる人。

他人の病気を親身になって見てくれる医師。親切に世話をしてくれる看護士さん。

挙げだしたらきりが無い。世の中けしからん奴もいるが、我々が毎日を過ごせているのは、こうして、「誰かが、何かを、ちゃんとやっている」おかげである。「誰か」とは、世の中の無名の一般人である。世の中を支えているのは、芸能人でも、美人女優でも、スポーツ選手でもない。無名で、晴れがましい思いをする事も無いのに、黙々と働いている一般の人々ほど偉大な存在はない。

無名の人々に、感謝。


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