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JIROの独断的日記
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2003年11月18日(火) 日テレ視聴率操作/テロの脅迫に屈しないとは、自衛隊の派遣を示唆=違憲。/米大統領は「人類の脅威」

◆視聴率を上げるための戸別訪問なんて、タカが知れているだろう。

全く問題がないとはいわないが、菓子折りなり、現金を持ってモニター家庭を訪問したところで、ワイロを受け取った人間がそのとおりにするとは、限らない。そのとおりにしたところで、視聴率は0.00・・・%上がるだけだろう。それが、大きな社会的問題とは思われない。他のテレビ局は文句を言うだろうが、視聴者が何故怒るのか、私にはわからない。

初めに問題が明るみに出た翌日、日本テレビには、一般視聴者から、「信頼を裏切られた」という電話があったそうだが、世間の人々はテレビを見るときに、視聴率を見て、どの番組を見るかを決めるのだろうか?私はそんなことは考えた事も無い。

戸別訪問よりももっと大きな問題は、民放というのは視聴率を上げるためにはなんでもあり、の世界だ、ということ。はっきり言えば「ヤラセ」が日常茶飯事なのである。ヤラセとは、虚偽の映像を真実として伝えているわけであるから、こちらの方が、よほど大きな問題である。

それでは、何故、どの局のヤラセも問題にならないかというと、皆、やっているからである。他人の局のことはバラさないから、うちのこともバラさないでくれよという暗黙の了解がある。

◆TBSには他局のことを非難する資格は無い。

TBSというテレビ局は、かつて、オウム真理教の信者にオウム被害者の会の弁護を担当していた坂本弁護士の映像を見せた。これがきっかけとなり、オウムは坂本弁護士一家をなんと、赤ん坊まで首を締めて殺して埋めた。

他のマスコミがこれをすっぱ抜いて、TBSの何とか局長は国会に参考人招致だか、証人喚問だか忘れたが、とにかく、召還されて質問を受けた。そのとき、社内の調査によれば、オウム信者にビデオを見せた事実はない、とウソの証言をした。

最終的には、やはり、見せていたことが分かった。これこそ、永久に取り返しがつかない失態である。しかも、ウソをついてその事実を隠そうとした。

本来ならば、今もなおTBSという放送局が存続している事自体がおかしいのである。あの事件の全貌が明らかになったときに、この会社は解散すべきだった。

小さな問題で大騒ぎをして、大きな問題の存在を隠そうというのは、人間がしばしば行う、姑息な行為である。

◆小泉が「テロの脅迫に屈しない」というのは、自衛隊をまだ派遣するつもりでいる、という意味であり、それが、問題なのだ。何故なら、違憲だから。

全く、世論は単純だな。テロの脅迫に屈しないのは当然・・・か。なるほどね。

テロの脅迫に屈しないということは、アメリカの後方支援のために、自衛隊をイラクへ派遣するということなのである。それが、何故いけないか。ふう、何度も書いたのだけどな・・・・

アメリカがイラクを武力攻撃した事は国連決議を経ていない、違法行為なのである。違法行為を支援してはいけない。

11月12日に書いたとおり、アーミテージ国防副長官や、サンチェス司令官の発言からみて、アメリカはいまだに、イラクと戦争状態にある。戦争の当事国である同盟国を後方支援することは、日本国憲法が禁止する集団的自衛権の行使になる。違憲である。だから、憲法を改正しないかぎり、許されない。 ということなのです。



●新しい記事を発見した。

◆記事:米大統領は「人類の脅威」 ロンドン市長、口極め批判

【ロンドン18日共同】18日付の英各紙によると、ロンドンのリビングストン市長はブッシュ米大統領の訪英前日の17日、同大統領を「地球上の生命に対する最大の脅威」「彼の政策は人類を絶滅に導く」と述べ、口を極めて大統領を批判した。

公式訪問する一国の大統領を、首都市長がこうまでこき下ろすのは異例中の異例。ブレア首相の労働党を除名された過去を持つ反骨市長ならではの突出発言となった。

市長はさらに「ブッシュ氏を米大統領とは正式には認めない。彼は公式には選出されていないからだ」と発言。民主党ゴア氏との大接戦となった2000年米大統領選で、勝敗が明確でなく連邦最高裁の異例の判断を求める事態となったことに言及した。(共同通信)

◆所感:全く同感である。

イギリスはブレアがアメリカに同調してイラク戦争に参加したが、イラクの脅威を強調するために情報操作を行っていた疑いが濃厚となり、ブレアは集中砲火を浴びた。しかも、アメリカはそんなブレアはもう用無し、とばかりに冷たくあしらっている。英国民はもともとアメリカ人をバカにしているが、そんなアメリカ人にコケにされて、非常に怒っているのである。

イギリスの事情はさておき、ロンドン市長が言う事は大変尤もである。世界で最も多くの種類の大量破壊兵器を保有している国家は言うまでもなくアメリカであり、そのような危険な国を統治する最高責任者は論理的に物事を考える事が出来ない、愚者なのである。正しく世界で最も危険な人物であり、人類にとって最大の脅威であることは間違いない。


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