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JIROの独断的日記
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2003年11月17日(月) 「テロの脅しに屈しない=小泉首相」←屈しないで、国民を守れるほど、日本はセキュリティが強固なのかよ。

◆記事1:自衛隊派遣なら東京でテロ アラブ紙にメールで声明

国際テロ組織アルカイダと名乗る組織からロンドン発行のアラブ紙に16日、自衛隊をイラクに派遣すれば自爆テロは今後日本の首都、東京の中心でも起きると警告する声明が電子メールで届いた。フランス公共ラジオが伝えた。

声明はアルカイダ系の組織「アブハフス・アルマスリ旅団」名で「殉教作戦(自爆テロ)は米国内外で今後も続く。犯罪人ブッシュ(米大統領)と、アラブおよび外国のその従者、特に英国、イタリア、オーストラリア、日本に告ぐ」と名指しし、「死の車はバグダッド、リヤド、イスタンブール、ナシリヤ、ジャカルタに限らない。圧制の首都の中心で、(自爆テロを)自分たち自身の目で見るだろう」と自動車爆弾によるテロを警告した。

さらに「アラーの戦士に踏みつけにされたいのであれば、イラクに行くがよい。われわれの攻撃は東京の心臓部に届くであろう」と、自衛隊の派遣をけん制した。(共同通信)
                                 [11月17日14時42分更新]

◆記事2:「テロの脅しに屈しない=小泉首相」

小泉純一郎首相は17日昼、テロ組織アルカイダがサウジアラビアの週刊誌に寄せたメッセージで日本がイラクに自衛隊を派遣すれば東京に攻撃を加えると警告したことについて「全世界、所構わずテロの脅しを掛けてくる。この脅しに屈してはいけない」と述べ、きぜんとして対応する考えを強調した。首相官邸で記者団の質問に答えた。


◆所感:小泉さん。あんた、宰相なんだから、ハッタリだけじゃ困るんだよ。

アルカイダは本気であろう。11月13日に書いたとおり、ウサマビンラディンは、アメリカを支持する日本も攻撃の対象になると宣言している。イタリア、ポーランドなど、他の国はすでに被害に遭っている。これらは、いずれもイラク領内でのできごとであったが、今月4日、東京に潜伏していたアルカイダのメンバーがいた事がわかった。次の記事を読まれたい。

◆記事3:「アルカーイダ」日本潜伏 警視庁が逮捕、強制送還

イスラム過激派の国際テロ組織「アルカーイダ」の軍事訓練を受けたとされるパキスタン国籍の男(二九)が、入管法違反(不法滞在)容疑で警視庁公安部と尾久署に逮捕されていたことが四日、分かった。男はアルカーイダの米国内の関係先と電話で連絡を取っていた。米中枢同時テロ以降、アルカーイダの日本潜伏が確認されたのは初めて。男は強制送還されたが、警視庁は引き続き、アルカーイダの日本国内での活動の実態解明を進めている。

男が使用していた携帯電話からは複数回にわたって米国・カリフォルニア州内のオフィスへ電話をかけた記録があった。

米情報当局に照会したところ、このオフィスからは過去複数回、アルカーイダのナンバー3とされるアブ・ズベイダ容疑者や、イスラム原理主義組織「ジェマ・イスラミア(JI)」のインドネシア・ジャカルタ事務所と通話があったことが判明。男とアルカーイダの深い関係が確認されたという。

◆所感(つづき):アルカイダは既に日本に潜伏している可能性が高い。

記事3に書かれているパキスタン国籍の男は強制送還されたとはいえ、その他にも、日本にはまだアルカイダのメンバーが潜んでいると考える方が自然である。しかも、アルカイダのかなり上層部と連絡を取り合っているらしい。

まだ、犯罪を起こしていないが、何かをしでかしそうな危険な人物や団体をマークするのは警察の中でも公安という分野の人々である。公安とスパイの攻防がどのようなものかを知りたければ、麻生幾(あそう・いく)著「ZERO」幻冬舎文庫(上・中・下)でも読めばいい。

公安警察は勿論、より詳細な情報を持っているだろう。しかし、そんなことを全部国民に知らせたらパニックになるので、決して情報は外に洩れないし、マスコミも、見て見ぬふりをしている。本当は、地獄が迫っているのかも知れぬ。

映画でも、小説でもなく、現在、東京都民の生命は危険に晒されつつある。今までのアルカイダの言動と行動を観察・分析すれば、東京でテロを行う準備は確実に行われていると見てよい。

小泉首相は、「脅しには屈しない」といっているが、本気で言っているのであれば、バカという以外に言葉を知らぬ。この言葉によって、また、アルカイダを刺激している。脅しに屈しないなら、絶対に国民を守れるのか?都心部の警戒体制は今日も何の変化も無かった。

私にとってこれは、他人事ではない。何故なら、私の勤め先は、まさに東京の中心部にあるからだ。これからは、死を覚悟して働かなければならない。

私は、今年の初めから、アメリカがイラクを武力攻撃する事に対しても、日本がそれを支持することも、自衛隊をイラクへ派遣することにも反対だと繰り返し述べてきた。それは、過去の日記を読んで頂けば、わかる。

しかし、戦争好きのアメリカ人と、アメリカの機嫌をとっていれば、自分の首相という地位は安泰だと考える人物と、彼の政権を支持する人々のおかげで自らの生命が危険になってきた。これで死んだら、私の息子はどうなるんだ。

 小泉、無責任なことを言うな。


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